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2010年8月

2010年8月28日 (土)

ホメオパシー新聞その7 日本学術会議金澤会長「ホメオパシー談話」について

『日本学術会議』という機関は、政府から独立した特別の機関であるため、本会議自体に行政・立法・司法の三大権限を有していません。つまり、今回の「ホメオパシー」についての会長談話の公表内容は、日本学術会議という一機関の見解であり、政府の見解ではありません。日本学術会議の声明文を見ていきます。

日本学術会議

ホメオパシーはドイツ人医師ハーネマン(1755 - 1843年)が始めたもので、レメディー(治療薬)と呼ばれる「ある種の水」を含ませた砂糖玉があらゆる病気を治療できると称するものです。

日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)

ハーネマンはあらゆる病気を治療できるとは言っておらず、当時の水銀治療や瀉血治療など有害で症状を抑圧する治療や体力を消耗する治療を行うことで治癒不可能になると考えていました。また不自然な環境や不自然な食生活によって生じた病気は、それを変えない限り治癒しないと考えていました。したがってあらゆる病気を治療できるなどと称していません。この文章を読むと、ホメオパシーはどんな病気でも治せるとハーネマンあるいはホメオパス(ホメオパシー療法士)が言っているかのような誤解を与えるもので正しくありません。もちろん現在も日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)、ホメオパスも、あらゆる病気を治療できるとは言っておりません。

日本学術会議

近代的な医薬品や安全な外科手術が開発される以前の、民間医療や伝統医療しかなかった時代に欧米各国において「副作用がない治療法」として広がったのですが、米国では1910年のフレクスナー報告に基づいて黎明期にあった西欧医学を基本に据え、科学的な事実を重視する医療改革を行う中で医学教育からホメオパシーを排除し、現在の質の高い医療が実現しました。

日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)

日本学術会議が「近代的な医薬品」と称するものが、症状を止めたり、不足する物質を補うための化学合成された薬のことを称しているのだとしたら、それは重病人などには有用と考えますが、多くの場合、多くの人には有用ではないと考えます。多くの人は、現代医療の多くが症状の緩和を目的とした対症療法であることを知っており、根本治療とは異なることを知っています。そして臓器や器官の機能障害による症状は別として、基本的に症状とは、体の防衛機能や浄化機能の現れであるという考えは、現代の生理学でも支持されています。したがって症状を安易に薬で止めることは正しいやり方ではないと考えています。多くの「近代的な医薬品」は、症状を止めることはできても、その症状を出している原因を治療することはできません。

もちろん、命にかかわる症状や辛い症状には緩和や手術が必要であり、症状を止める必要がある場合も多々あります。その意味で「近代的な医薬品」は必要なものであり、JPHMAとしても薬は必要なものであるし、医学も薬学も必要な学問であると認識し表明しています。

これらのことをふまえてJPHMAではひとつの提案をしています。体内への異物の侵入を阻止しようとして生じていると思われる症状や体内を浄化しようとして生じていると思われる症状に対しては、「近代的な医薬品」を使用する前に、まずはホメオパシーのレメディーを使ってみてはどうですか、という提案です。
もし「近代的な医薬品」が正しい使われ方をしないとしたら、それは症状の抑圧によって後の慢性疾患を作り出す原因になったり、「近代的な医薬品」のもつ副作用によって健康が損なわれる可能性があると考えています。そのようなことから、第一に求められる療法とは、対症療法ではなく根本から治癒をもたらす療法です。つまり、それは化学物質で生体をコントロールする類の方法ではなく、自分のもつ自己治癒力を触発し、自ら健康になる自然療法が大切だと考えています。日本学術会議は、かつてのアメリカの民間療法をまとめて時代遅れであるのような書き方をしていますが、知恵ある療法は長い歴史の中で伝承されてきた民間療法の中にこそ多くあったと推測します。長い年月使われるということは十分に時間をかけてその療法が実践的に評価されてきていると言えるからです。

個々の「近代的な医薬品」は必要なものですが、50年後も同じような薬品がそのまま使われていることはあまりないと思います。ホメオパス(ホメオパシー療法士)が200年間一貫して変わらずハーネマンが使っていたのと同じレメディーでホメオパシー療法を行っているという事実が、ホメオパシー療法がいかに優れているかの証拠となることはあっても、時代遅れと批判する根拠にはなりません。JPHMAは「近代的な医薬品」には「近代的な医薬品」のよさがあり、レメディーにはレメディーよさがあると考えています。もちろん、手術や検査は現代医学の素晴らしい技術であり、これに勝るものは他にありません。

また日本学術会議は、ホメオパシーが欧米において「副作用のない治療法」として広がったと主張されていますが、ホメオパシーが広がったのは、副作用のない治療法(「近代的な医薬品」にはない優れた特質です)であることはもちろんですが、それ以上に、その目覚ましい治癒効果ゆえに広がったのです。
ホメオパシーの有効性を示す典型的な出来事として、英国で1854年にコレラが大流行したことがあります。記録によるとこの大流行の期間中、ホメオパシーの病院では死亡率がわずか16.4%だったのに対して正統派医学の病院では50%でした。しかしこの記録はロンドン市の衛生局によって故意に隠蔽されました。しかしホメオパシー治療が有効であることは多くの人の知れるところとなり、その後、ハーネマンの著作を読んで欧米の多くの開業医がホメオパシーを取り入れるようになっていきます。また、19世紀のアメリカでホメオパシーが草の根的に広がった背景として、ホメオパシーで家族の体調が劇的に改善した体験をきっかけに多くの母親がホメオパシーを真剣に学ぶようになったということもあります。
ホメオパシーを一度も使ってみたこともない人が、いくら声高に「効くわけがない」と叫んでみても、そのような言葉は、「近代的な医薬品」とホメオパシーのレメディーの両方を十分に使った者がホメオパシーの素晴らしさを語る言葉にはかないません。どちらが優れているかを語ることができるのは、両方の方法を使ってみたことがある者だけです。また実体験には、机上の知識(単なる思考あるいは空想)がとうてい太刀打ちできない力をもっています。もし「それは極めて個人的な体験であり、それこそが妄想である」と反論する者がいるならば、これだけ多くの人が体験していることを妄想或いはプラシーボ効果で片付けようとするその既成理論へのこだわりこそが彼らの妄想の元凶であると言えます。
過去にもホメオパシーに懐疑的な人物はたくさんおり、ホメオパシーのインチキを暴こうとした者も多数います。しかし実際にホメオパシーのインチキを暴こうと真剣に調査した者は、ことごとくその真剣さゆえにホメオパシーの効果を認めざるをえませんでした。結局のところ、ホメオパシーをインチキとして証明できた人は誰一人いないのです。そのことは、裏を返せば、とりもなおさずホメオパシーの有効性を証明すること同じことになります。ただし詐欺的な手法によって、ホメオパシーは有効でないという世論を形成しようと試みた一部の人を除きます。

次ぎに日本学術会議は、米国では1910年のフレクスナー報告に基づいた医療改革によってホメオパシーを排除し、現在の質の高い医療が実現しましたと主張します。
しかしフレクスナー報告に基づく医療改革よって実際に何が起こったかというと、本来、圧倒的大多数の人に提供されるべき、安価で手軽で副作用が少ない有効な民間療法が排除され、重病人に対して提供されるべき、高価で副作用の多い「近代的な医薬品」による治療が一般の治療法として採用されてしまったために、米国国民は手軽に安全に健康を取り戻す療法を奪われ、症状の抑圧と薬の副作用によって体の浄化の機会を奪われ不健康になっていったということです。

アメリカでホメオパシーが衰退した背景には二つの理由があります。一つはアメリカ医師会によるホメオパシーの弾圧です。当時のアメリカ医師会はあからさまにホメオパシーを叩き潰すという目的のために設立された圧力団体であり、競合相手のホメオパシー医師たちを妨害し、廃業に追い込むという目的のために組織されたものです。これは推測ではなく、実際に米国医師会の設立目的として掲げられているものです。米国医師会がどのようにホメオパシー潰しを行っていたかの詳細は以下の文献をお読み下さい。

アメリカでホメオパシーが衰退したもう一つの理由が、日本学術会議が主張するとおり、1910年のカーネギー財団によるフレクスナー報告に基づく医療改革があります。
しかし、カーネギー財団と米国医師会は裏で繋がっていた証拠があります。フレクスナー報告書を「設計」したのは米国医師会であると断言している者さえいます(Roberts, 1986)。そして当然『米国医師会ジャーナル(JAMA)』はフレクスナー報告を褒めちぎりましたが、多くの医学誌には、「拙速である」、「間違いだらけ」、「無礼極まりない」、「存在価値のある小規模校に不公平」などと書かれたしろものです(Hiatt, 1999)。当時、アメリカやヨーロッパで最も尊敬されていた医師の一人で、ジョンズ・ホプキンス大学で教授や同大学病院の診療部長を務めたウィリアム・オスラー卿は、フレクスナーの「医療の理解度ははなはだ貧弱であり」、レポートにはあまりにも誤謬が多くて「『不公平や無知』という言葉が効果的かどうかは何とも言い難いが……、いずれにしても、大変な不正がなされた」と述べています(Chesney, 1963, 177-178)。
すなわち米国医師会がホメオパシーを叩き潰すために設立された協会であり、フレクスナー報告書を設計したものが米国医師会であるとするなら、フレクスナー報告書はホメオパシーを叩き潰すためのシナリオだったということが言えます。

実際のところ、米国医師会はホメオパシーをはじめとする代替療法に強い嫌悪感を抱いていて、それらを衰退させるか一掃することできれば、主流派の医師の需要がぐんと増し、ひいては生活も潤うと考えていたわけです。
フレクスナーは「科学的な医学」が「民主的」なものである必要はなく、代替医療への世間の関心に応える必要もないと言い切っていました。異論があれば、それは無知または「ドグマの妄信」で切り捨てていました(Flexner, 1910, 156, 161)。
こうしてフレクスナー報告書に基づく医療改革によって、一九〇〇年の時点で米国に二二校あったホメオパシーの医学部や医科大学は、一九二三年までにわずか二校に減っています。自然療法、折衷医学、カイロプラクティックなどの各種学校も似たような運命をたどり、ホメオパシーを教えていたすべての医学校は、フレクスナーが奨励したガイドラインに沿うようカリキュラムの変更を迫られましたが、このような変化は生物医学的な視座を求めるものであり、その分ホメオパシー教育の量は激減せざるを得なく、ホメオパシー医学校は二流のホメオパスしか輩出できないような状況になり、一九五〇年までにホメオパシーを教えるすべての学校が閉鎖されたわけです。こうしてアメリカにおいて存在していた22のホメオパシー医科大学、100以上のホメオパシー病院、1000を超すホメオパシー薬局が姿を消すにいたりました。これが米国でホメオパシーが衰退した理由です。
こうして米国医師会の強い影響を受けたフレクスナー報告書に基づく医療改革によって、長年の臨床上有効であり、安く副作用の少ない、そして自己治癒力を触発する療法が廃止され、近代的、科学的という名のもと物質的に外からコントロールする医療、そしてお金がかかる医療へと変貌して行ったのです。

フレクスナー報告書にまつわる全貌は、『世界の有名人、文化人がホメオパシーを選択するわけ』(ホメオパシー出版 2010年9月25,26日JPHMAコングレスで発売予定)のホメオパシーを支持したロックフェラーの項目に大変興味深く詳しく書かれていますので参照してください。一歩間違えば、アメリカにおいてホメオパシー医学が主流となっていた可能性があるのです。

