水俣条約の水銀削減対象からワクチンに含まれる水銀(チメロサール)が外された理由

2013年10月20日付でJPHMAホメオパシー新聞を発行した直後に、チメロサールと水俣条約について、海外のインターネットニュースが大事な情報を発信していましたので紹介します。さらに、この大切な問題を詳しくみていきたいと思います。この他にもさらに深くこの問題を理解するために必要となる情報を追加でお伝えします。

また、本記事内容を詳しく理解するためには、2013年10月20日付JPHMAホメオパシー新聞「【検証①】ワクチン推進派「予防接種は「効く」のか?」「ワクチンに含まれるチメロサール程度の量で水銀中毒になったり、自閉症になるという生物学的な妥当性はないのです」という大嘘」(http://news.jphma.org/2013/10/jphma-f528.html

および、「『予防接種トンデモ論』や『それでもあなたは新型インフルエンザワクチンを打ちますか?』など由井会長の著書を名指しで批判している書籍が出版されています。ここではそのような批判が正当なものかどうかを検証したいと思います。」http://news.jphma.org/2013/10/post-dfef.html

も併せてお読みください。

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はじめに

今回の記事では、ごく少量でも大変強い毒性を持つ水銀、特に直接人体に予防接種という形で注入されるチメロサールという水銀化合物について見ていきます。本来、健康のことを考えると真っ先に規制されてもおかしくない毒物です。しかし、2013年10月に熊本県で行われた国際会議で、このチメロサールという毒物が、水銀使用削減の国際的協定である水俣国際条約で削減の対象から外されてしまいました。この人類の健康にとって大変重要な人体の水銀汚染の問題の背景を、残念ながら国内の主流メディアは全く報道しませんでした。しかしこれは私達、そして子孫の健康に関わる重要な情報ですので、命を大切にするためにも、ぜひ知っておく必要がある情報だと考え今回、JPHMAホメオパシー新聞で取り上げます。

海外のインターネットメディアはどのように報道しているか。

利権からは一歩離れた視点でこの問題についての重要な情報を発信している英文インターネットニュースに、「ナチュラルニュース」があります。その「ナチュラルニュース」の配信情報から3つの記事を読めば、予防接種に使用される水銀の問題点をうかがいい知ることができるでしょう。もちろんこれらの情報も鵜呑みにすることは、適切ではないと考えますが、様々な情報やヒントを与えてくれる貴重な記事です。

▼Global treaty demands mercury reduction in mining, but not in vaccines or dental fillings (Natural News, October 20,  2013)
国際条約では鉱業における水銀低減を要求しているが、ワクチンや歯の詰め物に対する規定はない。(2013年10月20日 ナチュラルニュースより)

英文リンク
http://www.naturalnews.com/042594_mercury_reduction_vaccines_dental_fillings.html#ixzz2j4OCfqst

日本語リンク

http://jphma.org/fukyu/mercurialism_131112_1.html

▼Vaccine industry in panic over global effort to remove all mercury from vaccines
(Natural News, March 11, 2013)
ワクチン産業は、ワクチンの水銀を完全に除去しようという国際的な動きに対してパニックになっている。(2013年3月11日 ナチュラルニュースより)

英文リンク
http://www.naturalnews.com/039438_vaccines_mercury_thimerosal.html#ixzz2iswBTVNS

日本語リンク

http://jphma.org/fukyu/mercurialism_131112_2.html

▼Why you need to know about the Coalition for Mercury-Free Drugs (CoMeD)
(Natural News, January 14, 2013)
“水銀を含まない薬のための連合”(CoMeD)について知る必要がある理由
(2013年1月14日 ナチュラルニュースより)

英語リンク
http://www.naturalnews.com/038675_coalition_mercury-free_drugs_vaccines.html#ixzz2iNcAn7VN

日本語リンク

http://jphma.org/fukyu/mercurialism_131112_3.html

また、水俣国際会議に先立ち英国で開催された国連の準備会議のプレスリリースが、この問題の背景を詳しく解説しています。水俣国際条約の準備会議として7月末から8月にかけて英国で行なわれた会合のプレスリリースは、ワクチン産業、WHOのロビー活動の構造を理解する助けになりますので、紹介させていただきます。

▼Thiomersal vaccines debate continues ahead of UN meeting(Thu, 25 July 2013)
【Press Release】The 11th ICMGP – International Conference on Mercury as a Global Pollutant
国連のミーティングを控えて、チメロサールのワクチンのディベートが続けられている
 第11回国際水銀汚染グローバル会議プレスリリース(2013年7月25日版)より

