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2015年6月21日 (日)

インド政府に続き、キューバ政府においてもホメオパシーで大きな前進がありました

以下の記事を読めば、キューバは、政府もジャーナリズムも本当に、より深くホメオパシーと科学、そして医療・健康の問題について理解していることがわかります。日本でも、国民も政府も学術界もジャーナリズムももっと賢くならなければなりません。

(RAH英国本校ブログより転載紹介します)

キューバのオンライン新聞「ハバナ・タイムズ」に、ホメオパシーに関する記事が掲載されていました。以下、ご紹介します。
【和訳(RAH英国本校スタッフ)】
キューバのホメオパシー(パート1)
http://rahuk.blog93.fc2.com/blog-entry-186.html
【リンク先】
http://www.havanatimes.org/?p=111790
2015年6月6日
Yasser Farres Delgado
ヤサ・ファレス・デルガド
ハバナ・タイムズ - 包括的・ホリスティックに、健康問題を扱う事のできるように、医学の専門分野として自然・伝統医学を確立しているキューバ国。その政府保健省(MINSAP)によって、最近承認された決議に対して、興味深い論争が起こっている。このキューバの決断は、キューバの医学センターで様々な種類の伝統療法をほぼ20年間にわたり実践し経験した結果から得られただけでなく、西洋の学術界で徐々に認識が広がっている学際的(trans-disciplinary approach)なアプローチにつながるものである。
多くの療法は、「自然」や「伝統」のカテゴリーに当てはまる中で、ホメオパシーは、そのメンタリティーが、未だに現代西洋医学の中で支配的な近代合理主義/還元理論(the modern rational/reductionist logic)に縛られている旧来の科学的思考を行う多くの人々には、恐らく、信じ難い点だろう。これらの人々の代表的意見には以下のようなものがある:「ホメオパシーの有効成分は根拠がない」「ホメオパシーは詐欺」「その効果はプラセボ以上のものはない」
しかしながら興味深い事に、これら意見とは異なり、世界中の多くの大学では、ホメオパシーの有効性を認識している。
例えば、バルセロナ大学では、ホメオパシー医学修士号プログラムを提供している。更に、国際的科学コミュニティーによって広く認識されているエルゼビアやスコーパスのような科学的データベースは、ホメオパシー医学のいくつかのジャーナルの科学的価値を承認している。例えば、アメリカン・ジャーナル・オブ・ホメオパシーは、10年間、スコーパスランキングの一位か二位を維持しており、スペインのRevista Medica de Homeopatia(ホメオパシー医学のジャーナル)やイタリアのRevue d’Homeopathie(ホメオパシージャーナル)も評価されている。
ここ最近のキューバ保健省(MINSAP)の決議への論争に貢献する為、私は、「臨床検査(laboratory tests)」と「臨床治験(clinical trials)」についての狭い了見での論争にならないように、幾つかのアイディアを提案したい。私の目的は、キューバの科学のナレッジコントロールにおいてエシカル(倫理的)なディベートを行うことである。というのも、現在の論争が、学問の自由に欠け- というのも思考の自由や他にも多くの自由がないという問題点をすっとばして議論が行われているように見えるからだ。
リマインドから始めたいと思う。:それは、啓蒙運動(*18世紀ヨーロッパでフランスを中心に起こった近代合理主義的啓蒙運動)により強化され、今日恩恵を受けている知的権威に対して、現代の科学(科学者達)がお金を出しているという点だ。これは、多くの原著者達によって説明されており、その1人に、あまり知られていないが、2005年にこの件に関わる記事を書いたキューバの
Hiram Hernandezも含む。上述した利害関係は、カトリック教義の布教と西洋による世界植民地化にその起源がある(Grosfoguel, 2013参照)。この関連について書かれたものは少ないが故に、この点を明らかにする事が大変重要である。
一般科学、また特に医学は、唯一信頼のおける知的メソッドとして科学界に強制されたデカルト近代合理主義メソッドの承継者である。デカルトは、その著書“方法序説”において、他のどんな種類の知的体系よりも、西洋の科学知識体系(所謂、近代知識体系)の権威を正当化する基盤づくりを行った。デカルトが提唱したものは、大雑把にいうと、“真の知識”を発生させる為には、私達は、以前の知的体系 (Solipsism *訳注「自分にとって存在していると確信できるのは自分の精神だけであり、それ以外のあらゆるものの存在やそれに関する知識・認識は信用できない、とする独在論、唯我論)から離れ、私達の全ての感覚を Dualism(二元論)で疑わなければならないというものであった。
