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2010年10月

2010年10月 7日 (木)

ホメオパシー新聞その10 10月7日 JPHMAコングレス詳細を健康産業流通新聞が報道

10月7日 JPHMAコングレス詳細を健康産業流通新聞が報道

ホメオパシー報道などの中、各界からも注目を集め開催された第11回日本ホメオパシー医学協会コングレスが健康産業流通新聞で、報道されました。
掲載内容を、記事全文、PDFにてご紹介させて頂きます。

ホメオパシー統合医療へ

日本ホメオパシー医学協会 第11回学術大会を開催

症状に対し、似たような症状をもたらす物質を極限まで希釈したレメディーを用いて自己治癒力を触発する代替医療ホメオパシー。200年前にドイツで生まれたホメオパシーは世界中に広がり、日本でも今年2月に厚生労働省による統合医療についての今後の取り組みを検討する「統合医療プロジェクトチーム」に代替医療のひとつとして取り上げられるなど話題になっていた。しかし、意図的と思われる8月の新聞報道や事実を無視した日本学術会議の会長談話により急激なホメオパシーバッシングが展開され、「非科学的」として医療現場から排除しようとする世論が高まった。このような状況下で開催された日本ホメオパシー医学協会の年次学術大会は、今後の統合医療のあり方をも問う意味深い大会となった。

今回のJPHMAの学術大会は来年の世界初のホメオパシー国際カンファレンスの日本開催を控えた重要な大会である。今年8月の朝日新聞の批判的な報道、日本学術会議の会長談話が次々と発表される中での開催となったが、由井会長は「この逆境をホメオパシーが社会に広がるプロセスの過程」と捉えていた。大会自体は多くの聴講者が参集し、ICH、ホメオパシーと協力的関係にある代替医療分野の第一人者らの協力・講演もあり、盛況のうちに閉会。由井会長以下JPHMA会員の事例発表も充実した内容を伴ったものだった。

日本学術会議の会長談話に関しては、ICHが「レメディーの有効性を立証する高希釈薬の研究は存在する。会長談話が批判の根拠としたホメオパシーの効果をプラセボと結論付けたランセットの論文を欠陥とする指摘も存在する。世界中には数千人の医師が自分たちの医療にホメオパシーを統合しており、専門医療として教育を受けたホメオパスという新しい職業が世界的に確立されている。調査不十分の情報をもとに排除するのではなく、需要が高まっているホメオパシーの理解に努め、現代医学と併用する方向性を探るべき」と言及している。

JPHMAでも手術、検査などは現代医学で行うべきものとし、ホメオパシーと現代医学の連携を重視している。教育機関のカレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(CHhom)でも、病理・生理・解剖など現代医学のカリキュラムをしっかり取り入れている。2011年のホメオパシー国際カンファレンスには海外からも多くのホメオパスが来日する。ホメオパシーは200年の歴史がある代替医療で、日本での歴史は浅いが、今回の学術大会で発表された多くの改善事例、日本のホメオパスの技術の深さには、世界のホメオパシー事情に造詣が深いICHの来賓からも賞賛が送られているほどの水準の高さを示している。医療費削減が国家的急務とされ統合医療に向けた動きが高まる中で、利用者、治癒事例共に増え続けている事実にもっと目が向けられてもいい。JPHMAが今回の批判を前向きに受け止め、ホメオパシーが統合医療の一角を占めることができるか。今後の動向が注目される。

由井寅子会長の発表

現代の状況に適した手法を~現代医学、他の療法と連携~

ホメオパシーは「同じものが同じものを治す」同種療法です。たとえばハシカの場合、ハシカウイルス菌を10の60乗に希釈した砂糖玉レメディーをとります。当然ハシカウイルスは全く存在しませんから副作用はありません。しかしハシカ情報は残存しており、それによって自己治癒力が発動し、治癒が促されます。治癒していかない原因は体がきちんと異物を異物として認識できないところにあるわけです。そこを同種のレメディーで刺激してあげるのです。物質が人体に引き起こす症状は、毒物学の集大成『マテリア・メディカ』に著されています。これは200年前、ホメオパシーの始祖ハーネマンと弟子らが少量の毒を健常人に与える命がけの人体実験を行い、生じた体に起こった症状や、湧き出た感情を記録した書物です。レメディーはこの物質を極限まで希釈して使います。