英文リンク
http://www.mercury2013.com/news/Thiomersal-vaccines-debate-continues-ahead-of-UN-meeting/12/

日本語リンク

http://jphma.org/fukyu/mercurialism_131112_4.html

WHOは、この問題についていかなる役割を演じたのか

次に、この水俣国際条約の規制対象からチメロサールを除外するために誰が動いたのかという問題があります。WHOのホームページを読めば、WHOがチメロサールについてどのように考えているかは明らかです。WHOのチメロサールについての解説や、チメロサールについてのホームページのQ&Aがいかに事実でない内容を語っているかは、2013年10月20日付JPHMA『ホメオパシー新聞』と合わせて読めば明らかです。WHOはホームページでチメロサールについて事実を伝えるのでなく、ワクチン産業の代弁者としてその必要性と安全性を宣伝しています。一体誰のための組織なのでしょうか。以下リンクのWHOのチメロサールについての説明とQ&Aを読んでみてください。

▼英文リンク

How to reduce human exposure from mercury sources


http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs361/en/

上記リンクの"How to reduce human exposure from mercury sources(いかにしして水銀の発生源からの人への曝露を少なくするか)"

の項の最後でチメロサールについてはWHOは以下のように解説しています。

チメルサール(エチル水銀)のような医薬品における水銀の使用は、いくつかのワクチンの保存料として使われているが、他の水銀使用のソースに比べ、とても量が少ない。そして、健康に対して害を及ぼす結果を示唆するエビデンスはない。

http://www.who.int/features/qa/77/en/index.html

上記のチメロサールQ&Aから事実と異なる部分抜粋

「すなわち、ワクチンに使用されているチメロサールの量が健康上のリスクを引き起こすことを示すエビデンスはない、ということです。」

「チメロサール含有の反復投与予防接種によって、現在、全乳幼児の少なくとも64%が、死亡率の高いジフテリア、破傷風、百日咳、B型インフルエンザという、4つの病気から守られています。2010年には、これらの病気を予防するチメロサール含有ワクチンを使用することによって、少なくとも140万人の子どもの死亡を避けることができました。」

▼日本語訳リンク(Q&Aは全文訳)

http://jphma.org/fukyu/mercurialism_131112_5.html

WHOのホームページに書かれたもう1つの嘘

さらに、Q&Aの中では、予防接種に関するもう1つの見逃すことができない嘘が書かれています。WHOは、チメロサール入りの予防接種を使うことで、ジフテリア、破傷風、百日咳、B型インフルエンザという4種類の小児病の流行を阻止し、毎年140万人の子どもが死なずに助かっているというワクチンメーカーの誇大宣伝そのままを掲載しています。

「チメロサール入りの4つの小児用ワクチンで毎年140万人の子どもの命が救われている」という表現は前述の国際会議のプレスリリース「Thiomersal vaccines debate continues ahead of UN meeting(国連のミーティングを控えて、チメロサールのワクチンのディベートが続けられている)」の中でも引用されるなど、さまざまなメディアや行政機関などが前提となる予防接種の著しい成果として、そして水俣国際条約では、チメロサールを除外することは必要という論拠や宣伝にしばしば使われています。

ところで、この水銀入りの4つの予防接種を仮に打たなくなれば、1年間に、140万人の子どもの命が奪われるという数字は本当でしょうか。どのように計算されたのでしょうか?

まず、この140万人という数字を実感していただくために、単純に世界の人口割りで、この人数を日本に当てはめてみると2-3万人程度になります。すなわち日本でこの4種類の小児病(ジフテリア、破傷風、百日咳、B型インフルエンザ)で、毎年日本で2-3万人の子どもが亡くなるという統計です。

もちろん発展途上国の方がかなりこれらの病気での死亡は多いのしょうが140万人という数字のスケールを実感してみてください。2-3万人とすれば、交通事故の犠牲者の何倍もの子ども、東日本大震災の犠牲者と同じくらい人数の子どもが、この4本の予防接種を打つことで死なずに救われているという数字です。もし、これが事実だとすれば、確かに予防接種は医学史上最大の功績、素晴しい技術かもしれません。しかし事実は全く異なります。

