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2014年8月29日 (金)

海外渡航歴がないのに日本でもデング熱! ホメオパシー的予防とデング熱に合うレメディーについて

東京都と埼玉県の男性と女性が海外渡航歴がないのにデング熱にかかった件で、いずれも東京・代々木公園でデングウイルスを保有している蚊に刺されて感染した可能性が高いとみられており、昨日(28日)に代々木公園で殺虫剤を撒いて蚊の駆除が実施されました。これを受けて巷では蚊を悪者のように見て過剰に恐れる風潮が出ています。

確かにデング熱の原因は、蚊が媒介するデングウイルスです。しかしこのデングウイルスに感染しても8割は無症状であり、それ以外も軽度の症状、例えば合併症を伴わない発熱症状が現れるだけがほとんどです。5%の感染者では重症にまで発展し、さらにごく一部では生命を脅かすこともありますが、症状が出る人と出ない人の違いは、免疫力の違いとサセプタビリティ(罹りやすさ)によるものです。

つまり、恐ろしいウイルスがいるというのではなく、恐ろしいほどの免疫低下状態があるということであり、感染する原因も自分の中にあるということなのです。決して蚊が悪いわけでもウイルスが悪いわけでもないのです。

ホメオパシーのレメディーでは免疫力を高めることが可能ですが、それはとりもなおさず、サセプタビリティを解放するということによって達成されます。というのもサセプタビリティというものは、心や体のこだわりであり、こだわりが生命エネルギーの流れ(生命力)を滞らせる大元であり、ホメオパシーのレメディーでこのこだわりを解放することができるからです。厳密には同種のレメディーをとることで心と体の気づきが起こり、自らこだわりを手放していくということです。

また少々専門的なことを言いますと、サセプタビリティはマヤズムと呼ばれる病気を生み出す土壌がある限り生じ得るもので、だからこそマヤズムの負荷を減らすホメオパシーによる抗マヤズム治療を施さない限り、たとえ今あるサセプタビリティを解放できたとしても本当の治癒とは言えないのです。

デング熱の症状が軽度であれば、デング熱に感染し発症することを通してサセプタビリティを解放していくことができます。つまり感染症というものは、私たちの心と体のこだわりを解放するための自然のなす同種療法としての役割があるのです。しかし、極度に免疫力が低下していると、命の危険を伴うものになってしまうということです。これはデング熱だけではなくすべての感染症に言えることです。
 
極度に免疫力が低下している人でも、ホメオパシーのレメディーを使えばサセプタビリティを解放することができるので、症状が軽くなり乗り越えることができるようになります。またホメオパシーのレメディーを予防的にとることで、事前にサセプタビリティを解放し、予防することも可能です。

実際、ホメオパシー先進国のインドでは、デング熱予防のためにホメオパシーが予防的に使用されています(もちろんデング熱に感染したときもホメオパシーが使われています)。インドのThirumangalamに政府ホメオパシー医学大学病院がありますが、この地域で2011年にデング熱が流行したため、政府ホメオパシー医学大学病院では、2012年12月にホメオパシーレメディーを配給するため、47か所で特別キャンプを設置し、民間企業や地方自治体の同意を得て、24万人の大人や子どもにホメオパシーのレメディーを無料でわたしました。またこれとは別に、SivagangaやTuticorin地域でも、その地域のホメオパシー医学大学の医師達がレメディーを配給しました。配給されたレメディーは、Eupatorium Perfoliatum(ユーパトリューム・パーフォーリアタム/フジバカマ/省略形:Eup-per.)です。Eup-per.はインフルエンザの予防レメディーとしても有名なレメディーで予防キットの中にも入っています。

Eupatorium_perfoliatum_001_512

『ロータス・マテリア・メディカ』(ロビン・マーフィー著 ホメオパシー出版)より、Eup-per.の特徴を一部ですが抜粋して紹介します。

Eup-per.は、マラリアやインフルエンザなどの特定の有熱性疾患に伴ってみられる、手足や筋肉の痛みを素早く緩和することから「接骨剤」として知られている。クラークはEup-per.がインフルエンザの治療に最も有効であると考えた。主に胃・肝臓、気管支の粘膜に働きかける。ホメオパシーでこのレメディーが使用される際の顕著な特徴は、マラリア熱やインフルエンザに関連した骨の苦痛である。古い、慢性の、胆汁性の間欠症から起こる悪液質。ひどい骨の痛みが認められる全症状。主な特徴は強烈なずきずきする感じ、骨が折れそうな痛みである。筋肉や骨のひりひりする感じを伴うインフルエンザ。胸部、背中、手足の筋肉が挫傷したように感じられる、ひりひりずきずきする。このレメディは肝臓に胆汁病の症状を起こす。患者は落ち着きが無く、寒気、吐き気・むかつきを感じる。