日本学術会議

こうした過去の歴史を知ってか知らずか、最近の日本ではこれまでほとんど表に出ることがなかったホメオパシーが医療関係者の間で急速に広がり、ホメオパシー施療者養成学校までができています。このことに対しては強い戸惑いを感じざるを得ません。
その理由は「科学の無視」です。レメディーとは、植物、動物組織、鉱物などを水で100倍希釈して振盪しんとうする作業を10数回から30回程度繰り返して作った水を、砂糖玉に浸み込ませたものです。希釈操作を30回繰り返した場合、もともと存在した物質の濃度は10の60乗倍希釈されることになります。こんな極端な希釈を行えば、水の中に元の物質が含まれないことは誰もが理解できることです。「ただの水」ですから「副作用がない」ことはもちろんですが、治療効果もあるはずがありません。物質が存在しないのに治療効果があると称することの矛盾に対しては、「水が、かつて物質が存在したという記憶を持っているため」と説明しています。当然ながらこの主張には科学的な根拠がなく、荒唐無稽としか言いようがありません。

日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)

日本学術会議はホメオパシーは「科学の無視」であるから戸惑っていると主張します。何をもって「科学の無視」というのでしょうか? 事実を尊重することが「科学の無視」になるのでしょうか? 事実よりも科学が正しいなどということが一体あるでしょうか? 有り得ないことです。これまでの科学の理論と事実の間で不整合があった場合、それは科学の理論が不完全であることを意味します。ホメオパシーの場合は、理論と事実の不整合というよりも、ホメオパシーが有効である仕組みが科学的に解明されていないという方が正確かもしれません。いずれにせよ、本来科学とは一つでも理論に合わない現象が観察されたならば、それは理論の不完全さを示すものであるにもかかわらず、ホメオパシーの有効性を示すおびただしい客観的事実がある状況において、それらの全てを無視する態度は、極めて非科学的なものであります。
またJPHMAはホメオパシーの有効性を示す資料を随時HPにアップしていきます。
また2010年9月25日、26日に行われる第11回ホメオパシーコングレス(ホメオパシー学術大会)においてホメオパシーの有効性を示す治癒症例を発表しますので、是非コングレスにこられて事実を見ていただきたいと思います。

日本学術会議は、原材料を希釈振盪した水が「ただの水」であると断定していますが、原材料の分子が1分子もないからといって、その水に原材料の情報が何らかの形で保存されていない証拠にはなりません。記録されたDVDと何も記録されていないDVDのどちらも化学的には同じ成分です。しかし記録されたDVDには情報が保存されています。水が情報を保持すると考える根拠の一つしてノーベル物理学賞を受賞しているブライアン・ジョセフソン博士のコメントを紹介します。

「ブライアン・ジョセフソン博士(Brian Josephson)(一九四〇)はイギリスの物理学者で、わずか二二歳のときに完成させた研究によって、一九七三年にノーベル物理学賞を受賞している。現在はケンブリッジ大学で教授をしながら、凝縮系物質理論研究グループの物質・精神統合プロジェクトの主任を務めている。ジョセフソンは、『ニューサイエンティスト』誌(一九九七年一〇月一八日号)の記事への回答として、このように書いている。

『ホメオパシーに関する主張に対してあなたからお寄せいただいたコメントについてです。希釈を繰り返すことで溶液中の溶質分子がほぼゼロに等しいほど微量になっているということが主な批判点でありますが、この指摘は的外れです。なぜなら、ホメオパシーのレメディーを推奨している人々は、ホメオパシーが効くのは水中に存在する分子の作用ではなく、水の構造に変化が生じたためだと考えているからです。
単純に考えると、水は液体であるため、そのような観念に合致するような構造をもたないのではないかと思われるかもしれません。しかし通常の液体のように流れるのに顕微鏡的な距離においては秩序だった構造を維持する液晶の例などを考えれば、そのような考え方には限界があります。まさにこの点を考慮に入れるなら、わたしの知る限り、ホメオパシーに対する反論として有効なものはいまだかつて存在していません。
これに関連するテーマとして「水の記憶」という現象があります。ジャック・ベンベニストとその同僚のヨレーネ・トーマス、さらにその他の研究者も、この現象を経験的に証明したと主張しています。もしそれが確かだとすれば、むしろホメオパシーそのものよりも大きな意味合いをもつでしょうし、また、そうした主張をとりあえず検証してみるどころか、手に余るとただやり過ごしてきた現代の科学界の見識の狭さを証明することにもなるでしょう(Josephson, 1997)。』

水の構造に関するジョセフソンの発言は、より近年の研究によってその正しさが確認されることになった(Roy, et al., 2005)。材料科学の教授らが、博士号を有するホメオパスと共同で、水の構造についての重要かつ技術的なテーマに関する基礎科学研究の報告書を書いている。これらの一流の科学者たちは、ホメオパシー薬の製造過程がどのように水を薬へと変化させるかを説明し、ただの水とは異なることを明らかにした。現在では、ホメオパシー薬を作るのに不可欠な「震盪」の過程で、ナノバブルと呼ばれる超微細な泡を含む大小さまざまな泡が立ち、それによって水の圧力や構造が変化することがわかっている。
ジョセフソンは、『ニューサイエンティスト』誌(二〇〇六年一二月九日号)のインタビューで、型破りと目されているような考え方を擁護するようになった経緯についてコメントを求められ、次のように答えている。

『ある会議に出席したところ、ジャック・ベンベニストという名のフランスの免疫学者が、水にはかつてそのなかに溶けていた化合物の「記憶」が残存している――ホメオパシーが効く理由もここから説明できるかもしれない――と、自分の発見を初めて披露していた。科学者たちはむきになって彼の研究結果に猛反論し、彼があまりにひどい仕打ちを受けていることにわたしはショックを受けた。』

さらにジョセフソンは、現在の科学者には「病的なまでの不信」に陥っている人、すなわち、「事実だとしても信じない」という言葉がぴったり当てはまる非科学的な姿勢の人が多すぎる、とも述べている。
ここまでに紹介した過去二〇〇年の数々の高名な科学者や医師の話は、ホメオパシー薬の効き目を裏付ける強力な証拠を突きつけている。こうした意義深い個人レベルの体験に加え、現在も積み上げられつつある基礎科学や臨床研究における多数の根拠を併せれば、ホメオパシー薬は単なるプラシーボ反応だとか、プラシーボ効果による部分が大であるなどと主張するのは、非科学的で閉鎖的な精神の持ち主だけだと言えるし、またそう考えてしかるべきである。」

ホメオパシーに効果があるというのは疑いようのない事実であり、事実が先にあり、上記はそれを科学的に説明するための一つのモデルであるということです。

日本学術会議は、「水が、かつて物質が存在したという記憶を持っているという説明には、科学的な根拠がなく、荒唐無稽としか言いようがない」と主張します。

しかし、1988年に「ネイチャー」に掲載されたベンベニスト博士の論文『高希釈された抗血清中の抗免疫グロブリンE(抗IgE抗体)によって誘発されるヒト好塩基球の脱顆粒化』ですでに水の記憶(水がかつて存在した物質情報を保持している)に関しては証明されています。ベンベニスト博士は、2度ノーベル賞にもノミネートされたきわめて優秀なフランス人科学者でした。ベンベニスト博士の論文がネイチャーに掲載された数週間後に、再検証の名のもとにホメオパシー懐疑論者の急先鋒であり、手品師でもあるジェイムズ・ランディーを含む特別な「ネイチャー」の調査チームが組織され、翌年、同じくネイチャーにベンベニスト博士の実験は幻だったとする反対論文が掲載されました。この論文が掲載されるに至った経緯、卑怯な手口などについては、ベンベニスト博士の遺稿となった『真実の告白──水の記憶事件のすべて』(ホメオパシー出版刊)に書かれています。こうして2年後には、ベンベニスト博士はフランス科学界から失脚させられ、ベンベニスト博士の名誉が回復されることのないまま、2004年10月3日に不遇な死を遂げたのです。そして、ベンベニスト博士の死後、上述の『真実の告白──水の記憶事件のすべて』が遺族によってフランスで出版され、ベストセラーとなる中でフランス国民は、この事件の真相を知ることになります。ロイヤル・アカデミー・オブ・ホメオパシー(RAH)ではベンベニスト博士を日本に招き、1998年に最新の成果を含め、日本で講義を行いました。

さて1988年にベンベニスト博士の論文がネイチャーに発表される前に、イタリア(ミラノ)とカナダ(トロント)とイスラエル(テルアビブ)にある3つの研究所でベンベニスト博士の実験結果が再現されています。またフランスマルセイユのある研究所のアレルギー学の大家も肯定的な結果をベンベニスト博士に送ってきます。ですからネイチャーも論文掲載に踏み切ったのです。

その後、ベルファースト・クイーンズ大学のエニス(Ennis)教授によるベンベニストと同様の研究、およびフランス、イタリア、ベルギー、オランダの別々の4大学で行われた追実験により(Belon et al1999)、ベンベニストの研究結果の基本的妥当性が確認されています。エニス教授自身も実験を2回行っています(Brown &Ennis 2001)。興味深いことには、4 大学による追実験はベンベニストの研究の欠陥が明らかになることを想定して正確に科学的な評価を行おうと、クイーンズ大学が扇動し、その調整の下に実施されたものです。ベンベニストの研究結果の有効性と第三者による再現可能性が明らかにされたことは、ホメオパシーの基礎研究にとって非常に大きな意味をもちます(Belon2004:Fisher 2004)。
このような水の記憶を証明する実験結果は多数あるにもかかわらず、日本学術会議は水の記憶に関して「荒唐無稽」と断言します。

「治療効果もあるはずない。」とのことですが、ホメオパシーは、ヨーロッパでは200年の歴史がある伝統ある学問(医学)であり、ドイツ、フランス、ベルギー、ギリシャ、イタリア、スイス、イスラエル、インドをはじめ多くの国で正式に医学として認めらており、医科大学のカリキュラムに組み込まれています。当然、ホメオパシーを実践する非常に多くの医師が存在し、フランスの医師の約3割、ドイツの医師の約2割がホメオパシーのレメディーを使用しているという事実があります。またドイツの医師の約半数が、ホメオパシー薬は有効だと考えています(Kleijnen, Knipschild, and Reit, 1991)。
もちろん、数え切れないほどの治癒実績があります。治療効果があるはずないというのはホメオパシー療法に対する根拠のない偏見であり、間違った認識です。

日本学術会議は「物質が存在しないのに治療効果があるという主張には科学的根拠が無く、荒唐無稽としか言いようがない」と主張します。なにをもって科学的根拠と考えているのかわかりませんが、明らかにホメオパシーで治癒した数え切れないほどの事実以上に科学的根拠はないと考えます。しかしもし、日本学術会議がたとえば二重盲検査の結果をもって科学的根拠の一端と考えているとしたら、以下にHPに二重盲検査に基づきホメオパシーの有効性を示す論文がありますので参照してください。

また、ホメオパシーの有効性を示す研究はたくさんあります。また、レメディーをテストした何百件もの臨床研究、生物活性を検証した何百件もの基礎科学研究もあります。また、エビデンスリストとして、たくさんあるなかからほんの一例として、アリゾナ大ベル氏の以下の100以上のエビデンス論文がありますので参照してください。

これだけホメオパシーの有効性が科学的に示されており、科学的にも証明されており、ホメオパシーの治癒効果が世界中で広く認められており、使われており、科学的実証も蓄積されているにもかかわらず、ホメオパシーを真摯に受け止めることもせず、レメディーをテストした何百件もの臨床研究に目を通すこともなく、生物活性を検証した何百件もの基礎科学研究を再検討することもせず、ましてや、おそらく自分自身試してみたこともなく、きちんと調査することなく、「荒唐無稽」と断定するというきわめて非科学的な態度にとても残念に思います。