では、この4つの小児病の感染状況、死亡数の状況を先進国と言われる国々でのデータから確認していきましょう。

 ジフテリア

ジフテリアは「1990 ~1995 年、ソ連崩壊の経済混乱で接種率が下がったから大流行した」というストーリーで報道され国際的に大きな問題とされました。このジフテリアでの流行では4,000人以上が死亡しました。予防接種の接種率が下がったとことが流行の原因と報道されています。しかしなぜ接種率が下がったことが流行の原因と断定できたのでしょうか? 後の日本の先の大戦時の大流行も戦争で衛生、栄養状態が大変ひどい状況になったことが大流行の原因でした。ソ連はどうだったのでしょう。また、予防接種を打たなくなると大流行になると取り上げられたこの旧ソ連の事例ですが、それでも6年で4000人は年換算にすると750人の死亡です。WHOが年140万人の命を救っているという数字がこと、ジフテリアに関しては、いかに大きな数字かわかります。

ジフテリアと言えば、日本では、予防接種の普及とともに劇的に1945年以降、ジフテリアの流行が下がったという対数目盛のグラフがよくワクチンの宣伝に使われますが、1945年以前のグラフの数字も入れてみると、予防接種でジフテリアの流行が収まったというのは、グラフのトリックであることは以下のリンクを見て頂ければ明らかです。この対数グラフのトリックは、2005年に「社会医学研究.第23号」に、和気正芳氏(高エネルギー加速器研究機構)が掲載した「1948年ジフテリア禍事件の原因論」としてネットでも公開されています。
http://research.kek.jp/people/wake/diphtheria1948.pdf

▼ジフテリア統計図表の虚構

和気氏は、この論文で紹介されたグラフの解説として、以下のように記しています。「厚生省人口動態調査及び衛生局年報による数値で構成した。同じ統計の戦前部分を除外し、対数スケールで表したものが見かけられるが、それは戦後の急激な減少を隠し、予防接種の効力を意図的に誇張したものになってしまっている。」と解説しています。この件は和気氏の以下のリンクでも詳しく説明されています。
http://ltcopa.kek.jp/~diph/graphillusion.pdf

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しかも、日本でのジフテリアによる死者は1991年~2000年の10年間で2名です。米国では1993年以降、患者は出ていません。大流行のソ連で年750人です。これらの数字を140万人という数字と比べてみるとチメロサール、水銀入りのジフテリアワクチンで救われる命をWHOは年何人と計算しているのでしょう。

先程紹介した和気正芳氏は「社会医学研究.第23号.(Bulletin of Social Medicine, No.23 2005)」では、1948年京都・島根で起こったジフテリア予防接種事故、84名のお子さんが亡くなる大惨禍となった事件を解説し、GHQ占領下のためほとんど報道されなかったこの事件とグラフのトリックについて和気氏の共著『戦後史の闇と子どもたち ジフテリア予防接種禍事件』で詳しく解説しています。このように予防接種は一歩間違えば、さらに大変な惨禍になるリスクも知っておく必要があります。

WHOは、予防接種により救われた命をPRすることには熱心ですが、予防接種による様々な健康被害など負の面に焦点を当てることには大変消極的です。日本でも、1990年代のMMRワクチン禍、インフルエンザワクチン集団接種禍、今回の子宮頸がん予防ワクチン禍など、大きな予防接種被害が繰り返されています。

 破傷風

日本での新生児破傷風は1995 年の報告を最後にそれ以降報告されていなません。すなわち犠牲者ゼロです。そして、日本での破傷風患者の95%が30代以上の成人です。すなわち子供ではありません。アメリカでも破傷風感染が年40件くらい報告されている程度です。小児の破傷風に限りませんが、日本の渡航者などに配布される米国CDCの見解などをみると、破傷風と診断された感染者のうち1割が亡くなるとされています。先進国での破傷風による子どもの犠牲者はこのようにほとんど見られないのですが、発展途上国では50万人とか100万人の子どもが死亡とよく紹介されている文書を見かけます。本当でしょうか。

『震える舌』という破傷風に感染した子どもの悲劇を対象にした映画があります。全身の筋肉麻痺や強直性痙攣を描き、破傷風の恐怖を煽っているのではないかというすさまじい映画がありますが、本当に、あのような発作を起こす破傷風菌に感染して、年間100万人近くの子どもがなくなっているのでしょうか。そして、予防接種によって、100万人も助かっているのでしょうか。この50万人、100万人が破傷風で亡くなっているとする根拠はどこかにあるのでしょうか。今度は、逆にマクロから、この140万人という数字のスケールを見ていきましょう。