私は英国在住時に潰瘍性大腸炎を患い、ホメオパシーで治癒した、その経験が、療法の普及を生涯の使命とさせました。英国で学び、英国で療法家のキャリアを積み、日本には16年前に帰国して活動を始めました。当初、日本では発達障害などの難しい病気も多く、思うような成果が出ませんでした。原因を探る中で知り得たのは、日本は欧州に比べ40倍の抗生物質を摂っている事実と100年間予防接種をしてきた歴史です。ハーネマンはホメオパシーが治癒できないケースとして①長引く心の病気、例えば怒り、苦しみ、悲しみなど信念の病気がある②臓器が損傷している③体が治ろうとして出す症状を薬で抑圧した結果、症状が慢性化・深刻化した医原病を挙げています。200年前に治療を断念したこれらのケースはしかし、多くの現代人が抱えている問題です。

特に医原病は日本が先進国といえる状況の中で、私はこれらを治癒に導くための新しい方法の探求を余儀なくされました。最終的にたどり着いたのが、この「3次元メソッド」です。この方法は表面で起きる症状の奥に隠れた原因に遡り根本から治癒するもので、信念の病気、臓器の損傷、本人だけでなく親が使用した薬剤も含む医原病を同種の原理で取り除く手法です。人類が長い歴史の中で罹り、遺伝的要素として誰もが持つ病気の土壌、マヤズムも重要なポイントです。このマヤズムには疥癬、淋病、梅毒、結核、ガンがあり、健常な人生を送れば問題はありませんが、負の感情、予防接種や農薬、重金属など非自然的要因によって刺激が与えられると、各々特有の遺伝的な病気の傾向を生じます。根本がを治癒しないと表面的な症状は再発を繰り返しますし、難病の大半は、これらの根本要因が絡み合った結果と考えます。
信念の病気には同種のこだわりの感情のレメディー以外に、クライアントが抱える心の闇を見極め、理解し、共感した上での「言葉のレメディー」も使います。子供のころに愛されず傷ついた過去の自分、インナーチャイルドの存在を認め、愛してあげる、自分で自分を責めず、受け入れ、褒め、許す努力、いわば精神的な成長がホメオパシーでの治癒に不可欠であることを理解してもらうのです。
DVDでご覧いただいたように、3次元メソッドによって、子供の死を自分の罪として自分を責め続けている子宮筋腫、顔面麻痺の女性、幼少期に両親が離婚し愛情に縁がないと信じ込み続け強い孤独感を抱えている甲状腺ガン腫瘍を患ったシングルマザー、また、多くの発達障害児、癲癇児が、慢性症状が取り除かれ、急性症状が表れた後に目に見えて改善していきました。

一つのレメディーを与えて待つ伝統的な手法も必要です。一方で現代の複雑化した病気に対応する手法もまた必要です。3次元メソッドによって発達障害児の89%が改善したのです。
「自分の中に100人の医者がいる」はヒポクラテスの言葉です。現代人は自己治癒力を軽視してはいないでしょうか。薬で抑制し、病気を恐れて予防接種する前に害のないケアを勧めたいのですホメオパシーのように体にやさしく症状を出し切る自然療法を試してほしいのです。また、ホメオパシーは現代医学で手に負えない際の相談先にもなり得ます。現代医学における救急治療、検査、激しい痛みのための緩和療法はすばらしいものです。しかし、環境毒の害や予防接種やクスリ等による副反応の問題で悩んでいる方々へ、ホメオパシーというその対処法があるということは、大きな朗報であると思います。

私たちも病理生理解剖を重視し、専門家養成校であるCHhomのカリキュラムに組み込んでいます。セントマーガレット病院との提携も、現代医学の技術と協力し合うためです。
インドは現代医学、アーユルヴェーダ、ホメオパシーを第一医学として利用しています。英国のように国民健康保険を適用している国もあります。日本でもホメオパシーが医療の選択肢の一つとして現代医学や他の療法と相互補完する関係ができればと願っています。