ホメオパシーの二重盲検査などの科学的根拠については、『世界の有名人、文化人がホメオパシーを選択するわけ』ホメオパシー出版 2010年9月25、26日JPHMAコングレスで発売予定、から引用した以下も参照してください。

イギリスでは、古くから王室御用達の健康法としてホメオパシーが長く親しまれており、エリザベス女王来日時には、滞在時のホメオパシー・ドクターを政府に要請されたことも関係者の間では知られています。チャールズ皇太子もホメオパシーの熱心な推進者として知られており、無料で治療が受けられるよう政府に働きかけを行っています。また国立のホメオパシー病院がイギリス各地に5つあり、現代医学で治らない患者が運ばれています。
インドでは、建国の父、マハトマ・ガンジー首相が、ホメオパシーを国の第一医学として推奨した経緯もあり、今もインドでは、医学といえばホメオパシー医学を示すほど盛んです。実際、2005年時点で、インドには30万人の認定ホメオパス、180のホメオパシー大学、7500の政府ホメオパシークリニック、 307のホメオパシー病院があります。
ベルギーでは、1824年に、ベルギーの王 Leopold Von Sachsen-Coburgは、イギリスにホメオパシーを紹介したHervey Quin(1799-1878)を侍医に任命し、すでにホメオパシーの治療を受けた経緯があります。現在10を超えるホメオパシーの教育団体がベルギーにはあります。
イタリアでは、1820年代にはすでにホメオパシーが広まっており、現在2000人の医師がホメオパシーの教育を受けています。
マレーシアや韓国でもホメオパシーは自然療法の一つとして国に正式に認められています。
このように世界的にも普及しており、多くの人々に親しまれているホメオパシーですが、日本学術会議の見解、認識は世界の情勢と著しく乖離しており、十分に正確に調査し事実確認をしていただき、ホメオパシーに関する正しい認識をもって声明を発表していただきたいと思います。

日本学術会議

過去には「ホメオパシーに治療効果がある」と主張する論文が出されたことがあります。しかし、その後の検証によりこれらの論文は誤りで、その効果はプラセボ(偽薬)と同じ、すなわち心理的な効果であり、治療としての有効性がないことが科学的に証明されています1。
1 Shang A et al. Are the clinical effects of homoeopathy placebo effects? Comparative study of placebo-controlled trials of homoeopathy and allopathy. Lancet 2005; 366: 726 2 Evidence Check

日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)

ここで「有効性がないことが科学的に証明されています。」の根拠とされたLancetの論文については、内容的にも疑義のある論文であることが各方面からも指摘されているものです。

以下当協会のHPから引用します。

「ホメオパシーはプラシーボ以下」と結論づけた2005年ランセット論文は、「不備のある」調査結果を掲載、<ランセット>の学術誌としての価値をおとしめた。

「ホメオパシーはプラシーボ以上のものではない」と結論づけた医学誌<ランセット>2005年8 月27日号論文は、欠陥論文であることを、科学雑誌「ニューサイエンティスト」誌のコンサルタント、マイケル・ブルックス氏が「まだ科学で解けない13の謎」(楡井浩一訳 草思社)で言及している。
「13 THINGS THAT DON'T MAKE SENSE THE MOST INTRIGUING SCIENTIFIC MYSTERIES OF OUR TIME」 (邦訳題 『まだ科学で解けない13の謎』)
この本の中で、ブルックス氏は、ベルン大学のシャン氏とその研究チームが<ランセット>で発表した上記論文については、ホメオパシー共鳴者でないクラウス・リンデとウェイン・ジョナスなど、複数の科学者が欠陥論文であると指摘していることを書いており<ランセット>ともあろうものが、この手の「不備のある」調査結果を掲載したことに愕然としていたことに触れている。
同書の第13章(304ページ)以降もこの件について触れられているので、是非、興味のある方は、読んでみてほしい。
同書では、まだ科学では解明されていない13のテーマを取り上げて論じている。12番目は、プラシーボ効果(ニセ薬でも効くなら、本物の薬はどう評価すべきか?)、13番目に、ホメオパシー・同種療法 (明らかに不合理なのになぜ世界じゅうで普及しているのか?)など興味深いテーマを取り上げ、現代科学では解明できないテーマであることを述べ、ホメオパシーについても、賛否両論の立場から論じている。そして、そこには非常に示唆に富む内容も含まれている。
結局、ホメオパシーに関係しては、医学誌<ランセット>と科学誌<ネイチャー>という英文学術論文誌の双璧が、科学発展の歴史に汚点を残したのである。

また、英女王担当ホメオパス ピーター・フィッシャー氏もランセット論文の信頼性を批判しています。
http://www.jphma.org/fukyu/country_100814.html
英国エリザベス女王担当の医師ホメオパス ピーター・フィッシャー氏が2006年に「エビデンスに基づく代替医療」誌でホメオパシーはプラシーボ効果以下と結論づけた 2005年ランセット誌の信頼性について批判しています。
タイトル:Homeopathy and The Lancet 著者:Peter Fisher (Director of Research, Royal London Homoeopathic Hospital)
英語でのレポート原文はこちらのサイトからもご覧いただけます。
http://www.ncbi.nlm.nih.gov/pmc/articles/PMC1375230/
ピーター・フィッシャー氏
http://commentisfree.guardian.co.uk/peter_fisher/profile.html
なお、ピーター・フィッシャー氏は、英国下院科学技術委員会が出したホメオパシーの有効性を否定し英国健康保険サービスからホメオパシーをはずすべきだとする調査レポートと勧告に反対するために英国会内で開かれたレセプションにもゲストとして参加しスピーチを行っています。

日本学術会議は、これだけホメオパシーの治癒効果が世界中で広く認められており、使われており、科学的実証も蓄積されているにもかかわらず、欠陥論文と言われているランセットの論文をたてにホメオパシーの有効性は科学的に否定されていると断言するわけです。このような事実と異なる声明が日本の学術界の最高峰と言われている日本学術会議から発表されることは誠に遺憾であります。

日本学術会議

英国下院科学技術委員会も同様に徹底した検証の結果ホメオパシーの治療効果を否定しています2。
2: Homeopathy 2010. 2.8

日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)

この下院科学技術委員会の英国健康保険システム(NHS)から、ホメオパシーを外すように求めた勧告を7月下旬英国政府は斥け、ホメオパシーのNHS適用継続を決めています。また、この委員会の検証自体も、いかがわしい内容のものであったことが、ホメオパシー国際評議会(ICH)のスティーブン・ゴードン秘書官(英国)からの報告でも明らかになっています。
以下当協会HPから引用します。

英国政府、ホメオパシーに対するNHS(国民健康保険)適用続行を決定

一部の日本に新聞報道等では、「英国国会の一委員会」で、ホメオパシー懐疑派の議員が中心となって提出した報告を取り上げ、英国国会全体がホメオパシーを否定し、NHS(英国国民健康保険サービス)がホメオパシーへの助成を中止したかのような報道がなされましたが、7月27日に英国政府は、英国下院の科学技術委員会の勧告には非常に欠陥があったとし、ホメオパシーの国民健康保険サービス(NHS)適用を維持する事に決定しました。本件、ホメオパシー国際評議会(ICH)のトップページに以下の文章が掲載されております。

以下がその和訳となります
(訳:The Japan Royal Academy of Homoeopathy英国本校スタッフ、CHhom監修)

英国政府は、ホメオパシーのNHS(国民健康保険)適用続行を決定英国議会下院に提出された、科学技術委員会のホメオパシーに関する報告書に対して、英国政府の正式な対応が発表されました。英国政府は、患者が、十分な説明を受けた上で自分の治療法について選択することができ、家庭医が患者に代わって、複数の療法を選択する権利を持つべきであるという姿勢で回答しています。
英国議会下院科学技術委員会は、3月、ひどく落ち度のある取調べの末、例えば、ロイヤル・ロンドン・ホメオパシック・ホスピタル(王立ロンドンホメオパシー病院)などの外来クリニックで適用されている国民健康保険(NHS)は、今後はホメオパシーには適用すべきではないと推奨しました。

科学技術委員会の報告書では、ホメオパシーの有効性に関して証拠がないため、国民健康保険の適用をすべきでないというものでした。「国会議員によるホメオパシーの適用停止推奨」というような大見出しの下でPRされたその報告は、実は、これがたった一人のホメオパシーに懐疑的な国会議員に煽られて始められ、10名以下の国会議員によって実行に移され、最終的にはたったの3名(そのうちの2人は調査に参加したかどうかさえ分からない)の議員によって承認される、といった慌ただしい調査の結果でした。その懐疑的な国会議員は、5月の英国国会選挙で既に議席を失っています。

この報告書に対して、政府の回答は、以下のようなものでした。「患者は、十分な説明を受けた上で自分の治療法を選択することができ、医師は、法律によって定められている規制と方針の枠組みの中で、特定の状況において、その患者に最も適切と思われる治療法を施す事ができるべきである。」

さらに次のように述べています。「ホメオパシーに対する国民健康保険(NHS)適用を引き続き支持する私たちの立場として、ホメオパシーのような補完治療、代替療法を含む、どのような治療法が、患者にとって適切なのかを判断し、その上で提供するのに、最も相応しい立場にいるのは、ホワイトホール(英国政府)よりも、むしろ、各地のNHSと医師たちである、というものである。」

政府の回答文書は、以下のウェブサイトに掲載されています。

日本学術会議

「幼児や動物にも効くのだからプラセボではない」という主張もありますが、効果を判定するのは人間であり、「効くはずだ」という先入観が判断を誤らせてプラセボ効果を生み出します。

日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)

今までホメオパシーを大変有効であるとしたたくさんの獣医師の臨床経験はすべて効くはずだという先入観による判断の誤りだったというのでしょうか? どうしてそのようなことを断言できるのでしょうか? そこまで世界中のホメオパシーを実践する獣医師が事実が見えないのでしょうか? 明らかにレメディーで治癒に向かうという現実を見たとき、それは先入観によって治ったかのように見えるだけで本当は治っていないとでもいうのでしょうか? 効くはずだという先入観が、治っていない動物を治ったかのように判断を誤るほど獣医師というものは、客観性がなく、誤診し続けているということでしょうか? 事実を無視し、既成の論理から無理矢理こじつけようとした結果、日本学術会議の声明には、もはや科学的であると言うレベルにはありません。もしホメオパシーを実践している獣医師やアニマルホメオパスに「効くはずだという先入観が判断を誤らせてプラセボ効果を生み出しているのです」と言ったならば、それがもし冗談でないとしたら、これほど失礼な言葉は他にないでしょう。もちろん、乳児、幼児においても同様であり、多くの治癒経験をもつ日本を含め世界のホメオパスに対しても失礼な言葉です。

日本学術会議

「プラセボであっても効くのだから治療になる」とも主張されていますが、ホメオパシーに頼ることによって、確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性があることが大きな問題であり、時には命にかかわる事態も起こりかねません3。
3 ビタミンKの代わりにレメディーを与えられた生後2ヶ月の女児が昨年10月に死亡し、これを投与した助産婦を母親が提訴したことが本年7月に報道されました。

日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)