WHOとUNICEFの5歳未満児の死亡に関する世界規模の解析結果がLancet(2010; 375: 1969-1987)に発表されていますが、2008年、世界で推定880万人の5歳未満児の小児が死亡したとされます。そのレポートでは、死因は,肺炎,下痢,マラリア,敗血症などの感染症が3分の2以上600万人にのぼるとされています。140万人の命が救われたという数字は、880万人の小児の死亡者の1/6にあたります。

ここには、百日咳も、破傷風も、ジフテリアも、Hibという病名すらでてきません。WHOの、死者数でなく、このチメロサール、水銀入り4種類のワクチンにより救われた人数が140万人近くになるというという推計はどのような根拠に基づいてなされたのでしょうか。

 百日咳

2012年、百日咳が20年ぶりに英国で猛威をふるい全英国で10ケ月間に13人の乳児が死亡したことが発表されました。これが大きな流行での死者数の水準です。日本では小児科が報告する年間の百日患者数は1000~3000人程度で、感染したとされる人数の推定1~3万人であるが、軽症の人も多い。死亡率は諸説あるが衛生管理の行き届いた日本では、医者のかかるほど重症化した百日咳で0.1~0.2%の死亡率と推定されます。日本でも1桁人数の死者が出ているのではないかと推定されます。

よく世界の百日咳患者数は年間2,000 ~4,000 万人で、その約90%は発展途上国の小児であり、死亡数は約20~40 万人といった統計を目にします。この数字が正しいかどうかはわかりませんが、チメロサール、水銀入りの予防接種で何十万人もの人が救われていなければ、このチメロサール、水銀入りの4種のワクチンで140万人もの命が救われているという数字とつじつまがあわなくなります。これまで先進国ばかり見て来ましたので、アフリカの事実を見てみましょう。「【検証①】ワクチン推進派「予防接種は「効く」のか?」「ワクチンに含まれるチメロサール程度の量で水銀中毒になったり、自閉症になるという生物学的な妥当性はないのです」という大嘘」(http://news.jphma.org/2013/10/jphma-f528.htmlでも引用させていただいた自閉症・発達障害 障がい児のための窓口」TKサービスサイトより 再び引用させて頂きます。

DTP(ジフテリア、破傷風、百日咳)などの予防接種の導入で、救われなかった多くの命が救われたという予防接種の美談は、このグラフを見ればつくられたものということが一目瞭然です。アフリカの5歳以下の子ども、また児童の死亡率の推移と、各予防接種の接種率の推移は、予防接種の普及が子どもたちの命を救ったという嘘をはっきりと教えてくれます。
http://www.tomorrowkids-service.com/autism/meaningless_vaccine.html

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 Hib インフルエンザB

この病気でも、年間30人ぐらいが日本でも亡くなると言います。ある方が、以下の厚生労働省のホームページを見られた記事が載っていました。
http://www.mhlw.go.jp/stf/shingi/2r9852000002x5rx-att/2r9852000002x650.pdf

そこで紹介されていた厚労省の2013年3月11日の副反応検討会の資料をみると、小児用肺炎球菌ワクチンの単独あるいは同時接種のあと死亡した例が28例あるといいます。因果関係についてはいろいろ議論はあると思いますが、年30人の死亡を救うための予防接種で、接種直後など、副反応が疑われる例がこのように多いとは、効果に対するリスクがHibワクチンは大きく、安全性に問題のあるワクチンではないかとも考えられます。では、このようなHibワクチンによって、年間世界で、何万、何十万人もの命が助かっているのでしょうか。これもあり得ない数字だと思います。

ここまで見てくれば、チメロサール、水銀を含む4つの小児病に対するワクチンで年140万人の命が救われているというWHOの報告については、ワクチンメーカーの誇大宣伝をそのまま公表しているのではないかと疑いたくもなります。

米国 季節性インフルエンザ流行での死者数のカサ上げのからくり

予防接種で救われる命の数が、桁違いに粉飾された数字が宣伝される例は、チメロサール、水銀入りの小児向け予防接種に限りません。

とてもわかりやすい例として米国で宣伝されている季節性インフルエンザによる死者数が毎年3万6千人という誇大宣伝の例を紹介しましょう。

インフルエンザで亡くなったのは18人であって、CDCが主張する3万6千人ではない

▼英文リンク

http://www.infowars.com/bombshell-18-people-died-of-the-flu-not-36000-as-claimed-by-the-cdc/