デカルトの提唱の中から導きだされた二つの重要なことがある:(1)過去に世界の全人類の文明が得てきた全ての知識体系をことごとく否定すること。;そして(2)デカルトは、普遍的と見なされ、知識を発生する能力は自分自身に由来すると考え、それ故、従って全ての人はデカルトの知識を受け入れられるべきとした。デカルトは、真実の知識体系につながるために可能な道と能力は、近代西洋の思考と西洋近代科学自身に由来するという近代哲学と近代科学の原理をこのようにして確立していったのである。(Grosfoguel 2008参照)。
デカルト死後、彼に理論自体を強化していく為に、知の分野(知識の植民地化)において、グローバルなパワーリレーション(権力関係)に対して、どのような状況が影響を与えていったのだろうか?どんな状況が、このような傲慢な態度に味方していったのだろうか?「近代科学的方法」と異なる、多様多彩な手法でのアプローチを一体誰が否定する事ができるのだろうか?
これら質問へ答えるには、どの様に他の全ての知的体系が沈黙させられ、消滅させられたか、そして、反対する意見が許可されなかったという事を理解するのが重要である。
16世紀の大きなジュノサイド(集団虐殺)“epistemocides(魔女狩り)”を見過ごしてはならない;欧州の女性達に介護を通して先祖代々伝わってきたハープ(薬草学)やPotion (毒薬・霊薬などの)水薬は、カトリック教会によって“魔術”として禁止された - そして、それを担う者は、火刑に処せられた;イスラム文化経由で集められた知識も、カトリック教会によって滅ぼされた(コルドバのカリフ府にある図書館は破壊され、書物は焼かれた);何千もの写本やキープは新世界で破壊され、これらを創り上げた土着の文化は全滅させられた;その他もろもろ、枚挙にいとまがない(Grosfoguel 2013参照)
近代科学者達もまた、カトリック教会の思想の影響下にあった。むしろ、カトリック教義を引き継いだ父権的ヒエラルキーの思想の中にいた。実際、デカルトは、自分の考えが、神の存在と矛盾しておらず、神は、知識の究極的源であるという事を文書で説明する様に強いられた。カトリック教会が衰退し始めた頃の19世紀、同じことがニュートンや他の科学の発信者にも行われた。
ホメオパシーとキューバの科学との間のジレンマに、これらの事はどの様に関係しているか?書くスペースが足りなくなったので、次回に私の考えを説明し続けようと思う。今、私が言いことは、私が提唱しているようなことは、キューバの科学者達に、その教育のコースの中では残念ながら教えられていないという事だ。
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キューバのオンライン新聞「ハバナ・タイムズ」に「キューバのホメオパシー(パート2)」が掲載されました。以下、ご紹介します。
【和訳(RAH英国本校スタッフ)】
キューバのホメオパシー(パート2)
http://rahuk.blog93.fc2.com/blog-entry-187.html
【リンク先】
http://www.havanatimes.org/?p=111982
2015年6月16日
Yasser Farres Delgado
ヤサ・ファレス・デルガド
ハバナ・タイムズ - 私の前回の投稿記事では、どの科学とどの科学者達が、その科学と自分達自身を唯一の標準的な“真の知識”の担い手に仕立て上げたかを歴史的・政治的プロセスを通じて説明した。どうのように他の知識艇体系との対話や意見交換のベースが全く無いまま、他の全ての知識体系を信用できないものとしてきたかにこのことが関与した事を私は論証した。
前回の記事に少しずつ付け加える形で私はこの投稿を始めたい、この姿勢は、科学的方針にも強い影響を与え、国家方針になった。実際、特定の男性科学者達(私は、意図的と“men(男性)”という修飾語を使った)が、高い政治的地位を使って、自分達の敵対者を追放したケース(例えば、アイザック・ニュートン対ロバート・フック)において、永続的な身分を掴んだのは偶然ではない。
科学史のより深い部分に触れる事なしにでも、私は、この科学と権力という関係は、植民地の、そして植民地独立後の国々における科学の制度化においても強い影響を与えたと言わざるを得ない。我々キューバでの状況を証明するには、黄熱病の伝染における熱帯縞蚊(ネッタイシマカ)の役割について、カルロス J フィンレイが、自分の理論を述べようとして直面した制度の困難さを例としてあげるだけで十分である。20年間、彼の考えは、キューバでもアメリカでも無視されたり、あざけられた。アメリカでは、僅かで懐疑的な反応であった。
その制度化が行われてから今日に至るまで、現代科学は、どの集団に支配体制の権力が移行しようが、科学としての権力を保持してきた。一般的に、科学者達と彼らのドル箱は、自分達と異なるビジョンと対立する意向はない。特に、自分達の科学の制度を取り壊す方向において指摘されるような場合ならば、そして、それらビジョンがその現代の科学の体系以外から生じている場合は尚更である。もちろん、このことは、経済的理由によって補強される。そして、こういったことが、現代の科学と科学者達の偽善のルーツである。
現代の科学自体と、その支持者達は、自分達に、他の知識の形態を否定する余裕を持たせている。すなわち、間違いが存在する可能性と間違いを犯す可能性についてである。確立されている現代の医学は、恐らく、全ての科学分野の最も偽善者なものである、何故なら、その偽善は、死ぬまでに改心することすら滅多に無いからだ。その意味では、私のこの記事を書こうと動機を与えた発想について、もう一度取り上げたい。私は問う。「ホメオパシーがプラセボ以上のものでは無いと主張する事によって、どうやってホメオパシーの発展の可能性を否定する事ができるのだろうか、ではなぜ、同時に、薬の本当の効果を実証する為、“科学的方法”の一つとして、プラセボを使っているのだろうか?」