精神:夜に頭がおかしくなりそうに感じる。嘆き、不安、落胆。非常に落ち着きがなくじっとしていたいのにじっとしていられない。ずきずきする痛みでうめく。

臨床:肛門ヘルペス。背中痛。胆汁熱。骨の痛み。咳。デング熱。下痢。骨折。発熱。痛風。しゃっくり。声が嗄れる。消化不良。インフルエンザ。間欠熱。黄疸。肝臓の痛み。はしか。口のひび割れ。眼炎。再発した熱。弛緩熱。リューマチ。白癬。斑点熱。梅毒の痛み。喉の渇き。傷。

さらにEup-per.について詳しく知りたい方のために↓
『スピリチュアル・マテリア・メディカ』(全2巻) ユブラジ・シャルマ著 ホメオパシー出版刊より紹介します(ホメオパシー出版の許可を得て掲載)。

Eupatorium perfoliatum

●科 学
キク科、学名Eupatorium perfoliatum、通称フジバカマ。北米中部に自生する。低地の湿った、沼地のような土地に生育する、高さは5mにまでなる、毛深い茎、ごわごわの綿毛で覆われた、樹脂を含む葉は、向かい合い、柄がない(葉は、茎に穴が開いて出てきたように見える)。7月から9月にかけて、白い小筒花をつける。ユーパトリン、精油、セスキテルペン、ラクトン、苦味薬、イヌリン、タンニン、ワックス、樹脂、多糖を含む。同属の数種には、中毒量を摂取すると肝炎を起こすことで知られる、低レベルのピロリジンアルカロイドを含むものもある。微香であるが、非常に苦味がある。薬草としては、免疫刺激薬、発汗薬、解熱薬に用いられ、緩下作用もある。伝統的には、骨の痛み、インフルエンザ様の疾患、毒の中和作用に用いられてきた。

●スピリチュアル
Eupatoriumの神秘体
キク科の植物に関しては、Arnica montanaを参照。Eupatoriumは、特に水の有機組織に強く働きかけ、そこに個(エ)我(ゴ)の温もりの作用を導く。そのため、水浸しの環境下でも、力強く成育し、自らの組織内で、その水分を体系づけるために、適度な薬効成分を含んでいる。かすかな香りは、精油の揮発度の低さを示すことから(その他の点では、同属の他の植物と同様で)、アストラル体が、そこから抜け出さずに、残っていることを示唆している。キク科のテーマは、個我の無数の局面の、集合的、調和的な相互作用を促進することである。そのため、特に水が、この植物を通じて、人間の有機組織体内にもたらされ、例えば、骨、骨格系などの特定分野に、個我を作用させる。それはまた、水のようなエーテル体の所在でもあり、個我が作用しなければならない肝臓にも影響を及ぼす。インフルエンザ様の症状を伴う、うっ血性の水のような状態は、体内で行き場がなくなって「死んだ」水を動かすことで、適切に解消される。

●骨への精妙な作用
このレメディーには、神経感覚系とつながり、宇宙のエネルギーを骨の中にチャネリングする骨膜への特定の作用がみられる。粘膜の中で発達した骨と、軟骨組織なしに発達した骨を判別するのは、妥当なことである。人間の胎児の場合、5週目に(無機物の堆積を固着させ)、最初に骨化するのは鎖骨である。このことは、これが、地球の発達のなかでも、非常に古いものであることを示唆している。骨化は、粘膜マトリックスのセンターで生じる。骨化の第2のセンター(骨端)は、鎖骨周辺あるいは外部で発達し、20~25歳前後で適度に融合し、骨のさらなる成長を阻止する働きをする。粘膜マトリックスから骨化する骨には他に、天蓋と顔面の扁平骨がある。その他の骨は、軟骨組織から形成され、それは、後期の地球の発達を反映している。鎖骨により、存在は直立し、地上に縛られた存在から脱却し、腕が多様に動くようになった。胎児の粘膜から形成される人類の頭蓋骨との関係も、創造主と、高次の精神(アダムカドモン)の主たる姿とかかわりがあることに留意すること。これらの骨は、地球創造に先駆けて、月紀で生じた個性化にも関係がある。