全国ホメオパスケース発表

JPHMA会員による10件以上のケース発表とワークショップは、いずれも体の症状から感情、人生経験、遺伝的傾向まで、クライアントの状態を包括的にとらえてレメディーを指示した経過と改善結果が報告された。
ケース発表は以下の通り。

「化学物質・電磁波過敏症のケース」(小林由希子氏)は精製された食品、電磁波、ホルムアルデヒト、殺虫剤、漂白剤などから影響をうけた症状に適合するレメディーでの治癒事例について。
「薬剤の排出と恐怖のレメディーで子供の精神面の成長を促したケース」(西田稔子氏)は子供が恐がっていた大きな音を恐がらなくなった事例を報告。
「虫が皮膚にあたり発症した帯状疱疹のケース」(八幡丹美氏)過去に摂った薬剤他のレメディーで老廃物を排出したい情報新が改善したケースについて。
「インナーチャイルドが泣いている」(古園井成子氏)はトラウマを解消し子供に優しく接することができるようになった母親の事例を紹介。「臓器機能障害に対するホメオパシーの有効性について」(笹木眞理子氏)はレメディーによるペットの疾患の改善事例を報告。「Lachが怒りを伴う母子関係に合っていたケース」(伊藤知子氏)は毒蛇のレメディーによる母子関係の改善を紹介。
「皮膚湿疹、花粉症、及びリウマチが同時に改善したケース」(松尾敬子氏)は湿疹に使った薬で酷くなったケースに対してレメディーにより他の症状も含めて改善したケースを報告。
「潰瘍性大腸炎が高熱と皮膚発疹を経て改善したケース」(岡本祥子氏)はレメディー投与後の好転反応の後、家族のサポートと共に潰瘍性大腸炎が改善した事例について。
「親のとった薬の影響が子供に引き継がれるケース」(麻野輝恵氏)は母親が使用した薬剤のレメディーを子供に与えたことで子供の湿疹が改善したと報告。
ワークショップは以下の通り。
「ホメオパシーから現代日本における自然な妊娠・出産の未来を考える」(小島利恵氏)はホメオパシーが妊娠時に自分を取り戻す指針になると報告。「病院にたどりつくまでの家庭でできるケア」(宮崎日出子氏)は怪我や負傷時のレメディーを紹介。
「ホメオパシー応用で高齢者ケアの常識が変わる」(片桐航氏、秋山佳胤氏)では高齢者はレメディーの効果が出やすく、うまく使えば健康的な老後が送れると報告。
「特別支援学級を勧められた子供が、一般学級に適応したケース」(鈴木優子氏)はトラウマやアトピーに関してはホメオパシーで治癒し、その後他機関との連携で現実的な自立を促す重要性について報告した。

記念講演Ι

批判の後に確立される」 ~国際評議会の会長、書記官も講演~

「ホメオパシーの歴史が長い国では必ず批判に曝され、それを乗り越えてきた」――。

世界28カ国30団体で構成されるホメオパシー国際評議会(ICH)の会長グウィネス・エヴァンス氏、書記官のスティーブン・ゴードン氏は、海外の状況などについて語った。

「クライアントを治療することが何より重要な役目である」と話すエヴァンス会長は、ニュージーランドの療法家ホメオパスでもある。ニュージーランドには1900年頃、英国の移民によってホメオパシーが伝えられたという。
1940年代には同地の教育機関は1校だったが、現在は3校。1990年代には3校が協力して知識や臨床経験など教育に関するガイドラインを策定、同国でホメオパスの地位を確立させた。この経緯を踏まえ、「ホメオパシーは歴史が長いため流派が増えるのは仕方ないが、世界では団体間ので連携する動きが高まっている」として、由井会長が訴える日本の各団体間の団結を支持した。
「ホメオパシーは200年間、攻撃され続けてきた」と話したのはゴードン氏。創始者のハーネマン自身、何度も転地を余儀なくされたという。