今事実の相違から裁判で争っている事例を、あたかも、一方の言い分を事実であるかのような前提で話をするのは、いかがなものかと思います。現に、助産師は第1回口頭弁論にて、訴えを棄却し法廷にて争う立場であることを表明しています。まず、日本学術会議は「ビタミンKの代わりにレメディーを与えられた」と主張していますが、それは本当に事実でしょうか? またマスコミはK2シロップを与えないことで死亡したと断定していますが、それは本当に事実でしょうか? 事実が明確になっていない段階でこのような形でマスコミが報道したり日本学術会議が声名を出すことに問題はないのだろうかと思います。
K2シロップを投与していても出血を起こす事例も報告されており、(第3回乳児ビタミンK欠乏性出血症全国調査成績 S63度 厚生省心身障害研究。
S60年7月~63年6月まで3年間に、突発性ビタミンK欠乏出血症が126例、そのうち、K2シロップ投与していたのは16例。12.6%)、確かにリスクは減るものの、100%確実とは言い切れない予防法です。今回の件で、K2シロップは確実に出血を防止するもの、と認識する人が増えているように思われますが、そのような慢心により、実際に出血が起きたときの対処が遅れることを懸念しています。
もし、このK2シロップにそこまでの必要性があるのならば、国は投与を義務化すべきと考えますが、生後わずかな赤ちゃんに、出血を防止するために人工物を投与することが、本当に何も影響がないのか、K2シロップは副作用がないと言われていますが、長期的に見ても本当に何も影響がないのか、誰も追跡のしようがない状況で、義務でない人工物を摂取しない、という自由は、もちろん自己責任においてですが、認められるものと考えています。この件はいずれ法廷で事実関係が明かされるものと考えています。

ホメオパシーに頼ることによって、確実で有効な治療を受ける機会を逸する可能性があることが大きな問題であるとしたなら、ホメオパシー療法は有効でないという嘘の情報を発信しそれを多くの人が信じることによって、多くの人々がホメオパシーを利用しないとしたら、その責任たるや想像を絶するものであると考えます。その責任を一体どのようにとるおつもりなのでしょうか。
もちろん、最初に述べたとおり、重病人などに対して「近代的な医薬」や手術は大変有用なものであり、ホメオパシーを信頼するあまり、それらを否定することは正しくないことであると認識しています。ですから、JPHMAとしても折りにつけ会員にお知らせしています。また、JPHMAとしてもその重要性を認識し、ホメオパス倫理規定においても検査に行くことを推奨しています。しかしながら、仮に会員の中にその点において認識が甘い者がいたり、ホメオパシーを信頼するあまり現代医療を否定的に考える会員がいるとしたら、今一度、認識を深めてもらうために、周知徹底を図っていく所存です。
また、ホメオパシーを推進している団体として、当協会としても、ホメオパシー利用者が、ホメオパシーを愛好するあまり、現代医療を頑なに拒否するということがないよう、当協会や普及団体を通して発信していくと同時に、協会会員に今一度指導の徹底を図っていきたいと考えます。
しかしながら、ホメオパシー利用者であるなしにかかわらず、頑なに現代医療を拒否する人はいます。特に、過去に現代医療を受けてとても辛い経験をしたことがある人は、その傾向が強いようです。 本来、どのような医療を選択するかは、個人の尊厳(憲法13条)で保障されている自己決定権として、個人の自由意志に基づいて行われるべきものであり、個人の信条に立ち入ることができない部分があるということは、理解されなければならない点であると考えます。もし、それを超えて、立ち入ることが許される人がいるとしたら、それは唯一、親ではないかと思います。
長妻厚生労働相も8月25日、「仮に、本人の意思に反して病院に行かないようなことがあるとすれば問題。省内でよく議論し、実態把握の必要があれば努めていきたい」と述べていますが、これは裏を返すと、個人の尊厳がありますから、首に縄を付けて病院に連れて行くことはできないということでもあります。当然JPHMAとしも、本人の意思に反して病院に行かせないようなことがあれば問題であると考えます。

日本学術会議

こうした理由で、例えプラセボとしても、医療関係者がホメオパシーを治療に使用することは認められません。 ホメオパシーは現在もヨーロッパを始め多くの国に広がっています。これらの国ではホメオパシーが非科学的であることを知りつつ、多くの人が信じているために、直ちにこれを医療現場から排除し、あるいは医療保険の適用を解除することが困難な状況にあります4。またホメオパシーを一旦排除した米国でも、自然回帰志向の中で再びこれを信じる人が増えているようです。
日本ではホメオパシーを信じる人はそれほど多くないのですが、今のうちに医療・歯科医療・獣医療現場からこれを排除する努力が行われなければ「自然に近い安全で有効な治療」という誤解が広がり、欧米と同様の深刻な事態に陥ることが懸念されます。そしてすべての関係者はホメオパシーのような非科学を排除して正しい科学を広める役割を果たさなくてはなりません。

日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)

一体何の根拠があってこのようなことを言われるのかわかりません。1分子もないとわかっていてなぜは世界中の医師やホメオパス、そして世界中の多くの人々があえてホメオパシーを利用しているのでしょうか? 通常の理性と知性があるなら、科学的には説明できないが、ホメオパシーは有効であるからと考えるでしょう。

日本学術会議

最後にもう一度申しますが、ホメオパシーの治療効果は科学的に明確に否定されています。それを「効果がある」と称して治療に使用することは厳に慎むべき行為です。このことを多くの方にぜひご理解いただきたいと思います。5
5ホメオパシーについて十分理解したうえで、自身の為に使用するのは個人の自由です。
平成22年8月24日 日本学術会議会長 金 澤 一 郎

日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)

すでに説明していますので、重複を避けます。上記をお読み下さい。日本学術会議の声明文に付録していたパワーポイント部分に関するJPHMAの見解は今後出していきます。

2010年8月19日 (木)

ホメオパシー新聞その6 週刊新潮の記事(「ホメオパシー」にハマっている有名人)に対しての見解

週刊新潮の記事(「ホメオパシー」にハマっている有名人)に対しての見解

週刊新潮 vs 日本ホメオパシー医学協会
ホメオパシーを利用していた世界の著名人!

週刊新潮で日本の有名人がけっこうハマっているとしてホメオパシーが取り上げられましたが、日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)では、世界の有名人が利用しているという事実を紹介したいと思います。

なお、情報ソースは、『The Homeopathic Revolution ── Why Famous People and Cultural Heroes Choose Homeopathy』(DANA ULLMAN著 North Atlantic Books刊)で、情報提供はホメオパシー出版になります。ホメオパシー出版によると、この本の日本語版の出版を予定しており、一般書店販売に先駆けて、 2010年9月25、26日のつくばで行われる第11回JPHMAコングレスにて販売すべく準備を進めているということです。

ホメオパシーを利用している世界の著名人を紹介する前に、週刊新潮の記事内容にコメントします。

ジャーナリストの藤倉善郎氏のコメントとされる一文 週刊新潮記事から引用

「病気の原因となる物質を分子すら残らないほど希釈して服用することで、自然治癒力が向上し、さまざまな病気に対応できると言われています。当然、飲んでも毒にも薬にもなりませんが、問題点は病状が悪化しても本来必要な医療を拒否する人がいることです。西洋医療を否定する傾向があり、治療を受けずに手遅れとなるケースもあるんです」

上記前半部分のコメントから、藤倉善郎氏はホメオパシーを理解できていないことがわかります。またホメオパシー療法をきちんと調査していないこともわかります。後半部分のコメント(問題点は……)に対しては、ホメオパシー新聞その4の中の(2)「通常の医療行為を拒否」でJPHMAの見解を示していますので参照してください。

このJPHMAの見解の一部が週刊新潮の記事中で取り上げられています。

週刊新潮記事から引用

「一方、日本ホメオパシー医学協会は、朝日の報道に反発し、見解を公表した。 <ホメオパシー叩きを目的とした情報操作であるように考えられます>」(週刊新潮記事から引用)

今回の週刊新潮の記事では、朝日新聞社科学医療グループのようなホメオパシーならびにJPHMAたたき一色の一方的な記事とは異なり、マスコミでもはじめて、ホメオパシー新聞に書かれたJPHMAの見解がとりあげられました。
また、取材を受けたJPHMA提携クリニックの山崎クリニック(佐賀県唐津市)の山崎実好院長のコメントも掲載されています。

週刊新潮記事から引用

「私は西洋医学の医者ですが、現段階ではアトピー性皮膚炎も喘息もアレルギー性鼻炎も治せない。でもホメオパシーによって、そうした慢性的な症状に苦しむ患者さんの状態が明らかに改善されたんですよ」

このようにホメオパシー療法を実際に使った多くの臨床経験がある医師の声を紹介するということは、ホメオパシーの有効性に対して正当な判断を下す適正な材料になると同時に、公正な報道において必要なことであると考えます。

ジャーナリストの藤倉善郎氏のコメントとされる一文 週刊新潮記事から引用

「たとえ病気が進行して症状が悪化しても、“好転反応”と言って、自己治癒力が高まった証拠になるんだそうです」(藤倉氏)

週刊新潮は、「ホメオパシー推進側の説明には不可思議な点も少なくない」として上記コメントを紹介していますが、上記コメントは藤倉氏の誤解に基づくコメントであり、JPHMAのコメントではありません。
この好転反応についての説明は、ホメオパシー新聞その4の中の(7)「ホメオパシーでは、病気の症状が重くなっても、自然治癒力が増した証拠の「好転反応」ととらえる。これが患者を病院から遠ざけているという指摘がある」でJPHMAの見解を示していますので参照してください。

全文を読みたい方は「週刊新潮」(8月26日号)をご購入ください。

ホメオパシーを利用していた世界の著名人

さて、最初に述べたとおり、世界の有名人に目を向けてみると以下のような人がいます。

女優
マレーネ・ディートリッヒ(Marlene Dietrich)
エリザベス・テイラー(Elizabeth Taylor )
サラ・ベルナール(Sarah Bernhardt)
キャサリン・ゼタ = ジョーンズ(Catherine Zeta-Jones)
アシュレイ・ジャッド(Ashley Judd)
ナオミ・ワッツ(Naomi Watts)
ジェニファー・アニストン(Jennifer Aniston)
リサ・マリー・プレスリー(Lisa Marie Presley)
キム・キャトラル(Kim Cattrall)
レスリー・アン・ウォーレン(Lesley Ann Warren)
パメラ・アンダーソン(Pamela Anderson)
ジェーン・シーモア(Jane Seymour)
リンゼイ・ワグナー(Lindsay Wagner)
ルイーズ・ジェイムソン(Louise Jameson)
スーザン・ハンプシャー(Suzan Hampshire, Lady Kulukundis)
インドラニ・ハルダー(Indrani Haldar)

男優
オーランド・ブルーム(Orlando Bloom)
マイケル・ケイン(Michael Caine)
トビー・マグワイア(Tobey Maguire)
マイケル・ヨーク(Michael York)
アラン・ベイツ(Alan Bates)
ベン・ヴェリーン(Ben Vereen)

芸術家、ファッション界
モネ(Claude Monet)
ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)
ドガ(Edgar Degas)
カミーユ・ピサロ(Camille Pissarro)
フィンセント・ウィレム・ファン・ゴッホ(Vincent Willem van Gogh)
ジャクソン・ポロック(Jackson Pollock)
アントニ・ガウディ(Antoni Gaudi)
エドガー・ド・エヴィア(Edgar de Evia)
ハーディ・エイミス(Hardy Amies)
カール・ラガーフェルド(Karl Lagerfeld)
ヴィダル・サスーン(Vidal Sassoon)
ジェイド・ジャガー(Jade Jagger)
リンカ・シエラク(Lindka Cierach)
ピエール・ジャン・ダヴィッド(Pierre-Jean David)

音楽家
ルートヴィヒ・ヴァン・ベートーヴェン(Ludwig van Beethoven)
フレデリック・ショパン(Frederic Chopin)
リヒャルト・ワーグナー(Richard Wagner)
ニコロ・パガニーニ(Nicolo Paganini)
ロバート・シューマン(Robert Schumann)
ジョルジュ・オーリック(Georges Auric)
ダリウス・ミヨー(Darius Milhaud)
ユーディ・メニューイン卿(Sir Yehudi Menuhin)
ラヴィ・シャンカール(Ravi Shankar)
ディジー・ガレスピー(Dizzy Gillespie)