▼日本語リンク

http://jphma.org/fukyu/mercurialism_131112_6.html

米国CDCの内部統計で、2001年には、肺炎やインフルエンザなどで、62,034人が亡くなっていますが、うち61,777 人が肺炎、インフルエンザ関連と見られる死亡は257人、インフルエンザウィルスが確認され死亡が確認された厳密にインフルエンザにかかって亡くなった方は18人でした。CDCの統計では、1979年2001年まで肺炎を除くインフルエンザでなくなった人は平均年1348人、しかもこの数字の中には、解熱剤脳症(ライ症候群)をはじめ、クスリやワクチンの副作用などすなわち、インフルエンザが直接の原因でなく、インフルエンザへの対処のため医療にかかることで、クスリの副作用など、医原病で亡くなった人の数も含まれてのものです。したがってさきほど計算した数字も正しくはなく、実際は4種類の感染症で死亡した子どもの数というのは、もっともっと少なく、したがって予防接種によって助かったとする子どもの数ももっともっと少なくなるはずです。

いずれにせよ、毎年インフルエンザのシーズン前に行われる予防接種キャンペーンで、季節インフルエンザで、全米で毎年米国で3万6千人が死亡するとPRされている数字は、恐怖を煽って、予防接種を受けさせるために意図的につくられた数字です。詳細はリンクを紹介します。

この予防接種により感染症が減少という嘘のからくりは『予防接種トンデモ論』にも詳しく解説されています。

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下記リンクで紹介します。グラフも含めて、猩紅熱、はしか、ジフテリア、百日咳、結核などの感染症が予防接種実施前から、感染症の死亡率が大幅に下がっていたという事実がわかります。予防接種で感染症の死亡率が下がったという神話の嘘が一目瞭然でわかりますのでこれらのグラフとその解説をぜひ読んでみてください。

『予防接種トンデモ論』 第4章 予防接種の歴史 予防接種神話の嘘 P113~P130 全文リンクで紹介します。リンクにはグラフも合わせて解説ていましのでよりわかりやすいと思います。

全文リンク

http://jphma.org/fukyu/fukyu_img/mercurialism.pdf

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ワクチンの宣伝では、予防接種を打つことでのメリットは語られますが、そのデメリットが語られることもほとんどありません。たとえば、4種類の予防接種をやめることで日本だけでも、何千、何万人の副反応による健康被害はゼロになります。また何百億円という接種費用も政府、国民とも負担しなくて済むようになります。一方で、体に良い食事、栄養、運動、健全な心の持ちようなどで自己治癒力を高めて病気に対処する方法や、既に、インドやキューバのように大規模な地域の感染症に対して行われており、ワクチンのように物質的な副作用のない「ホメオパシー的予防」など、安全で成果も期待できる方法の普及が必要なのではないかと思います。このホメオパシー的予防という考え方については、由井会長が、2007年に『ホメオパシー的予防』(ホメオパシー出版)というタイトルでガイドブックを出版し、感染症に対して体にもやさしく安全に対処できる方法論に国内でも公開しています。

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また、このホメオパシー的予防について230万人へレメディーを予防投与することで、キューバでの熱帯感染症の大流行を初期で抑止に成功したグスタボ・ブラチョ博士の発表を、
第14回JPHMAコングレスで2013年12月7日(土)、8日(日)、両日行っていただくことが決定しています。

回転ドアとして知られる 癒着の構造

今回の水俣国際条約でチメロサールに含まれる水銀を除外した背景のベースには、ワクチン産業、WHO、行政、メディアなどの間で、海外では「回転ドア」とも呼ばれる各団体を人やお金が行き来する癒着の構造、利害共同体の関係を理解しておくことがこの問題の本質の理解につながります。

▼ワクチン・メーカーとWHOアドバイザーの金銭関係
(ナチュラルニュース日本語訳)

http://ja.naturalnews.com/jabuzz_buzz000055.html

以下は、子宮頸がんワクチン「ガーダシル」と米国行政の癒着状況です。

▼元CDC長官、メルク社ワクチン部門社長に就職し高給を獲得
(ナチュラルニュース日本語訳)

http://ja.naturalnews.com/jabuzz_buzz000022.html

回転ドアについては、ワクチン産業だけでなく、向精神薬の分野などでも顕著であり、この精神医学の問題を扱った『心の病を売り込む』というドキュメンタリー映画の上映会をカレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(シーエイチホム/CHhom)にて2012年春に行いましたが、このDVDを見れば、この回転ドアについては詳しく理解することができます。