このレメディーは、宇宙と星のエネルギーが、自然に骨に吸気されるよう促す。星の精妙な動きは、肉体に深く影響する。すべての生命は、この宇宙のエネルギーに滋養されている。骨を振動させて気孔を開くと、エネルギーの吸収が高まり、より健康に、より赤色骨髄(赤血球、白血球、血小板が幹細胞を形成)になり、黄色脂肪が減少する。脂肪は、加齢に伴って増え、赤色骨髄を骨周辺に押しやり、その影響力を失わせる。より軽い血液は、地球の重力と濃密さを克服する。免疫系が強化され、骨の結晶構造は、骨の周囲にエネルギーの領域をつくり出すことができる。

●熱
発熱時、体温は、発熱物質の放出により、視床下部に制御されている。視床下部は、キリスト意識、マスターの意識を表し、外界の変化にかかわらず、内的恒常性を保つ。個(エ)我(ゴ)は、火と肉体を熱くすることで主張する。蛋白質代謝は、感染時には、組織炎症に対処するため、免疫グロブリン、凝固因子、急性期蛋白質の合成を増加させ、大きく変化する。この後者は、神経終末を刺激し、痛みを引き起こすが、それは、アストラル体が活性化されたことの象徴である。アストラル体のなかに蓄えられた、未解決なカルマ的経験は、解放されなければならない。中程度から重篤な感染症時には、水分貯留や、ナトリウム貯留がみられることが多い。感染症が治まると、患者は、利尿期に入り、排尿し、余剰水分を排出する。これは、すべての青写真を携えた、もはや使われてはいないエーテル体が、感染時に、粘液や膿の分泌によって洗浄され、変化したことによるものである。このレメディーは、これら、骨の青写真の洗浄と、宇宙的な生命力を吸気できるように、骨膜を開くのを助ける。

●占星術
火星・土星・小惑星アラクネ間のハードアスペクト。特別なパターンは、蟹座の土星と、山羊座の火星とアラクネのコンジャンクションとのオポジション。火星と土星のネガティブな相互影響により、炎症が骨系に集中して起こり、壊死、麻痺、または動きの制約を伴うことが多い。アラクネの影響で、炎症が散在し、動きがとれなくなり、苦しむ傾向が悪化する。山羊座は、病理を骨系にもたらす。

●中医学的診断
外邪の風、寒、湿の侵入による有痛性閉塞症候群(painful obstruction syndrome)。最終的には、経絡内の痰とうっ血から、骨の有痛性閉塞症候群を引き起こす。風、寒、湿は、有痛性閉塞のどの症例にも必ずみられる原因である。鋭い放射状に広がる痛み、深くひどい執拗な痛み、それによる組織腫脹がみられる。それらは、まず経絡に影響を及ぼし、それが、主要な経絡から派生して、周辺組織、皮膚、筋肉、そして関節につながる表層の経絡を詰まらせる。関節は、気血の流れが接合する場として、非常に重要で、ここで陰陽が出会い、内と外が相互作用する。このように、外邪は、特に、気血の虚と停滞がみられる場合、主要な経絡を貫通した後に、関節にとどまる傾向がある。

風が優勢な場合には、浮脈、やや数脈、湿の場合には、遅脈、やや滑脈、そして寒の場合には、緊脈がみられる。(加齢、ストレス、慢性病、過剰な性行為などによる)内在する肝陰と腎陰の虚がある場合には、衛気もまた消耗し、外邪が骨や関節のなかに深くとどまることを許す。骨の有痛性閉塞症候群では、骨はいっそう腫れ、痛み、萎縮する。このレメディーは、急性状態が、特に骨鞘で、骨の気の収縮を伴う炎症の深い執拗な痛みを招くほど、骨に内邪の熱、痰を引き起こすほどにまで、重篤に、または慢性になる。内邪の熱により、脈は沈脈、緊脈、舌は浅黒い赤になる。