実際に、プラセボなしに、“二重盲検の手順(double blind procedure)”はあり得ない。どうやって、ワクチンの有効性を決定するのか?実験グループの半分の患者には薬を与え、もう半分にはプラセボを与える。これは、例えば、この二重盲検の手順を通してヒトパピローマウィルスに対するワクチン(※子宮頸がん予防ワクチン)の効果が実証されたという偽善的な方法であるが。私がこれを例にあげたのは、今日おいて最も物議をかもしているものの一つだからだ。
現代医学は、治療法を特許化するため、生命を“pathologizes”する(病理学を通してみる)。ワクチンを開発するために。例えば水疱瘡向けのワクチンが現在開発されているが。このような例は沢山ある。これら述べてきたことに更に付け加えることとして、
traditional(伝統的)でcomplementary(補完的)な我々の医学を取り戻し、社会生活に適合させることが重要である。
私が、alternative(代替)という表現を使わずにcomplementary(補完)という用語を用いたかについても注意して頂きたい。
いったん私達が、補完医療として、伝統医学、自然療法が使える可能性を理解したならば、私達は、大変前進する事になる。これこそが、現代の医学上の全体像を再評価する必要を認識しているカタロニア人の腫瘍学者、ナチュロパス、そしてホメオパスであるDr. Alberto Martí Boschのような著名な医師達の考え方である。以下のYOUTUBEを観られる事を提案する。
https://www.youtube.com/watch?v=RotVRPfGBz0 (スペイン語 約1時間)
Dr. Martí Boschの様な結論に達し、その様な考え方に権威づける事は容易な仕事ではない;これは、とても保守的な考えにとらわれている科学コミュニティー(学術界)に対立する事を意味し、また、国家の制度に対立する事になる。
紹介したYOUTUBEの10年前には、このような記事(http://elpais.com/diario/2002/10/31/sociedad/1036018802_850215.html スペイン語2002年のDr. Alberto Martí Bosch記事リンク)は、一般的だったのである。
幸運な事に、数十年前から始まり、特にここ数年間盛り上がっている事は、現代医学の実践に肯定的である人達と他の知識形態をもつ人達のグループの間で、対話をする事が利益に繋がるという認識があがっていることである。これこそが、学際的なパラダイムである。(“学際的手紙”参照 http://www.filosofia.org/cod/c1994tra.htm )。その対話は、もちろん、いつも誠実なものではない:同じ製薬会社は、シャーマン(巫師・祈祷師)の有効性を強く否定しいる一方、自分達の“Potion (西洋中世の毒薬・霊薬などの水薬などの総称)”やハーブの有効成分を探究する為の莫大な費用を投資していたりするからである。
私の見解では、両者の論争は、どれが“真の科学”かを論点にすべきでないというものだ、何故なら“真の科学”は相関的のなものであり、可変的な概念であるからである。むしろ、主要な論点は、倫理的(エシカルな)質問であるべきだ:科学が、重要な成果をもたらしたと同時に、大きな環境的問題、経済的問題、公衆衛生問題の原因にもなっている時、現代の科学や科学者達は、どうして、知識を超えて、自分達の科学に全ての権限があると主張し続ける事ができるのか?例えば、多くの科学の進展が、癌や他の現代病の増加に関係していて、毎日のように新たなエビデンスがでてきているときに、どうして彼らは、知識の独占を主張し続ける事ができるのか?
私達全国民に影響を与えるこれら事実に直面し、少なくとも、どの国もが、責任を持って強く行動する事ができるのではなかろうか、そしてそれを煽るぐらいに - 私は、またここで知識についてのcomplementary(補完的)な体系というものを主張したい。
Complementary(補完)医学が後に確認され、調整されなければならないかどうかに関わらず、Complementary(補完)医学が探究され、存在することを認めよ。現代科学の歴史において、一体どれだけの医学の功績が再評価されてきたのだろうか?
とても歓迎される出来事は、最近のキューバの保健省の決議だ! 
この決議は、ホメオパシーだけでなく、特定の代々受け継がれた療法も含む。
他の大臣達もまた、同じ様に理に叶った、オープンな方式で対話への道筋を作り、実践して頂く事を私は望む。
そして、もちろん、キューバ国民の心が開く事を私は願っている。
(和訳の引用終わり)
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。。。キューバと聞くと、2013年に開催された第14回JPHMAコングレスで発表したキューバ共和国フィンレイ研究所ホメオパシーと生物療法プロジェクト代表、グスタボ・ブラチョ博士の発表が思い出されます。