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▼CHhomDVD上映会での参加者感想
http://www.homoeopathy.ac/12whatsnew/thrive.php#mental

▼『心の病を売り込む』

http://jp.cchr.org/videos/marketing-of-madness.html

なお、市民人権擁護の会の小倉謙氏が2012年5月にJPHMA認定校CHhomで講演し、その内容と、由井会長との対談が『数字で見る日本の精神医学の現状』がDVDで発売されています。

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▼リンク
http://www.homoeopathy-books.co.jp/cart/hp/index.php?m=prod_detail&out_html=detail_hp&syo_mas_num=PI007A

そして、この精神医学の問題については、内海聡医師が代表をつとめるNPO法人薬害研究センターが主催した第ニ回精神薬の薬害を考えるシンポジウムの内容が大変参考になります。全編YOUTUBEにアップされています。

▼リンク
http://www.youtube.com/watch?v=wTEdGHah4OE

上記のリンクに参考にするとこの問題がよりよく理解できると思います。なお、内海医師は、2013年12月7日(土)、8日(日)に開催される第14回JPHMAコングレスで「真」の医学について発表の予定です。

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▼第14JPHMAコングレス 特設サイト

http://jphma.org/congress2013/

▼大会長挨拶(由井寅子)

http://jphma.org/congress2013/cat3/

▼コングレス講演者一覧

http://jphma.org/congress2013/profile.html

第三回精神薬の薬害を考えるシンポジウムでは、精神面のケアで、西洋近代医学以外のアプローチ法として、「代替医療は果たして有効か」という検証を含めて、2013年9月に由井会長が、シンポジウムに登壇し、講演しており、こちらも全編YOUTUBEにアップされていますので参照願います。
▼リンク
http://www.youtube.com/watch?v=6aJXZwuoHiw

行政とワクチン業界、また学術界との癒着の関係は何も海外だけではありません。子宮頸がん予防ワクチンの安全性などの評価にも関わった予防ワクチンの効果について議論する厚生労働省の「ワクチン評価に関する小委員会」の複数の委員らが、評価対象のワクチンの製造や開発を手掛ける製薬会社から寄付金などを受け取っていたことも2013年4月22日の北陸中日新聞の朝刊では報道されています。是非中味は検索して、どのような事実があったのかを確認してみてください。

前回のホメオパシー新聞も解説した『予防接種は「効く」のか?』が、「優れたシステム」と紹介している米国のACIP会議(ワクチン接種に関する諮問委員会)。そのメンバー選定では、同書で「ワクチンメーカーとの利益相反には厳しい監査が入ります」と宣伝されていますが、実質は大きく異なります。いかにワクチン産業と利害関係のある方がACIPのメンバーであるかは下記リンクから確認してください。

Natural News日本語版 原文” Flu Vaccines, pharma fraud, quack science, the CDC and WHO — all exposed by Richard Gale and Gary Null” 訳為清勝彦氏(http://ja.naturalnews.com/jabuzz_buzz000065.html)

最近の『ホメオパシー新聞の記事』で、Natural Newsを引用したことについて

記事内容にふれることなく、引用しているNatural News自体が「トンデモ」メディアだと批判する書き込みが続きました。これはNatural Newsの内容を読まれたくないための意図的な書き込みだと思われます。読者の方は惑わされないようご注意ください。もし記事内容を精査することなく、一方的に「トンデモ」メディアと決めつけ批判している記事を見かけましたら、意図的に行っていると思って間違いないでしょう。Natural Newsは、利権に関係のないフリーなメディアだけに、主要メディアが沈黙しているワクチンに含まれる水銀化合物チメロサールの問題についても発信しています。今やこういった本当の情報を伝えるメディアの情報を世界で何百万人という人々が読む時代になりました。主流のメディアは伝えない、ワクチンや、医原病、遺伝子組み換え食品の安全性などの真実にアクセスするには大事な情報源だと思います。もちろん情報1つ1つの真偽は鵜呑みにせずご自身で精査願います。