現代ミュージック界
ポール・マッカートニー(Paul McCartney)
ジョージ・ハリソン(George Harrison)
ヴァネッサ・ウィリアムズ(Vanessa L. Williams)
ティナ・ターナー(Tina Turner)
シェール(Cher)
ピート・タウンゼント(Pete Townshend)
ポール・ロジャース(Paul Rodgers)
アニー・レノックス(Annie Lennox)
アクセル・ローズ(Axl Rose)
ボブ・ウェア(Bob Weir)
モービー(Moby)
ネリー・ファータド(Nelly Furtado)
ジョン・ファディス(Jon Faddis)
シャーリー・ヴェレット(Shirley Verrett)
カール・デイヴィス(Carl Davis)
ウェイン・ニュートン(Wayne Newton)

一九世紀の文豪
マーク・トウェイン(Mark Twain)
フョードル・ドストエフスキー(Fyodor Dostoevsky)
ヨハン・ヴォルフガング・フォン・ゲーテ(Johann Wolfgang von Goethe)
コナン・ドイル(Sir Arthur Conan Doyle)
ジョージ・バーナード・ショー(George Bernard Shaw)
チャールズ・ディケンズ(Charles Dickens)
アルフレッド・テニスン(Alfred Lord Tennyson)
W・B・イェーツ(W. B. Yeats)
ウィリアム・メイクピース・サッカレー(William Makepeace Thackeray)
オノレ・ド・バルザック(Honore de Balzac)
ヘンリー・ワーズワース・ロングフェロー(Longfellow)
ヘンリー・デイヴィッド・ソロー(Thoreau)
ラルフ・ウォルドー・エマソン(Emerson)
ルイーザ・メイ・オルコット(Alcott)
ナサニエル・ホーソーン(Hawthorne)
ワシントン・アーヴィング(Washington Irving)
ハリエット・ビーチャー・ストウ(Stowe)
ヘンリー・ジェームズ(James)
ラビンドラナート・タゴール(Rabindranath Tagore)

現代の文豪
ノーマン・カズンズ(Norman Cousins)
バーバラ・カートランド(Barbara Cartland)
ガブリエル・ガルシア・マルケス(Gabriel Garcia Marquez)
ジェローム・デイヴィッド・サリンジャー(Jerome David Salinger)

思想家・哲学者
ルドルフ・シュタイナー(Rudolf Steiner)
ウィリアム・ジェームズ(James)
ラルフ・ウォルドー・エマソン(Ralph Waldo Emerson)

アスリート
デイヴィッド・ベッカム(David Beckham)
マルチナ・ナブラチロワ(Martina Navratilova)
ボリス・ベッカー(Boris Becker)
ホセ・マリア・オラサバル(Jose Maria Olazabal)
ナンシー・ロペス(Nancy Lopez)
ウィル・グリーンウッド(Will Greenwood)
ケリー・スレーター(Kelly Slater)
ポール・オニール(Paul O’Neill)
ジム・バウトン(Jim Bouton)
ダヴィ・モンクティエ(David Moncoutie)
ガブリエル・リース(Gabrielle Reece)
ヘルマン・マイヤー(Hermann Maier)
ミスティ・ハイマン(Misty Hyman)
マリー・ヘレナ・プレモン(Marie-Helene Premont)
エルヴィス・ストイコ(Elvis Stojko)

政治家、平和運動家
トニー・ブレア(Tony Blaire)
マハトマ・ガンジー(Mahatma Gandhi)
エイブラハム・リンカーン(Abraham Lincoln)
ラザフォード・ヘイズ(Rutherford B. Hayes)
ジェームズ・ガーフィールド(James Garfield)
チェスター・A・アーサー(Chester A. Arthur)
ウォーレン・G・ハーディング(Warren H. Harding)
カルヴァン・クーリッジ(Calvin Coolidge)
ハーバート・C・フーヴァー(Herbert C. Hoover)
ウィリアム・スワード(William Seward)
ウィリアム・ロイド・ギャリソン(William Lloyd Garrison)
ジョン・タイラー(John Tyler)
ウィリアム・マッキンリー(William McKinley)
ジョン・ウィリアム・グリッグス(John William Griggs)
ホセ・フランシスコ・デ・サン・マルティン(Jose Francico de San Martin)
ベンジャミン・ディズレーリ(Benjamin Disraeli)
サルヴパッリー・ラーダークリシュナン(Sarvepalli Radhakrishnan)
K・R・ナラヤナン(K. R. Narayanan)

女性解放運動家、婦人参政権論者
エリザベス・ケイディ・スタントン(Elizabeth Cady Stanton)
ヴィクトリア・クラフリン・ウッドハル(Victoria Claflin Woodhull)
メアリー・コフィン・ウェア・デネット(Mary Coffin Ware Dennett)

ホメオパシーを支援した企業家、慈善活動家
ジョン・D・ロックフェラー(John D. Rockdfeller)
ハイラム・シブレイ(Hiram Sibley)
ジョージ・イーストマン(George Eastman)
チャールズ・ケタリング(Charles Kettering)
ジョージ・ワージントン(George Worthington)
ヘンリー・G・ステビンス(Henry Stebbins)
サイラス・ウェスト・フィールド(Cyrus West Field)
アレクサンダー・ターニー・スチュワート(Alexander Turney Stewart)
ヘンリー・キープ(Henry Keep)
ロズウェル・P・フラワー(Roswell P. Flower)
ジョン・エングリス(John Englis)
ジョン・マレー・フォーブス(John Murray Forbes)
ウィリアム・ポープ(William Pope)
ロイヤル・E・ロビンス(Royal E. Robbins)
ヘンリー・スタージス・ラッセル(Henry Sturgis Russell)
サラ・A・ポープ(Sarah A. Pope)
ビドル家(Biddle family)
アンソニー・ジョセフ・ドレクセル(Anthony Joseph Drexel)
ジョージ・C・トーマス(George C. Thomas)
ウィリアム・H・ブラウン(William H. brown)
ウィリアム・リグリー(William Wrigley)
ヴィクター・ローソン(Victor Lawson)
ロバート・サンダーソン・マコーミック(Robert Sanderson McCormick)
H・J・ハインツ(H. J. Heinz)
ジョン・ピトケアン(John Pitcairn)
アンドリュー・カーネギー(Andrew Carnegie)
フィービー・ハースト(Phoebe Hearst)
サミュエル・F・B・モールス(Samuel F. B. Morse)
ピーター・フェニモア・クーパー(Peter Fennimore Cooper)
ジョン・パターソン(John H. Patterson)

現代の企業リーダーと慈善家
スーザン・サミュエリ(Suzan Samueli)
ヘンリー・サミュエリ(Henry Samueli)
ナンシー・デイヴィス(Nancy Davis)

ヨーロッパにおけるハーネマンの患者、パトロン
バロン・マイヤー・アムシェル・ド・ロスチャイルド(Baron Mayer Amschel de Rothchild)
エルギン卿(Lord Elgin)
レディ・キナード(Lady Kinnaird)
ホープトン伯爵(Countess of Hopetoun
ケープル卿(Lord Capel)
レディ・ベルファスト(Lady Belfast)
レディ・ドラムンド(Lady Drummond)
メルフォード公爵夫人(Duchess of Melford)
ヘンリー・ウィリアム・パジェット(Henry William Paget)
ウィリアム・リーフ(William Leaf)
ロバート・ボッシュ(Robert Bosch)

英国王室
アデレード王妃(Queen Adelaide)
メアリー女王(Queen Mary)
国王ジョージ五世(King George V)
国王エドワード七世(King Edward VII)
国王エドワード八世(King Edward VIII)
国王ジョージ六世(King George VI)
女王エリザベス二世(Queen Elizabath II)
国王レオポルド一世(King Leopold I)

他ヨーロッパ諸国の君主
コンスタンチン・パヴロヴィチ・ロマノフ大公(Constantine Pavlovich Romanov)
ツァーリ・ニコライ
アレクサンドル二世(Czar Alexander II)
ニコライ・アドレルベルグ伯爵(Count Nikolai Adlerberg)
国王ゲオルク五世(King George V)
シュヴァルツェンベルク候カール・フィリップ(Karl Phillip von Schwarzenberg)
ウィルヘルミナ・アウエルスペルグ王女(Princess Wilhelmina Auersberg)
ヨーゼフ・ラデツキー(Joseph von Radetzky)
ヴィットーリオ・エマヌエーレ国王(King Vittorio Emmanuel)
女王イサベル二世(Queen Isabelle II)
ドン・セバスティアン・ガブリエル(Infante Don Sebastian Gabriel)
フリードリヒ・ヴィルヘルム四世(King Friedrich Wilhelm IV)
ヨーゼフ総督(Viceroy Joseph)

聖職者、精神的指導者
マザー・テレサ(Mother Teresa)
レオ一二世(Leo XII)
ピウス八世(Pope Pius VIII)
グレゴリウス一六世(Pope Gregory XVI)
教皇ピウス九世(Pope Pius IX)
教皇レオ一三世(Pope Leo XIII)
教皇ピウス一二世(Pope Pius XII)
教皇パウロ六世(Pope Paul VI)
ポール・カレン(Paul Cullen)
クロンシュタットの聖イオアン
隠遁者聖フェオファン
アレクシス・エスパネ神父(Alexis Espanet)
マクシミリアン神父(Pater Maximilian)
ファウスト神父(Pater Faustus)
J・M・ヴェイス神父(Father J. M. Veith)
セオドア・ドゥワイト・ウェルド(Theodore Dwight Weld)
セオドア・パーカー(Theodore Parker)
ヘンリー・ウォード・ビーチャー(Henry Ward Beecher)
ニック・アブドゥル・アジズ・ニック・マット(Nik Abdul Aziz Nik Mat)
サイード・アフメド・ハーン・バハドゥール(Syed Ahmed Khan Bahadur)
ラーマクリシュナ・パラマハンサ(Ramakrishna Paramhansa)
シュリ・オーロビンド(Sri Aurobindo)
ミラ・リチャード(Mirra Richard)
マダム・ヘレナ・ブラヴァツキー(Madame Helena Blavatsky)
スワミ・ラーマ(Swami Rama)
ヨギ・バジャン(Yogi Bhajan)
スリ・チンモイ(Sri Chinmoy)

(「ホメオパシック・レボリューション--世界の有名人・文化人がホメオパシーを選ぶ理由--<仮題>」(ホメオパシー出版 9月25、26日つくばにて販売予定)より紹介 ※ここで紹介した人物は、本書に登場する著名人の一部になります。

本書は、由井会長が日本語版の監修を行っており、まえがきにて、今回のマスコミ報道を意識した緊急メッセージを発しています。ぜひ、ご一読下さい。

監修者まえがき

後世に名を残す偉業を成し遂げた著名人のなかに、ホメオパシー(同種療法)の考え方に共感や興味を示していた人物がこれほど多くいた事実を知ることは、ホメオパシーの普及を願う者として誇らしく、またそのための活動に邁進するものとして改めて勇気を与えられます。しかし同時に本書には、すでにホメオパシーをよく知って利用している方々がその価値を再認識するためだけの「内向き」の本にとどまってほしくないとも考えています。ホメオパシーのことをまったく知らない、あるいはホメオパシーに効果があるとは信じられないという方々に、ぜひ本書を手に取っていただきたいのです。パラパラとページをめくっていただければ、馴染み深い人名がいくつも目に飛び込んでくることでしょう。本書を通じて広い角度からホメオパシーに触れ、心の片隅にでもホメオパシーへの関心が芽生え、そしていざというときにホメオパシーという選択肢を検討するきっかけとしていただければ、これにまさる喜びはありません。