各国におけるホメオパシーが辿る経緯としてインドのガンジーの言葉を引き、「初めに無視され、次に笑われ、そして戦いを仕掛けられ、最後に勝つ」と説明、日本の近況に対して「心配ない」と語った。現在も批判を受ける背景には、利用する国・人が増え、安全、安価で、処置を受けた70%が改善したデータがある状況に対し、製薬業界が感じている脅威があるとの見解も示した。
欧州では1億人がホメオパシーを使い、国民健康保険に適用されている英国をはじめ、ドイツ、オランダ、ベルギー、ポルトガルなど各国で代替医療の地位を確立している状況も解説。また、「欧州の医薬品市場の中でレメディーが占める割合は1%。ドイツは2%、フランスやオランダは5%程度で、徐々に増えている」とも話した。

記念講演Ⅱ

代替医療の併用について

池川クリニック院長で産婦人科医の池川明氏は、「お産が変われば日本の未来が変わる」のテーマで講演。
同氏は「胎児、新生児にも感情があり、胎内にいるときからトラウマを抱える可能性がある」と〝胎内記憶〟について説明。妊娠中の母親の精神的、環境的なケアが日本の将来を左右するとし、自然なお産のニーズが多い中でホメオパシーは妊娠出産時に有効な役割を果たし得ると話した。

「我が国医療、介護における統合医療の役割と将来」のテーマで講演した医療コンサルタントでNPO法人IHMA代表の野口哲英氏は、西洋医学は絶対的なものではないと主張。「保険適用されない代替医療は効かないといって勉強しないのは大きな問題」と現在の医療体制に疑問を呈し、西洋医学と様々な代替医療が連携し、よりよい医療を提供するのが医療従事者の務めであると話した。

セントマーガレット病院の医師・酒向猛氏は、「千島学説は統合医療に通じる~ホメオパシーの統合医療の可能性~」と題し講演。血液は腸で造られるとする「千島学説」を紹介する中で、現代の病理学の定義についても触れた。現代の病理学には生命現象には目に見えない力が働くと考える生気論的病理学と、生命現象は物理科学の手法で解明できるとする機械論的病理学があり、機械論では全ての病気は細胞から起こるとしている。同氏はまた、細胞の関する千島学説の見解を紹介。「実際に千島先生の観察は、構造のないところから気の力によって細胞が生じるとする生気論的視点の正しさを証明している」とし、生気論的病理観を持つホメオパシーは尊重すべき代替医療と話した。

血液循環療法学院長の大杉幸毅氏は、「自然治癒力を高める血液循環療法~ホメオパシーとの連携と可能性~」のテーマで講演。血液循環療法は患部に対応する部位を手指で優しく圧迫して局部的貧血を起こし、指を離して毛細血管に赤血球を送り込む作業を繰り返す療法で、手技による歯肉ガン、アトピー、糖尿性壊疽の改善事例が紹介された。潜在意識にも作用するレメディーとの併用は、治癒効果の向上と適応疾患の広がりが期待されるとした。

パネルディスカッション

国内外来賓、由井会長、NPO法人「日の出会」がんSTOP運動代表の新納悟氏、心理カウンセラーの斉藤啓一氏のパネリスト、座長で弁護士の秋山佳胤氏は、学術大会の成果やバッシングに関する議論を交わした。

斉藤氏は「今回のような質の高い学術発表をしていれば問題ない」とコメント。バッシングを心理学的な面から解説し、ホメオパシーを理解してもらうことで、解決できると結論づけた。血液循環療法を推進する大杉氏は「治癒事例を広く知ってもらうべき。知らない人が多いから批判される」と話し、患者が自分で治る努力をサポートする体制整備の必要性も訴えた。セントマーガレット病院の酒向氏は「学問的側面からホメオパシーを援助したい」とエール。秋山氏は「医療の目的は治すこと。選択肢を広げることが国民のためにもなる」と語った。

新納氏は「ホメオパシーを含む代替医療を奨励して医療費を削減し、かつ西洋医学の医師を予防医学へも導く医療革命をプロデュースしていきたい」と話した。由井会長は「ホメオパシーで全力を尽くす。同時に他の代替医療や現代医学と連携し、お互いの良さを生かす統合医療のあり方を追求したい」と話した。ICHのエヴァンス会長、ゴードン秘書官は学術大会の充実した内容に賞賛を送った。

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2010 JPHMA コングレス 開催の様子はコングレス特設サイトからも閲覧いただけます。

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