『ホメオパシー新聞』を読まれないようにするための書き込みも未だなされています。

「陰謀論」「カルト」「宗教」などのレッテルを貼り情報操作しているグループが存在します。それらのグループの目的は世論を誘導することと思われますが、次第にこのようなやり方(根拠のないレッテル貼り)に騙される人は少なくなってきているようにも思います。もし記事内容を精査することなく、一方的に「トンデモ」団体と決めつけ批判している記事を見かけましたら、気をつけていただきたいと思います。自分で情報の真贋を確かめるようにしましょう。レッテル貼りをしているのを見かけたら、元の記事を読んでみることをおすすめします。

海外インターネットニュースNatural Newsの報道姿勢

Natural Newsの編集者の報道姿勢がよくわかるのが「大手マスコミが流す豚インフルエンザの10の嘘」という記事です。後半にこのメディアを主宰するMike Adams氏の真実を報道することに対しての姿勢も掲載されています。和訳のリンクもありますのでぜひ読んでみてください。

▼「大手マスコミが流す豚インフルエンザの10の嘘」
http://ja.naturalnews.com/jabuzz_buzz000016.html

ちなみに、このNatural Newsの日本語訳を集めたサイトの予防接種関連の記事の主な翻訳者は、ワクチン関連の重要な海外情報の翻訳紹介を長年行ってきた為清勝彦氏です。為清勝彦氏はウィリアム・イングドール氏の『ロックフェラーの完全支配』、デーヴィッド・アイク氏の最新作『ムーンマトリックス』などの問題作の翻訳者としても知られています。

米国の医師・学者83名が署名 「ワクチンのすべて」

為清氏のホームページは2013年7月31日で閉鎖となりました。そこで紹介されていた為清氏が共訳した「ワクチンの全て」(日本語訳)は、為清氏のホームページ閉鎖のためリンクにアクセスできなくなりましたが、以前JPHMAでも連絡をとり、日本語版リンクを紹介させていただきました。ワクチン問題の本質を言い当てていますので、ホメオパシー新聞で為清勝彦氏、渡辺亜矢氏が和訳した「ワクチンのすべて」を紹介します。

▼米国の医師・学者83名が署名 「ワクチンのすべて」
(日本語訳 : 為清勝彦、渡辺亜矢)

※2011年2月の段階での署名数なので、現在はもっと増えているかもしれません。

日本語リンク

http://jphma.org/fukyu/mercurialism_131112_8.html

▼最後にWHOホームページから チメロサールが安全とするWHOの①主張と②Q&Aを日本語英語対照で紹介します。

※赤字が事実でなく問題と思われる部分

①WHO Mercury and health 

http://www.who.int/mediacentre/factsheets/fs361/en/

上記リンクの"How to reduce human exposure from mercury sources(いかにしして水銀の発生源からの人への曝露を少なくするか)"

の項の最後でチメロサールについてはWHOは以下のように解説しています。

Mercury use in some pharmaceuticals, such as thiomersal (ethyl mercury), which is used as a preservative in some vaccines, is very small by comparison with other mercury sources. There is no evidence that suggests a possible health hazard resulting

チメルサール(エチル水銀)のような医薬品における水銀の使用は、いくつかのワクチンの保存料として使われているが、他の水銀使用のソースに比べ、とても量が少ない。そして、健康に対して害を及ぼす結果を示唆するエビデンスはない。

チメロサールについてのWHOのQ&A

②from the amounts of thiomersal currently used in human vaccines.
http://www.who.int/features/qa/77/en/index.html
Thiomersal in vaccines Online Q&A  20 October 2011

Q: What is thiomersal?
チメロサールとは何ですか
A: Thiomersal is the most widely-used preservative for vaccines.
チメロサールはもっとよく使われているワクチンの保存料です。
Thiomersal is a compound containing ethyl mercury used to prevent bacterial and fungal growth in some inactivated vaccines in multi-dose vials.
チメロサールは、多人数用バイアルの不活性化したワクチンに細菌やカビが繁殖するのを防ぐために使われるエチル水銀を含む化合物です。

It is also used during production of specific vaccines, for example certain pertussis (whooping cough) vaccines, as part of the manufacturing process that makes the product safe and effective. Thiomersal has been used since the 1930s in the manufacture of some vaccines and other medicinal products.
チメロサールは、例えば百日咳などの特定ワクチンを製造する際、製品を安全に効率的に生産する製造工程の一環としても用いられています。チメロサールは1930年代からワクチンや他の医薬品の製造にずっと使われてきました。

