「ホメオパシーでは、皆さんの心に光を与えることができる」  市民の人権擁護の会日本支部設立20周年記念シンポジウムで  由井寅子JPHMA会長が映像で来賓メッセージを送る

12月1日(土) 「市民の人権擁護の会(CCHR)」設立20周年の記念シンポジウムが「精神医療、精神科医の本質を問い質す-人々が求める本当のメンタルヘルスとは何か?-」をテーマに東京・永田町の星陵会館で開催されました。

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CCHRは、CHhomでも連続上映会を行った『心の病を売り込む』(日本語版)DVD作成などで、精神医療の闇や、向精神薬使用での被害の実態を市民に開示し、また精神医療の被害者の支援活動、そして、精神医学の分野における基本的人権を守る活動を行ってきた団体です。

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今大会には、主催者 CCHR世話役の米田倫康氏日本支部、米田代表の挨拶に続き、来賓メッセージとして、由井学長からのビデオメッセージが放映されました。メッセージでは、ホメオパシーでは、患者に朗報があること、そして患者さんの心に光を与えることができること、また、喜怒哀楽があるから人間であり、それを抑圧して無感情、無感動になることはもっとも深い病気であることであると警告、事実や実態の公開などを含め、20年にわたって日本の精神医学の分野のおける人権を守る活動を送ってきた小倉先生をはじめCCHの活動に最大限の賛辞を送りました。」メッセージが上映された後には、会場で拍手が起こりました。

なお、由井会長のメッセージを含む全講演内容は、全国にユーストリーム中継され、会場に参加した150名を超える皆様に加えて、ネットで全国の支援者の方々が視聴されました。

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記念講演では、精神科医として前関西学院大学教授の野田正彰さんが本音の講演をされるなど話題性、興味深い講演が続きました。精神医療被害連絡会の世話人の中川聡さんが精神医学の分野で知っておいた方がよい最近判明した事実をリークしてくれるなど大変興味深い講演でした。そして9万部という異例のヒットを記録中の『精神科は今日もやりたい放題』の著者・内海聡(内科医 牛久東洋医学クリニック院長)は、日本でも、欧米のように高い離脱成功率を誇る、薬物離脱を支援する施設の必要性にも言及するなど、大変興味深い内容の講演となりました。精神医療ではない解決の道とはというテーマでは、自殺予防国民運動事務局長の平林朋紀氏の活動報告や、クスリを使わないユニークな方針のナチュラルクリニック代々木代替医療カウンセラーの尾崎さよ子カウンセラーが、食事指導やミネラル・サプリなどでの断薬成功ケースを発表するなど、大変興味深いものとなりました。FACEBOOK界ではカリスマの六本木辰也さんのギター伴奏による「うつなんてないさ」の歌のパフォーマンスや講演者全員参加で会場から事前に集めた質問に応える形で行われたのシンポジウム&質疑応答も、大変盛り上がりました。司会の小倉謙さんが印象深いことを言っていました。今回20周年は行ったが30周年は行いたくない、それまでに日本では知られていない精神医療の真実を多くの方が知り、CCHRのような組織がなくても済むような社会になっていてほしいと。本当にそのように思います。

日本でも精神医学の真実に多くの人が気づき、もっと人にやさしい心のケアが行われるようになることを願いたいと思います。

世話役の小倉謙さんは、今年5月5日にCHhomで講演を行い、後日由井会長と行われた対談も含め、10月には、DVD『数字で見る日本の精神医学の実像(寅子先生対談付)』がホメオパシー出版から発売されており、当日会場でもホメオパシーの書籍とともに販売されました。