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2020年4月

2020年4月30日 (木)

インド政府AYUSH(伝統医学)省CCRH(ホメオパシーリサーチ中央評議会)「COVID-19コロナウィルス感染症におけるホメオパシーの見解」

インド政府CCRHでは、さまざまな感染症に対するホメオパシーでの対応に関する研究をまとめ公式に発表しており、流行初期に現在流行している新型コロナ感染症に対する見解も公表されています。

情報源:HOMOEOPATHIC PERSPECTIVES IN COVID-19 CORONAVIRUS Infection

(COVID-19コロナウィルス感染症におけるホメオパシーの見解)
https://www.ccrhindia.nic.in/admnis/admin/showimg.aspx?ID=15676&fbclid=IwAR2vVbpN29Tyxy6me-CmbWuYe9iZohud7SoSeBhiOeTEss8IV529gO-y_Yc

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写真は2016年、インド南部でホメオパシー州を目指すケララ州のCCRH研究所で開催された「CCRH-JPHMA合同カンファレンス」で由井寅子名誉会長がインド政府より招待された様子。

JPHMA(日本ホメオパシー医学協会)は、インド政府AYUSH省CCRHが編纂した、インド180年におけるホメオパシーの有効性のリサーチを政府がまとめた文献『ホメオパシー科学 ―穏やかな治療法―』を、インド政府と共同で日本語翻訳・出版しました。写真で皆が手に持っているのがその文献です。

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インド政府AYUSH省CCRH
「COVID-19コロナウィルス感染症におけるホメオパシーの見解」

https://www.ccrhindia.nic.in/admnis/admin/showimg.aspx?ID=15676&fbclid=IwAR2Np3JRmn6vOiXdNf9TPM8afVNhkoVIImfZuP31pPaz8viAxbNc7bDQ8VI

以下 JPHMA事務局にて関連部分を和訳紹介

6.2. ホメオパシーによる管理

2014年のエボラ出血熱の大流行中、WHOの専門家グループは、ワクチンや抗ウィルス薬が無いことを鑑みながら「潜在的な治療や予防として、未知の有効性や副作用を伴う証明されていない介入を提供する事は倫理に叶っている。」と勧めた。65

ホメオパシーの予防的側面は周知の事で、歴史的にも、ホメオパシーは、コレラ、スペイン風邪、黄熱病、しょう紅熱、ジフテリア、チフスなどの流行期の予防として使用された事が報告されている。66

Genus epidemicus(ジーナス・エピデミカス)とは、特定の流行病に対して、幾つかの症例からデータが集まった時に、最も有効なものとして用いられるレメディー。このコンセプトは、サミュエル・ハーネマンによる、「医術のオルガノン」の格言241で初めて述べられた「...それぞれの流行病にはどれも、この病気を患った個々の患者に共通した同一の特徴的な症状がみられる。こうした特徴的な症状は、全ての患者に共通した症状の総体に基づいて見つけ出されたものであるなら、全ての症例に対してホメオパシー療法として(特殊な仕方で)適したレメディーを示唆する。...」67、68

1918~1919年のスペイン風邪大流行中、ホメオパシーが成功したという事例証拠がある。少なくとも、世界中で2,000万人が死亡し、アメリカだけでは50万人以上が死亡した。歴史家のジュリアン・ウィンストンによれば、ホメオパシーによる治療(Genus epidemicus)を受けた患者の死亡率は、1~2%だったが、現代医学で治療を受けた患者の死亡率は30~60%だった。69、70

全ての集団的疾患において言える事だが、かなりの数の患者を観察した後、臨床像のイメージが現われる;ハーネマンは、「病気の全体像」「特徴的な徴候と症状の全体像」、そしてホメオパシー的含意による言葉「Epidemic genius(EG)」を描く為に幾つかの症例を観察する事を提案している。このGenus epidemicusは、最も示唆されるレメディーを見つける為に伝染病の幾つかの症例を観察し、それらの症状を分析する事を通じて見極められる。このレメディーは、進行中の流行病に対する予防レメディーとなる。71