日本では浸透が比較的遅かったことや、耳慣れないカタカナの用語のせいもあってでしょう、ホメオパシーはとかく目新しい療法という印象をもたれがちです。しかしハーネマンが類似の原則の医療への応用可能性に着目してホメオパシーという体系を構築したのが一八〇〇年代の初頭ですから、ホメオパシーにはすでに約二〇〇年の歴史があります。その後、一九世紀の欧米でホメオパシー療法が大きく開花し、現在までにどのような反動の荒波を乗り越えてきたかは、本書に記されている通りです。多少なりともホメオパシーの知識がある人であれば、どこかで耳にした断片的な情報も含まれていることと思いますが、このような切り口から膨大な情報を収集して本書をまとめ上げた著者ウルマン氏のご尽力には、心より敬意を表します。

本書では、文化人、スポーツ選手、財界人、政治家、宗教家など、各時代をリードしてきた人物とホメオパシーとの接点が紹介されています。彼らは医療の専門家ではないかもしれません。しかし彼らは、ひとつの道を極めた人物、多くの人を引きつけた人物、あるいは生涯をかけて真実を追い求めた人物たちです。ただ、名前はよく知られていても、彼らの生活者としての側面にスポットライトが当たることは案外少ないものです。ウルマン氏も述べているように、音楽も、科学も、自然も、医術も、「高い次元では相互に結びついている」とするなら、さまざまな分野で既存の枠組みに捕らわれず時代を形成した人物の共通項としてホメオパシーが浮かび上がることは、それだけでも注目に値することです。

さて、わが国でも明治時代以降、ホメオパシーの情報が徐々に入ってくるようになりました。しかしごく最近まで、使用者は海外からの情報ルートをもつごく一部の人に限られていたのが実情です。ただ、本書にも紹介されている医学の父ヒポクラテスの格言や、聖書の物語などにホメオパシーの原理が読み取れるのと同じように、日本の伝統的な民間医療のなかにも、自然治癒力を誘発するホメオパシーの発想が受け継がれてきたことが、文献の研究から近年明らかになってきています。日本最古の書物『古事記』にもホメオパシー的な考え方が紹介されていて、同種療法の思想は日本にも古来より息づいてきたことがわかります。

そして近年、特に一九九〇年代以降の日本におけるホメオパシー普及の勢いは目覚ましく、世界のホメオパシー界からも熱い視線が注がれているほどです。安価で良質なレメディーの供給体制が整うにつれ、日々寄せられる体験談の数は増え続け、ホメオパシーのない生活は考えられないという人が確実に増えつつあります。その急速な普及ぶりは、ホメオパシーの歴史にまた新たな一ページが刻まれつつあるといっても過言ではなく、その輪は当然、文化人やスポーツ選手のあいだにも着実に広がっています。そうした方々の実体験をまとめた本書の国内版が世に出る日も遠くないかもしれません。

ホメオパシーを語ろうとすると、常に入口の議論が重要になります。なぜなら、ホメオパシーのメカニズムを理解することは、そもそも病気とは何か、健康とは何か、癒しとは何か、という議論と表裏一体だからです。本書が人物の各論に入る前に、概論にかなりの紙幅を割いているのもこのためです。「症状=病気」ではないことに気づくことがホメオパシーの理解の最初の一歩です。ホメオパシーの目的は症状を抑圧することではなく、本来の治癒力を呼び覚ますことにあります。

自然治癒力を高める手だてとして、ホメオパシーではレメディーを使いますが、ホメオパシーのレメディーと一般の医薬品を隔てる最大かつ根本的な違いは物質の量にあります。化学薬品であれ、天然の薬物(生薬)であれ、また内服薬であれ、外用薬であれ、これまで医薬品は物質ベースで論じるのが大方の「常識」でした。一方、ホメオパシーでは、薬効物質の原子や分子がゼロ、あるいは天文学的な倍率にまで薄められています。ところが不思議なことに、希釈と震盪を繰り返した物質を摂取することで、驚くような治癒効果が得られたことを示す症例が積み上げられているのです。

ホメオパシーを説明するのに「毒をもって毒を制す」という表現が使われることがあります。これは「同種」に基礎を置く療法であるという側面では当たっているかもしれませんが、物質的な側面では当たっていないことがおわかりいただけるでしょう。物質としての毒物は事実上摂取していませんから、からだには負担がかかりません。したがってホメオパシーはきわめて安全性の高い療法なのです。レメディーを摂取することで体内に取り入れているのは、おそらくその物質の情報です。原材料の原子や分子がゼロになったとしても、それが存在していたことを示す痕跡は何らかの形でアルコール水溶液に保存されており、それを私たちの生体が認識することができると推測します。そしてその人のなかに類似のパターンが存在すれば共鳴反応が起きて治癒力が活性化されますが、存在しなければレメディーはからだを通り抜けるだけです。一般的に出回っているホメオパシーのレメディーは砂糖粒の形態が主流ですが、砂糖粒は転写媒体にすぎません。

いずれにせよ、ホメオパシーと物質ベースの医薬品とでは、作用のしかたがいかに異なるかが、ご想像いただけるのではないでしょうか。現代医学の発想の枠組みから理解しようとする限り、混乱や誤解を招きやすいのも無理からぬことです。著者は冒頭で天動説を唱えたガリレオを引き合いに出しています。いまとなっては周知の事実でも、当初は突拍子もない考えだと馬鹿にされたり異端視されたりした事例は、過去にいくらでもあります。しかし信じられないといってホメオパシーを切り捨ててしまうには、有力なデータや体験談が多すぎるといっているのが本書であり、またわたしたちの活動を通じた実感でもあるのです。

実体験には、机上の知識がとうてい太刀打ちできない力をもっています。一九世紀のアメリカでホメオパシーが草の根的に広がった背景には、ホメオパシーで家族の体調が劇的に改善した体験をきっかけに多くの母親がホメオパシーを真剣に学ぶようになったという事情があったことが紹介されていますが、同じことが現在の日本でも起きています。しかも、人はホメオパシーの真価に触れたとき、健康観、医療観のみならず、自然観、人生観などの変容を経験することが少なくありません。本書で紹介されている人物の多くが、ホメオパシーを単なる一療法としてではなく、みずからのライフスタイルと重ねあわせて熱く語っているのも、そこに理由の一端があるのでしょう。ホメオパシーの歴史は、時を越え、国境を越え、文化を越え、宗教を越えて、ホメオパシーの効果に感銘を受けた有名無名の人々の歴史でもあります。

本書ではまた、異なる医療のあいだの対立や足の引っぱり合いの歴史も浮き彫りにされています。科学や医学は発展途上です。当然ながらホメオパシーも発展途上にあります。それぞれの療法の有用性を高めてゆくことに力が注がれ、人々の心身の健康を願う純粋な思いを原動力に、それぞれの得手不得手を踏まえた役割分担というスマートな観点から、垣根を越えた協力関係が進むことを心から願っています。

2010年8月19日
Ph.D.Hom 由井寅子

2010年8月17日 (火)

ホメオパシー新聞その5 朝日新聞社 科学医療グループ 長野 剛記者と日本ホメオパシー医学協会とのやりとり

朝日新聞社 科学医療グループ 長野 剛記者と日本ホメオパシー医学協会とのやりとり

2010年8月6日AM(FAX) 朝日新聞社 科学医療グループ 長野 剛記者の質問その1

「日本ホメオパシー医学協会 事務局さま

お世話になっております。朝日新聞の長野と申します。先日は、由井会長に取材対応頂き、ありがとうございました。
さて、私は今、貴会認定ホメオパス、○○氏(JPHMA認定ホメオパス○○)が5月までホメオパシー治療対応をしておられた、患者さんの□□さんに関して、取材をしております。ご承知かと思いますが、□□さんは5月26日、悪性リンパ腫でご逝去されました。
関係者にお話を伺った結果、□□さんは昨年春ごろから体調不良を訴えておられ、○○氏よりレメディを提供されていました。○○氏の元でスタッフとしても働きながら、ホメオパスを目指して勉強中だった□□さんはレメディだけで体調不良を治そうとご努力されたと伺っています。そして5月15日に母の■■さんが救急車を呼ぶまで病院に行くのを拒否され、病院では「手遅れ」との判断がなされました。

そこで、以下について、ご意見を伺いたいと思います。

①:□□さんは「今、病院に行くとホメオパシーでの努力が無駄になる」とおっしゃっていました。6月に由井会長に取材させて頂いた折りは、「好転反応を西洋医学で緩和すると、自己治癒力が抑えられ、寿命を短くすることになる」旨のお考えを頂いております。□□さんの場合も、最後までホメオパシー治療を続けていたら、快癒されたとお考えでしょうか。

②:近親者の方々は、□□さんが西洋医学の観点では「手遅れ」の状態にまで至った理由を、「ホメオパシーで治すと信じ切り、治療を受けるのが大幅に遅れたため」とお考えです。これについて、いかがお考えですか。

③:□□さんが逝去されたのは、ホメオパシー治療を最後まで行わなかった□□さん側の判断が原因で、○○氏には□□さんを治癒させられなかった責任は無いのでしょうか。

以上です。ご多忙の中、大変恐縮ですが、本日6時までにご回答をいただけないでしょうか。ご検討頂ければ幸いです。なお、ご回答が無理な場合も、その旨、ご連絡くださるよう、お願い申し上げます。また、できましたら、ご連絡はメールでいただけると幸いです。」

2010年8月6日PM(FAX) 朝日新聞社 科学医療グループ 長野 剛記者の質問その2

「日本ホメオパシー医学協会 事務局さま

お世話になっております。朝日新聞記者の長野です。
大変恐縮ですが、6月の取材で由井会長がおっしゃられた考え方について、現在も変更がないか、ご確認をさせて頂きたいと思います。
由井会長は、西洋医学について、以下のように述べていらっしゃいました。

①「西洋医学は治癒ではなく緩和である」
②「レメディで自己治癒力が触発され、出てきた好転反応を薬で抑えるのは偽ホメオパスである」
③「レメディを入れて出ようとした悪いものを薬で抑えるといういたちごっこを続けていると、寿命が短くなる」
④「西洋医学を受けなくてはまもなく死んでしまうような人ならば、受けなくては仕方がない」

大変勝手ながら、本日午後8時までにご回答頂けませんでしょうか。よろしくお願いいたします。」

2010年8月6日 20:00(メール) 日本ホメオパシー医学協会

朝日新聞 東京本社 科学医療グループ 長野 剛殿

日本ホメオパシー医学協会の○○と申します。
由井会長が話した西洋医学についての話ですが、この質問をみるとこの項目からは一部分のみ切り取られているので現代医療(西洋医学)を否定しているように見えます。

由井会長は先日のインタビューでは現代医療は必要であると何度も至るところで話しておりますので、そのような記事になることはないと信じておりますが、念のため原稿を見て確認したく思います。
原稿をファックスもしくはメールにてお送り下さいますようお願いいたします。
以上、よろしくお願いいたします。」

2010年8月6日20:44(メール) 朝日新聞社 科学医療グループ 長野 剛記者

「日本ホメオパシー医学協会 ○○さま
ご返信、ありがとうございました。

おっしゃる通り、由井さんは取材の間、西洋医学の必要性を述べており、必要となる条件について、質問にお書きした言葉の「西洋医学を受けなくてはまもなく死んでしまうような人ならば、受けなくては仕方がない」をおっしゃっておられました。
当方としては、お送りしたすべてのカギ括弧内の発言のそれぞれについて、現在のご認識を伺いたかったのですが、それに関してはいかがでしょうか?
なお、先ほど、お電話でも申し上げましたことですが、弊紙では原稿を事前に社外に公開することはありませんので、ご理解頂ければと思います。
また、午前中にお送りしましたご質問につきましても、できるだけ早期のご回答を期待しております。」

