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2010年9月 9日 (木)

ホメオパシー新聞その9 日本学術会議談話に対して、ホメオパシー国際評議会(ICH)が見解発表!

日本学術会議談話に対して、ホメオパシー国際評議会(ICH)が見解発表!

2010年9月9日

ホメオパシー国際評議会(ICH;International Council for Homeopathy)が日本学術会議がホメオパシーに言及した会長談話への見解を公表しました。

本見解は、日本学術会議、厚生労働大臣、そして報道機関、及び、日本の国民の皆様へのメッセージとして日本ホメオパシー医学協会あてに届いたもので、JPHMAとして和訳版も作成しています。

  • ※ICHは、英、独、米、豪など、世界28ケ国33のホメオパシー職業団体が参加する最大のホメオパシー職業団体で、JPHMAもメンバーとなっています。

和訳

プレスリリース
先日の日本学術会議(SCJ)会長談話に対する見解
2010年9月9日(木)ホメオパシー国際評議会(ICH)

ホメオパシー国際評議会(ICH)は、知識が不十分なことから導き出された日本学術会議(SCJ)会長 金澤氏によるホメオパシーに対する誤解と見解に対し、回答を望みます。
彼の声明は表面的であり、自分が主張した事を立証しようとしていないことは明らかです。
ICHは、日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)を含む世界中のホメオパシー専門家の団体を代表する国際評議会です。

1)金澤氏の発表からは、SCJが、ホメオパシーの性質または薬理学におけるホメオパシー医療の原理を真に理解していないことは明らかです。たとえば、レメディーを「ただの水」が含まれたものと言われることは、ホメオパシーのレメディーがどのように作られるかについての研究や理解に全く取り組んでいないことの現れです。
ホメオパシーレメディーは、ホメオパシーが存在して200年以上をかけ発展し、改善された調剤法に従い、とても特別な方法で作られています。ホメオパシー商品は、急速に国際的健康商品市場の重要な一部を形成し、欧州連合の条例によって、あるいは欧州連合、アメリカの食品医薬品局、WHOによって認められています。(1)

2)ホメオパシーレメディーの希釈振盪された性質の効果については、SCJは「この主張には科学的根拠がなく、荒唐無稽としか言いようがありません。」と主張していますが、ホメオパシー的観点からは、多くの研究において、高希釈薬の効果は立証されている(2-8)だけではなく、他分野における科学的研究も増えており、高希釈の効果が立証されています(9-19) 。このことからも、SCJは主張についての調査を十分にしていないことを示しています。

3)「過去には「ホメオパシーに治療効果がある」と主張する論文が出されたことがあります。しかし、その後の検証によりこれらの論文は誤りで、その効果はプラセボ(偽薬)と同じ、すなわち心理的な効果であり、治療としての有効性がないことが科学的に証明されている。」とランセットの論文を引用し言及しています(20)。
しかし、この論文は、ホメオパシーに対する懐疑的な部分が多く、実際ホメオパシーに対して懐疑的であった著者により偏った方法がとられ 、とても欠陥のある研究である事が示されています(21-22)。

最も最近の研究において、キューバで230万人が関与した研究においては、レプトスピラ症を防ぐのにホメオパシー治療が多大な影響があった事が記録れています(23)。
SCJは、このキューバのホメオパシー治療の件に関して、個別のケーステイクがされずに全人口へ定期的に与えられたホメオパシーレメディーが何らかの集団プラセボ効果があったと主張するつもりなのでしょうか。

4)SCJはまた、今年初めの英国下院科学技術委員会の報告を引用されています(24)。
この報告は、英国国会の懐疑的国会議員の見切り発車により始められた軽率な調査の結果行われたものです。その懐疑派国会議員が望む結果を引き出すようにとても偏った方法で実践し、文書化された、欠陥のある報告でした。最終報告では、わずか3名の国会議員による署名しかなく、その内の2名は、その調査過程に参加していませんでした。英国国会全体で討論されることもなく、承認を得ることもなかったのです。
英国政府は、公正に、この報告に応答しながらも、NHSからホメオパシーを除外するという、その提言は決議されなかったのです(25) 。
世界中の何千にも及ぶ医師達は、現代医学では満足に応えられない多くの患者達をホメオパシーにより助ける事ができることから、自分達の医療にホメオパシーを統合し始めています。また増加する患者のニーズに応え、専門の医療として、ホメオパシーの教育を受けたホメオパスという新しい職業が、ここ数十年間で世界的に確立されています。

この談話に表明されているように、調査が不十分な情報をもとにホメオパシーを排除することをしようとするより、ホメオパシー治療で恩恵を受けた患者やそれを使っているホメオパシー療法士と触れ合うことで、なぜこのようにホメオパシー需要が高まっているのか、どのようにそれが作用するのかを理解しようと取り組むことを考慮するべきではないでしょうか。

患者の健康管理のために、ホメオパシーは現代医学と併用することが可能であるという選択肢があっても良いのではないでしょうか。

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この文書の内容に対する情報に関しては、以下にご連絡願います

International Council for Homeopathy
URL: http://homeopathy-ich.org/

Japanese Homeopathic Medical Association
URL: http://www.jphma.org

References
  1. World Health Organization (WHO). Safety issues in the preparation of homeopathic medicines, 2009. ISBN 978 92 4 159884 2
  2. Jonas, W. B., Kaptchuk, T. J., & Linde, K. 2003b, "A critical overview of homeopathy", Ann.Intern.Med., vol. 138, no. 5, pp. 393-399.
  3. Cucherat, M., Haugh, M. C., Gooch, M., & Boissel, J. P. 2000, "Evidence of clinical efficacy of homeopathy. A meta-analysis of clinical trials. HMRAG. Homeopathic Medicines Research Advisory Group", Eur.J.Clin.Pharmacol., vol.. 56, no. 1, pp. 27-33.
  4. Linde K, Clausius N, Ramirez G, et al. Are the clinical effects of homoeopathy placebo effects? A meta-analysis of placebo-controlled trials. Lancet 1997;350:834-43.
  5. Report to the European Commission directorate general XII: science, research and development. Vol 1 (short version). Brussels: European Commission, 1996:16-7.
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  24. House of Commons Science and Technology Committee. Evidence Check 2: Homeopathy. Fourth Report of Session 2009 - 10, 22 Feb 2010.
  25. Government Response to the Science and Technology Committee report 'Evidence Check 2: Homeopathy'. Presented to Parliament by the Secretary of State of Health by Command of Her Majesty, July 2010.

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