第14回JPHMAコングレス1日目は、フィンレイ研究所で行われている、ホメオパシーのレメディーを使った、キューバでの感染症予防の事例についての発表をされました。キューバでは、2007年11月、大洪水によって230万人が被災。 被災者の衛生環境の悪化から、レプトスピラ症と呼ばれる感染症が蔓延する恐れがありました。 そこで、フィンレン研究所は、レプトスピラ症予防のため、キューバ東部の3か所で、ホメオパシーのレメディーを集団投与。劇的な罹患率減少および入院患者の死亡率減少という成果をあげました。
この事例は、予防接種という方法によらずとも、ホメオパシーを使った感染症予防が有効であることを実証するものです 「キューバの英雄ホセ・マルティは、「真の医学とは治癒するものではなく予防するもの」だと言いました。現在の世界には、ホメオパシーが必要です」と締めくくられたブラチョ博士の発表には大きな拍手が起こりました。
2日目は、「ホメオパシーのレメディーが何故効くのか」を示す臨床実験について話され、その実験は、ポジティブな結果であったという研究報告をされています。

【第14回 JPHMAコングレス 1日目】
http://jphma.org/congress2013/2013/12/2013127-1.html

【第14回 JPHMAコングレス 2日目】
http://jphma.org/congress2013/2013/12/128-2-1.html
▼2015年6月21日 ホメオパシー新聞より
ホメオパシーの有効性を示すエビデンス集 JPHMAが第一弾公開!
http://news.jphma.org/2015/06/post-7d89.html

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