2010年8月6日 21:45(メール) 日本ホメオパシー医学協会

「朝日新聞 東京本社 科学医療グループ 長野 剛殿
日本ホメオパシー医学協会の○○と申します。
一次回答します。

> ご返信、ありがとうございました。
> おっしゃる通り、由井さんは取材の間、西洋医学の必要性を述べており、必要となる条件について、質問にお書きした言葉の「西洋医学を受けなくてはまもなく死んでしまうような人ならば、受けなくては仕方がない」をおっしゃっておられました。

いえ そのようなことではありません。このように言ったのです。

(※下記は、6月17日(Be report取材)時点での由井会長と長野剛記者の取材のやりとりより抜粋)

『[長野剛記者]
ということはこちらのお考えではレメディーを使っているときというのは基本的に西洋医学を受けないほうがいいということになるのですか。

[由井会長]
西洋医学を受けるとか受けないじゃなくて、ホルモンがなければ死んでしまう人が、そんなの受ける受けないは関係なくやらなければ仕方がないじゃないですか。それはお医者さんが決めることじゃないですか。
本人が決められる範疇のもの、たとえば風邪をひいたら風邪薬にはしるものをじゃあ風邪でというならこのキットの中の鼻水が出るからじゃあ鼻水に合うNat-m.とか岩塩のレメディーをとってみたらと言う指示はしますよ。

[長野剛記者]
そのレメディーを普通の病気、まあ交通事故とかあって……。

[由井会長]
それはすぐに病院です。

[長野剛記者]
ですよね。あるいは、たとえば肺炎で高い高熱……。

[由井会長]
それは病院

[長野剛記者]
ということは、由井先生、要するにこのまま放っておいたら病気と闘う症状によって死んでしまうと、これは西洋医学で……。

[由井会長]
もちろん。緩和させないといけない。彼らのものは治癒ではなくて緩和なのですよ。
緩和って大事ですよ。緩和の医学も。だからそれはちょっとばかりの熱、ちょっとばかりの下痢、ちょっとばかりの湿疹に現代医学を使うのではなくて最も安全な副作用のない、赤ちゃんでも妊婦さんでも使えるものを先に使ってみたらどうか。
これは自己治癒力でできるのだったら自己治癒力でやってみたらいいじゃないですか。
このようなことをヒポクラテスは 2500年前に言っているのですよ。
自分の体に100人の名医がいると書いているのですよ。ヒポクラテス全集の中に。
だからこの名医を使わない手はないと。この逆療法、緩和ですけれど、現代医学ですけれど、と、同種療法をうまく使い分けたらいいと彼は書いているのですよ。

これが由井会長が話した事実です。

> 当方としては、お送りしたすべてのカギ括弧内の発言のそれぞれについて、現在のご認識を伺いたかったのですが、それに関してはいかがでしょうか?
> なお、先ほど、お電話でも申し上げましたことですが、弊紙では原稿を事前に社外に公開することはありませんので、ご理解頂ければと思います。

わかりました。そうですか、見せていただけない訳ですね。

> また、午前中にお送りしましたご質問につきましても、できるだけ早期のご回答を期待しております。

現在回答を作成しております。早急にお答えしますのでお待ちください。」

解説します。

長野剛記者は、次のように主張します。
「おっしゃる通り、由井さんは取材の間、西洋医学の必要性を述べており、必要となる条件について、質問にお書きした言葉の「西洋医学を受けなくてはまもなく死んでしまうような人ならば、受けなくては仕方がない」をおっしゃっておられました。」
しかし、JPHMAで録音を聞き、「西洋医学を受けなくてはまもなく死んでしまうような人ならば、受けなくては仕方がない」という部分を探しましたが見つけることができませんでした。そこで何度か注意深く聞いて、おそらくここが該当するのではないかという部分を見つけることができました。それが上記に書いたやりとりです。
そして長野剛記者は、由井会長が西洋医学の必要性を述べていたことを認めつつも、「西洋医学が必要となる条件を述べていた」と主張します。そしてその条件とは、「西洋医学を受けなくてはまもなく死んでしまうような人」であると由井会長が述べていると主張します。しかし実際、上記のやりとりを読めばわかるように由井会長はそのような条件を主張していません。

由井会長は次のように述べています。
「だからそれはちょっとばかりの熱、ちょっとばかりの下痢、ちょっとばかりの湿疹に現代医学を使うのではなくて最も安全な副作用のない、赤ちゃんでも妊婦さんでも使えるものを先に使ってみたらどうか。これは自己治癒力でできるのだったら自己治癒力でやってみたらいいじゃないですか。」

つまり条件を言っていたと長野剛記者が主張するのであれば、それは西洋医学を行う条件ではなく、西洋医学を行わない条件であり、しかもそれは条件というより提案と言えるものです。そしてそれは、日常のちょっとした症状には、第一に西洋医学ではなくホメオパシーを使ってみたらどうかという提案です。

こうして長野剛記者の質問を見てみると、西洋医学を行うには条件が必要でその条件とは、西洋医学を行わないと死ぬ場合で、そうでない限り西洋医学を使うべきではないと由井会長が証言しているように見せる根拠を得るための質問ではないかとさえ思えます。つまり、「JPHMAあるいは由井会長が西洋医学を頑なに否定する過激なグループである」という前提で記事を書くために、裏付けとなる証言を得る必要があり、必要な言葉を言わせるために作為的にインタビューが行われていた可能性があるということです。

実際、長野剛記者は「要するにこのまま放っておいたら病気と闘う症状によって死んでしまうと、これは西洋医学で……。」と質問しています。ようするに、「西洋医学を受けなくてはまもなく死んでしまうような人ならば、受けなくては仕方がない」という言葉は、由井会長の言葉というよりも、長野剛記者自身から発せられた言葉と言った方が正確です。由井会長に作為的にインタビューし、そのやりとりの断片を使って情報操作をしようとしていた可能性は高いと思われます。

また、「西洋医学を受けなくてはまもなく死んでしまうような人ならば、受けなくては仕方がない」という文章を人が読んだとき、どのように思うでしょうか?多くの人は次のように解釈するでしょう。
「西洋医学を受けなくてはまもなく死んでしまうような場合でない限り、西洋医学を受けるべきではない」
「まもなく死んでしまう場合は、仕方がないので西洋医学を受けなければならない」
実際、そのように解釈されてしまう可能性が多分にあります。そうすると「JPHMAは過激なグループである」という印象を読者はもってしまうでしょう。

また、「まもなく」とは言っていないのに「まもなく」という言葉が使われていますが、この「まもなく」という言葉もアクセントになっています。「まもなく死ぬという場合」以外は、西洋医学を受けるべきではない」と主張しているかのようになり、より過激なグループであるという印象を作り出そうとしているのではないかと考えます。

長野剛記者の意図が上述した質問の文章の端々から、見えてきたので、「いえ そのようなことでは、ありません。」と理事がきっぱりと否定したのです。きっぱり否定することによって、長野剛記者が意図的に加工した文章をそのまま由井会長の言葉として新聞に掲載されることを防ごうとしたのです。
これら一連の対応は、これまでの朝日新聞社のやり方から見れば、かなりの確率で、先入観を持った公平性を欠いた報道になる可能性が高いと判断したからです。

2010年8月6日 21:57 朝日新聞社 科学医療グループ 長野 剛記者

「日本ホメオパシー医学協会 ○○さま
朝日新聞の長野です。メール、ありがとうございます。
お電話も頂いたようですが、おかけしたところ、テープになってしまいました。
できましたらもう一度、おかけ願えると幸いです。
よろしくお願いいたします。」

2010年8月6日 22時00分 長野剛記者とJPHMA理事の電話でのやりとりより抜粋

(できるだけ正確に再現しています)
理事「今後、急に6時とか8時とかと言われても、日常の業務もありますので、突然連絡を受けて、その日の何時までという形で回答を求めれても、回答することができませんので、もし記事に使われる場合は、もっと事前に連絡していただきたいのですが……。それから、今回の件について明日の新聞に掲載予定なのでしょうか?」
長野「いや、まだです。」
理事「それでは、いつですか?」
長野「……。わかりません。」
理事「それでは、掲載するときにはこちらの方に連絡をいれていただけないでしょうか。」
長野「必ずしもできるとは限りません。」
理事「そうすると何故このように時間で期限を決めて、6時までとか8時までなどと言われているのでしょうか。」
長野「そのくらいで、お応えいただければと思った次第です。」
理事「そうであれば、時間で期限を決める必要はなかったですよね。時間で指定しているので明日の記事だと思い、こちらも急いで回答しようとしたわけですが……。」
長野「それは、ちょっと私の至らぬところがあったのかもしれません。」
理事「今後は、期限について、記事掲載の時期に見合う期限を設定していただければと思います。よろしいでしょうか?」 
長野「はい。」

解説します。

実際に記事が掲載されたのは、8月11日でした。突然延期になったのかわかりませんが、長野剛記者が本当のことを言っていたとすると、当日の午前、午後に質問し、当日の6時とか8時とか時間で締め切りを指定する必要があったのか疑問に思います。もちろん、こちらから返事がない場合は、返事がなかったということでそのまま使おうとしていたのでしょうが、このようなやり方は一方的すぎると思います。当協会としても9月のJPHMAコングレスに向けて、日々やらなければならない膨大な仕事も抱えていますし、当然ながら、日常の業務も抱えています。突然送りつけられてきたファックスに事実確認する暇もなければ、由井会長が言ったとされる言葉を検証するにも時間がかかります。そういう配慮は朝日新聞社にはないのでしょうか。あるいは、意図的に検証する時間を与えないようにしたかったのでしょうか。このような情報確認のやり方をいつもしているとしたら、正確な情報を入手するよりも自分の論理で都合のよいように報道することをいつも優先している取材態度であると考えます。
そもそも、由井会長は、Be Reportの取材ということで取材を受けたのであり、別の記事で流用されることなど思いもよらないことでした。
このことからも、以前に述べたように、当初長野剛記者が述べた取材目的とは違うところに、本当の取材の意図と目的があったのではないかと考えています。

2010年8月6日 22:17 朝日新聞社 科学医療グループ 長野 剛記者

「日本ホメオパシー医学協会 ○○さま
頂いたテープ起こし部分ですが、私も同様にテープ起こししております。(少々違う部分もありますね。私は由井会長を由井先生とは呼んでいないですよ)

私の質問もつたなくて申し訳ないのですが、西洋医学を受けるとか受けないじゃなくて、ホルモンがなければ死んでしまう人が、そんなの受ける受けないは関係なくやらなければ仕方がないじゃないですか。
の部分ですね。ホルモン?がよく分かりません。また、「ホルモン」の前に「受けなければ」が入っているはずです。

確かにこちらは聞きにくい部分でしたが、「西洋医学を受けるとか受けないじゃなくて、受けなくては、まもなく死んでしまうような人ならば、受ける受けない関係なく、受けなきゃ仕方がないんじゃないですか。」とおっしゃっていると受け取っています。
これを短縮して、お送りした次第です。
いずれにせよ、そちらさまのテープ起こしでも

> それは病院
> [取材者]
> ということは、由井先生、要するにこのままほっておいたら病気と闘う症状によって死んでしまうと、これは西洋医学の
> [由井先生]
> もちろん。緩和させないといけない。

となっており、「症状自体によって亡くなるような場合においては、西洋医学を受ける」ということになりますよね。私のお送りしたカギ括弧内と同義かと思いますが。
> 現在回答を作成しております。早急にお答えしますのでお待ちください。