●頭蓋仙骨診断 
脊柱の骨膜、または骨の内膜に炎症があり、それが、硬膜管や、脊髄につながる神経根の炎症をもたらす。天蓋・頭蓋底間の縫合部の数か所で、不調整で、滑脱を生じた個所がみられる。これが、頭蓋リズムに対して、分裂した、頭部の不調な屈曲・伸張の動きを引き起こす。

●親和性
骨、骨膜、肺、免疫系、粘液、肝臓。梅毒マヤズム。ソーラープレクサスチャクラ。第7光線。

●基 調
悪化:寒さ、動作、周期的(例えば、毎朝、3日おき、1週間ごとなど)、患部を下にして横たわる、咳、食べ物のにおい、夜間。
好転:嘔吐、発汗、分泌物の放出。

●変った、稀な、特徴的な症状
四肢が折れた感覚。筋肉が、骨からはがれ落ちた。

●精神症状
・自分の精神を見失いそう、炎症時、感染時に散漫になり、落ち着きがない。絶望、落胆、喪失感、精神的、肉体的に、非常に落ち着きがない、動いていなければならない。

●総体症状と部分症状
・猛烈な痛み、まるで骨が折れそうに感じる。骨のひりひりする、打撲感、特に腰から始まる悪寒。
ひどい腰痛、椎間板脱、骨折、骨髄炎、骨膜の炎症の影響。

・高熱と悪寒を伴うインフルエンザ、強烈な骨の痛みを伴う。発熱時の乏しい発汗。悪寒で震えや硬直しているときでさえ、冷たい飲み物を激しく渇望する。例えば、3日ごと、7日ごとなどの周期的な熱、骨の痛みを伴う、マラリアや、溶血性貧血。寒さを感じていても、冷たい飲み物やアイスクリームを欲求。

・肝炎、胆石、うっ血肝、黄疸と、特に腹水症を伴う。食物脂肪の未消化、肝炎による肝臓の胆汁うっ滞、胆石または膵炎による、白っぽい、泥状の便。

・胆汁性のこめかみ、または後頭部の頭痛、吐き気、嘔吐を伴う、朝に悪化、頭痛で目覚めることもある、重い感覚、極度の喉の渇きと、脱水状態のような感覚を伴う。

●関係性のあるレメディー
Baptisia:のぼせたような、赤黒い、昏迷したような外観、胃腸炎時の感染性合併症、吸収不良、下痢、炎症性大腸炎(クローン病、消化性潰瘍)、局所性の腹部膿瘍、胃腸炎後の継続的な吸収不良。補完する、後続によい。

Bryonia:いら立ち、貧困を意識する、病気からの回復が遅い、胸膜炎、しつこい咳(乾性の咳であることが多い)、腹膜炎、動作で悪化する神経痛、関節の腫脹を伴う滑液滲出。補完する、後続によい。

Calcarea phosphoricum:不満、うつ、そして不安なタイプ、粘液うっ滞、骨折後の骨の治癒が遅い、骨粗鬆症、発育不全。補完する、後続によい。

Chelidonium:いら立ち、怒るタイプ、慢性のうっ血性肝臓疾患、こめかみの片頭痛、吐き気を伴う神経痛、嘔吐と視覚障害、月経痛、月経前緊張。補完する、後続によい。

Hecla lava:骨髄炎、骨感染症と腫瘍、特に顎骨の癌。補完する、後続によい。

Pyrogenium:発熱および敗血症性感染時の幻覚症状と狂気、散漫、混乱、体温と心拍の調整力の喪失を伴う免疫系の崩壊。補完する、コンビネーションによい。

Rhus toxicodendron:柔軟性のない堅いタイプ、リウマチ、関節炎、急性神経痛および椎間板脱、ヘルペス性の皮膚発疹。補完する、先行、後続によい。

Symphytum:成長による変形を伴う骨の疾患、骨折後の疾患、骨腫瘍、目の疲れ、打撲傷と出血を伴う目の損傷。補完する、後続によい。

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イラストは、『スピリチュアル・マテリア・メディカ 第2巻』(ホメオパシー出版/ユブラジ・シャルマ著)より

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