近年まで、様々な疾患流行中に、その蔓延を予防する為にGEが使用された事が報告されている。例えば、チクングニア熱、デング熱、コレラのような疾患には、良い結果が出ている。72疫病の制御におけるホメオパシー使用の詳細説明は、最近の出版物に書かれている。73

インドの状況においては、CCRHは、第三期のケア設定における通常ケアのアドオンとして、ホメオパシーを使って、デング熱、急性脳炎/日本脳炎における臨床的試験を実施してきた。デング出血熱においては、ホメオパシーを加える事で、血小板数が早期に改善し、入院日数が2日間減少をもたらした。74
同様に、急性脳炎症候群/日本脳炎において、機関の管理プロトコルに対する補助剤としてのホメオパシーは、機関の管理プロトコルのみ受けた患者と比較して、死亡率は15%減った。75

どちらの研究でも、悪影響は観察されなかった。
上記に言及された臨床的成功を視野に入れて、通常ケアの補助剤としてホメオパシーは、COVID-19 患者に試みられるかもしれない。
近年、様々な疾患のパンデミック大流行の間、予防的ホメオパシー医学からのポジティブな結果について、CCRHの科学諮問委員会は、最近の中国のコロナウィルス大流行のGenus epidemicusを見出す為、2020年1月28日に開かれた会議で議論した。患者の兆候と症状は、中国、武漢の患者の病歴は、ランセットに「中国、武漢の2019年新型コロナウィルス感染患者の臨床的特徴」というタイトルで発表された。76

それに従って、AYUSH省によって与えられた健康勧告は、ホメオパシーのレメディーArsenicum album 30Cが、コロナウィルス感染などのインフルエンザのような病気予防対策として示された。77
科学諮問委員会は、インフルエンザのような病気の予防には、同じレメディーがアドバイスされると考えた。78、79、80

製剤成分の一つとしてのArsenic albumは、HT29細胞とヒトマクロファージに影響を与える事が示されている。また、それは↓NF-κB活動亢進(トランスフェクトHT29細胞におけるレポーター遺伝子GFPの発現の低下)、マクロファージにおける↓TNF-α放出を示した。81
更に、Arsenic albumは、日々の実践において、呼吸器系感染症の症例において共通の処方である。人々は、上記の健康に関する勧告の通りの一般処置にも従うべきである。

「新型コロナウイルスのホメオパシー的対処と予防」 について由井名誉会長が世界に発信

インドでは流行初期に即座に応急対処としてArsのレメディーが推奨されていますが、ホメオパシーのコロナウイルス対策はArsだけではありません。多くの臨床ケースの蓄積から世界のホメオパスが推奨レメディーが提案されています。日本でもJPHMA由井寅子名誉会長が、ZENホメオパシーメソッドに基づき、新型コロナウイルスの対処と予防に必要なレメディーとマザーチンクチャーを推奨レメディーを日本語と英語で 以下の2つの動画で紹介しています。

「新型コロナウイルスのホメオパシー的対処と予防」

https://www.youtube.com/watch?v=VhnwhWvPPDI&feature=youtu.be&fbclid=IwAR1TZHudnKBvpl5ADN_YL_l2Akjb_0y4saAaTxUHzzsXn804Bkdg10Omwis

「とらこ先生による新型コロナ問題へのZENホメオパシー的解決策」~今、コロナを恐れるよりも大切な情報とは。自己治癒力を高めすこやかに乗り切る為に~
https://www.youtube.com/watch?v=1l73JIc90bw

 

ドイツ「United to Heal(癒しへの統合コングレス)」とらこ先生へインタビュー

とらこ先生へドイツからEmailが届きました。それを受け、とらこ先生が緊急にインタビューに応じました。
「私共は、新型コロナ感染に関するトピック、現在の社会状況にどう対応すべきかについて、最も有名な国際ホメオパスと療法家へインタビューし、オンラインで提供しています。
由井寅子ホメオパシー博士、あなたが、大変経験豊富で信望のある事を私共は存じ上げており、このコングレスに喜んでお招きしたいと考えています。
このイベントに、あなたの見解をお話し頂けますと、大変有難いです。」