Q: Why do vaccines need preservatives?
ワクチンにはなぜ保存料が必要なのですか。

A: Preservatives inhibit growth of bacterial and fungal contaminants, which may be introduced during repeated use of a multi-dose vial. Multi-dose vials are used in many countries because they require less storage space in the cold-chain and lead to less wastage, both of which have a significant impact on programme costs. In many countries, for inactivated vaccines supplied in multi-dose vials, the presence of a preservative is a regulatory requirement.
保存料は、細菌の増殖やカビの混入(汚染)を抑えるため、多人数用バイアルを繰り返し使用する際に導入されたのでしょう。多人数用バイアルは、多くの国で使用されていますが、それはコールドチェーン(低温流通体系)での保管スペースが少なくてすみ、廃棄物の減少にもつながるからです。これらは、計画コストにも大きく影響します。多くの国では、不活性化されたワクチンは多人数用バイアルで供給されるため、保存料を入れることが法的にもとめられているのです。

Q: Does the amount of thiomersal in vaccines pose a health risk ?
ワクチンに含まれるチメロサールの量は、健康上のリスクを引き起こしますか。

A: WHO has closely monitored scientific evidence relating to the use of thiomersal as a vaccine preservative for over 10 years, in particular through its independent expert advisory group, the Global Advisory Committee on Vaccine Safety. The Committee has consistently reached the same conclusion: there is no evidence to suggest that the amount of thiomersal used in vaccines poses a health risk. Other expert groups (for example the U.S. Institute of Medicine, the American Academy of Pediatrics, the United Kingdom Committee on Safety of Medicine, and the European Agency for the Evaluation of Medicinal Products) have reached similar conclusions.
WHOは、特にワクチンの安全性に関わる国際諮問委員会という独立した専門家による諮問グループを通して10年以上に渡りワクチンの保存料としてのチメロサールの使用に関わる科学的なエビデンスを注意深く監視してきました。国際諮問委員会は常に一貫した同じ結論を達してきました。すなわち、ワクチンに使用されているチメロサールの量が健康上のリスクを引き起こすことを示すエビデンスはない、ということです。他の専門家グループ(例えば、米国医学研究所、米国小児科学会、英国医療品安全性委員会、欧州医薬品審査庁)も、同様の結論に至っております。

Q: What would be the health impact of restricting thiomersal-containing vaccines ?
チメロサール入りのワクチンを規制すると、どのような健康へのインパクトが予想されるでしょうか?

A: Immunization with thiomersal-containing multi-dose vaccines currently protects at least 64% of all infants and children against four diseases with high mortality rates: diphtheria, tetanus, pertussis and Haemophilus influenzae type b. The use of thiomersal-containing vaccines to protect against these diseases averted at least 1 400 000 child deaths in 2010. Thiomersal-containing vaccines are being used in over 120 countries. Removing thiomersal completely from vaccines would require either using alternative preservatives or using preservative-free single dose vaccines exclusively. Alternatives would incur significant costs for development and regulatory approval, thereby limiting the ability to offer affordable vaccines.
チメロサール含有の反復投与予防接種によって、現在、全乳幼児の少なくとも64%が、死亡率の高いジフテリア、破傷風、百日咳、B型インフルエンザという、4つの病気から守られています。2010年には、これらの病気を予防するチメロサール含有ワクチンを使用することによって、少なくとも140万人の子どもの死亡を避けることができました。チメロサール入りのワクチンは今現在120ケ国以上で使われています。チメロサールをワクチンから完全に除去するなら、別の保存料を使うか、保存料不使用の単回投与ワクチンのみを使用するしかありません。代わりのものを使おうとすると、開発及び規制認可に大変なコストがかかり、手頃な価格のワクチンを十分に提供することができなくなります

Use of multi-dose vials is the most efficient and cost-effective way to protect populations when vaccines need to be administered to large numbers of people in a short space of time, such as in epidemic or pandemic situations.
多人数用バイアルを使うと、例えば、伝染病や流行病が起こった時のように、短期間で多くの人にワクチン投与が必要な場合に、人々を最も効率的に、そして低コストで予防することができるのです。

【補足】

上記のQ&Aの問題点を理解するには下記もあわせてお読みください。

2013年の10月20日付JPHMA『ホメオパシー新聞』
http://news.jphma.org/2013/10/jphma-f528.html