▼緊急インタビューの詳細は以下リンクからご覧ください

http://news.jphma.org/2020/02/post-f71899.html

このインタビューの一部を和訳付きでCHhomチャンネルの「とらこ先生による新型コロナ問題へのZENホメオパシー的解決策」の動画の中でご覧になれます

https://www.youtube.com/watch?v=1l73JIc90bw

なお、日本ホメオパシー医学協会(JPHMA 設立1998年)の学術大会 第21回JPHMAコングレス東京大会は、2020年は10月3日(土)、4日(日)に開催されます。

昨年大会のダイジェスト映像

https://www.youtube.com/watch?v=M1HexOmBeMU&t=293s

インド政府見解の補注
65 World Health Organisation. Ethical considerations for use of unregistered interventions for Ebola virus disease (EVD) Available from: https://www.who.int/…/statements/2014/ebola-ethical-rev…/en/ Accessed on: 11 March 2020.
66 Jacobs J. Homeopathic Prevention and Management of Epidemic Diseases. Homeopathy. 2018 Aug; 107(3):157-160.
67 Hahnemann S. Organon of Medicine. 6th ed. New Delhi: B Jain Publishers; 2004: 267.
68Harilal KN, Thyagaraj AP, Thomas MV, Suresh AT. Development of Homoeopathic Genus Epidemicus for Secondary Level
Prevention of Dengue Virus Infection at Kannur, Kerala. Available from:
https://www.researchgate.net/publication/326742719. Accessed on: 22 February 2020.
69 Winston J. The Faces of Homoeopathy. Wellington, New Zealand: Great Auk Publishing; 1999.
70 Dewey WA. Homeopathy in Influenza—A chorus of fifty in harmony. Journal of the American Institute of Homeopathy 1920-21; 13: 1038-1043.
71Teixeira MZ. Homeopathy: a preventive approach to medicine? Int J High Dilution Res 2009; 8(29): 155-172.
72 Rapid Action Epidemic Control Cell Homoeopathy (RAECH), Kerala. Available from:
http://www.homoeopathy.kerala.gov.in/index.p…/servcies/raech
73 Golden I. Large Scale Homœoprophylaxis: Results of Brief and Long-Term Interventions. AJHM 112-1 Spring 2019; 31.
74 Nayak D, Chadha V, Jain S, Nim P, Sachdeva J, Sachdeva G et al. Effect of Adjuvant Homeopathy with Usual Care in
Management of Thrombocytopenia Due to Dengue: A Comparative Cohort Study. Homeopathy. 2019 Aug; 108(3):150-157. doi: 10.1055/s-0038-1676953.
75Oberai P, Varanasi R, Padmanabhan M, Upadhyaya A, Singh S, Singh SP. Effectiveness of Homeopathic Medicines as Addon to Institutional Management Protocol for Acute Encephalitis Syndrome in Children: An Open-Label Randomized PlaceboControlled Trial. Homeopathy. 2018 Aug; 107(3):161-171. doi: 10.1055/s-0038-1656715.
76 Ibid 19
77 Press Information Bureau, Government of India. Advisory for Corona virus. Available from:
https://pib.gov.in/pressreleasepage.aspx?prid=1600895. Accessed on: 29 January 2020.
78Mathie RT, Baitson ES, Frye J, Nayak C, Manchanda RK, Fisher P. Homeopathic treatment of patients with influenza-like
illness during the 2009 A/H1N1 influenza pandemic in India. Homeopathy (2013) 102, 187-192.
79 Chakraborty PS, Lamba CD, Nayak D, John MD, Sarkar DB et al. Effect of individualized homoeopathic treatment in
influenza like illness: A multicenter, single blind, randomized, placebo-controlled study. Indian Journal of Research in
Homoeopathy. 7 (1); Jan-Mar 2013.
80 Gupta J, Rao MP, Raju K, Prasad RVR, Arya JS, Mondal BK et al. Management of early years of simple and mucopurulent
chronic bronchitis with pre-defined homeopathic medicines – a Prospective Observational Study with 2-Years FollowUp; International Journal of High Dilution Research 2019; 18(3-4):47-62.
81Bellavite P, Signorini A, Marzotto M, Moratti E, Bonafini C, Olioso D. Cell sensitivity, non-linearity and inverse effects.
Homeopathy. 2015 Apr; 104(2):139-60.

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