お待ちしております。」

解説します。

由井会長は次のように述べています。
「西洋医学を受けるとか受けないじゃなくて、ホルモンがなければ死んでしまう人が、そんなの受ける受けないは関係なくやらなければ仕方がないじゃないですか。それはお医者さんが決めることじゃないですか。
本人が決められる範疇のもの、たとえば風邪をひいたら風邪薬にはしるものをじゃあ風邪でというならこのキットの中の鼻水が出るからじゃあ鼻水に合うNat-m.とか岩塩のレメディーをとってみたらと言う指示はしますよ」。

つまり、長野剛記者から、「レメディーを使っているときというのは基本的に西洋医学を受けないほうがいいということになるのですか。」という質問があったので、由井会長が、「そういう意味で言ったのではなく、たとえばホルモンが出ていない人がいたら、それは、西洋医学を受けるとか受けないという以前の話で、つまり受けなければ死んでしまうわけですから、受けるのは当たり前ですよね。そしてそれは医師が判断して決めることであり、私たちが口出すことではないということです。」という主旨のことを述べているわけです。
ところが、それが長野剛記者の手にかかると、
「西洋医学を受けなくてはまもなく死んでしまうような人ならば、受けなくては仕方がない」となり、しかもこの言葉を前後の脈絡なく単独で使うことで、前述した通り多くの人が誤解することに繋がります。
しかも長野剛記者は、以下のように主張するわけです。

> それは病院
> [取材者]
> ということは、由井先生、要するにこのままほっておいたら病気と闘う症状によって死んでしまうと、これは西洋医学の
> [由井先生]
> もちろん。緩和させないといけない。
となっており、「症状自体によって亡くなるような場合においては、西洋医学を受ける」ということになりますよね。私のお送りしたカギ括弧内と同義かと思いますが。

「症状自体によって亡くなるような場合においては、西洋医学を受ける」という内容は、由井会長が言っているのではなく、「ということは、由井先生、要するにこのままほっておいたら病気と闘う症状によって死んでしまうと、これは西洋医学の……」と自分で質問した、長野剛記者自身の言葉なわけです。
長野剛記者が作為的に質問していた可能性があると前述しましが、この自分の言った言葉に由井会長が同意したことを受けて、その断片を切り出し、由井会長はこのように言いましたよね、というニュアンスで主張してくることからも、自分の主張する論理展開にニュアンスを変えて記載してしまおうという可能性は高いと判断するわけです。

2010年8月6日 23:52 日本ホメオパシー医学協会

「朝日新聞 東京本社 科学医療グループ 長野 剛殿
日本ホメオパシー医学協会の○○です。

> 頂いたテープ起こし部分ですが、私も同様にテープ起こししております。(少々違う部分もありますね。私は由井会長を由井先生とは呼んでいないですよ)
> 私の質問もつたなくて申し訳ないのですが、

お名前のところを指摘されるのであれば、長野様が最初、由井会長を誤ってヨシイサンと呼ばれていました。取材なさる長野様が、由井会長の名前を間違えていましたので、そこのところは由井先生と統一させていただきました。

> 西洋医学を受けるとか受けないじゃなくて、ホルモンがなければ死んでしまう人が、そんなの受ける受けないは関係なくやらなければ仕方がないじゃないですか。
> の部分ですね。ホルモン?がよく分かりません。また、「ホルモン」の前に「受けなければ」が入っているはずです。
> 確かにこちらは聞きにくい部分でしたが、「西洋医学を受けるとか受けないじゃなくて、受けなくては、まもなく死んでしまうような人ならば、受ける受けない関係なく、受けなきゃ仕方がないんじゃないですか。」とおっしゃっていると受け取っています。  
> これを短縮して、お送りした次第です。
> いずれにせよ、そちらさまのテープ起こしでも

>> それは病院
>> [取材者]
>> ということは、由井先生、要するにこのままほっておいたら病気と闘う症状によって死んでしまうと、これは西洋医学の

>> [由井先生]
>> もちろん。緩和させないといけない。

> となっており、「症状自体によって亡くなるような場合においては、西洋医学を受ける」ということになりますよね。
> 私のお送りしたカギ括弧内と同義かと思いますが。

ここでの問題は文章が正確でないことが問題です。
見る側に誤解を与えないように短縮形は控えていただきたいと思います。
掲載される記事のスペースがあるからと言って、短縮してしまうと、ご存じのように意味がまったく変わってしまうことも多いですので、出すなら一部分を出すのではなく、正確な表現にして出してください。

>> 現在回答を作成しております。早急にお答えしますのでお待ちください。
> お待ちしております。

もうすぐ回答はお送りしますので、お待ちください。」

2010年8月7日 0:01  日本ホメオパシー医学協会

「朝日新聞 東京本社 科学医療グループ 長野 剛殿
日本ホメオパシー医学協会の○○と申します。
以下長野剛様からいただいたご質問です。

「日本ホメオパシー医学協会 事務局さま
お世話になっております。朝日新聞記者の長野です。
大変恐縮ですが、6月の取材で由井会長がおっしゃられた考え方について、現在も変更がないか、ご確認をさせて頂きたいと思います。
由井会長は、西洋医学について、以下のように述べていらっしゃいました。
①「西洋医学は治癒ではなく緩和である」
②「レメディで自己治癒力が触発され、出てきた好転反応を薬で抑えるのは偽ホメオパスである」
③「レメディを入れて出ようとした悪いものを薬で抑えるといういたちごっこを続けていると、寿命が短くなる」
④「西洋医学を受けなくてはまもなく死んでしまうような人ならば、受けなくては仕方がない」
大変勝手ながら、本日午後8時までにご回答頂けませんでしょうか。
よろしくお願いいたします。

上記の長野剛様からのご質問に関してですが、最初のメールで述べた通り、長野剛様がピックアップされた日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)由井会長が述べたとされる項目だけを読みますと、会話の一部分のみが切り取られているので現代医療(西洋医学)を否定しているように見えます。
由井会長は先日のインタビューでは現代医療は必要であると何度も至るところで話しておりますので、そのような記事になることはないと信じておりますが、念のため原稿を見て確認したく思い、そのお願いのメールを差し上げたしだいですが、原稿は、どうしても見せていただけないという回答でしたので、大変遺憾ですが、万一、由井会長が現代医療を否定しているかのような印象をもつような内容の記事であった場合、読者が誤解しないように、7月17日のそのときのインタビューの全部を長野剛様の了解を得て録音しておりますので、その内容を公開させていただきますのでご了承ください。
なお、上記ご質問に対しては、由井会長が述べたとして長野剛様が書かれた文章と、それに該当する個所の実際のやりとりをテープ起こししたものを以下に提示することをもって回答とさせていただきます。

②「レメディで自己治癒力が触発され、出てきた好転反応を薬で抑えるのは偽ホメオパスである」

②回答:いいえ違います。誤解のないようお願いいたします。曲解されないよう前後のやりとりを以下に提示します。

(※下記は、6月17日(Be report取材)時点での由井会長と長野剛記者の取材のやりとりより抜粋)

[長野剛記者]
出しきったら治るというのがそれがホメオパシーの基本の論理だということですね。

[由井会長]
基本なのにもかかわらずあまりちゃんと理解しているホメオパスが少ない。
特に医師ホメオパスたちは。私はお医者さんではありませんので。
私は向こうで勉強してホメオパスと言う職業でやってきていますけれど。
医師ホメオパスたちと言うのはそれがあまり理解できていないのでホメオパシー的悪化だと好転反応を嫌いますけれど。レメディーでそういう風な自己治癒力が触発されて出てきた好転反応を今度は薬で抑えるわけですよ。
そういう輩に対していわゆるハーネマンさんと言う創立者がそれはいわゆる偽ホメオパスだからそういう連中は真にホメオパスを理解できていないと。ものすごい勢いでオーガノンと言う彼のホメオパシーの原理の中に書いていますよね。

解説します。

最初に述べておきますが、由井会長ならびにJPHMAでは、たとえレメディーをとっての好転反応(=排泄反応)であっても、絶対に薬で緩和してはいけないとは考えていませんし、実際、クライアントにそのように指示していません。好転反応であっても本人が耐え難いのであれば、当然ながら薬による緩和が必要です。実際、由井会長の講演で上映されるケースにおいても、クライアントに「辛いのであれば、薬を拒否しないで、ひとまず薬をとって楽になろうよ。薬の毒出しは後でもできるから。心配しないで、ゆっくりやりましょう。」と由井会長が声をかけています。

以下は参考文献として、ハーネマン著の『医術のオルガノン』『慢性病論』からの引用です。

『医術のオルガノン』(ハーネマン著)§52より引用。
「主要な治療法は二つだけである。一つは、すべての治療行為を、もっぱら自然の厳密な観察のみに、すなわち、綿密な実験と純粋な経験だけに基づかせたものである。これがホメオパシー療法である。もう一つは、そうした治療行為をしないものである。これがアロパシー療法である。この二つはまっこうから対立する関係にある。両者を知らない者だけが、かつて両者は緊密に関係しあうことができたとか、いやそれどころか両者は統合されていたとか、こういう妄想に取りつかれるであろう。さらには、患者の好みによってあるときはホメオパシーで、またあるときはアロパシーで治療を行うので、すっかり恥をかくこともあるだろう。こうしたことは、神聖なホメオパシーに対する犯罪的な裏切りであるといってよい。」

『医術のオルガノン』(ハーネマン著)§67より引用。
「それでもなお(しかし、むだなことなのだが)、二つの方法を混ぜこぜにして治療する医師たちが新しく登場した。この注をよりどころとすることによって、彼らは、至るところで病気にこのような規則の例外を見いだす。そして、どの症例に対しても適切なレメディーを見つけだす手間を省くためだけに、アロパシーの緩和薬を、手はずよくばれないようにもちこむ。そのほかにも危険なアロパシーのがらくたも一緒にもってくる。そのうえまったくうまいことに、いかにもホメオパスらしくみえる。実際はそうでないのに。しかし、彼らのしていることがいかに危険であるかは後で示すことにする。」

『医術のオルガノン』(ハーネマン著)§148より引用。
「それでも実際、抜け目のない人たちのように彼らは、ほとんどホメオパシーとはいえない治療によって半分もうまくいかなかったとき、自分のあせる気持ちをどうすればすぐに励ますことができるかを心得ている。つまり、それよりも使い慣れているアロパシーの便利で万能な治療法をもちだしてくるのである。(中略)そして、従来の医師たちの破壊的な決まりきった治療法のなかから、それほど悩まずに選びだした処置が、治療においてはいちばん優れたものであると、あからさまにわからせようとする。しかし、よくあることだが、患者が死亡したときは、慰めようもない身内の人たちの気持ちを落ち着かせるために、次のように述べる。「ご承知のことと思いますが、故人のために、考えられるかぎりあらゆることがなされました」と。
ホメオパシーはきわめて厄介な作業を要する医術であるが、それでも治癒をしっかりともたらしてくれる。こうした医術の名前にちなんで、あのような軽薄で危険な連中に、「ホメオパシー医」と呼んで敬意を示したいと思う人がいるだろうか。彼らがそのうち病気になったときには、自分の患者に対してやったのと同じやり方で治療されるがよい。これこそ、この連中を待ち受けている報いとしてふさわしいものであろう。」

『慢性病論』(ハーネマン著)より引用抜粋。
自分の医術に自信を持っているホメオパシーの医師は、決して一滴の血も患者から奪い取らない(誠にありがたいことである。今ではホメオパシーに関してはすでにそのような熟練者の数はかなり多い)。衰弱させるこのようなやり方などは決して必要としない。そのようなやり方は治癒作用を真っ向から永遠に否定し続けることになるからだ。こうした教えに依然として立脚している半端なホメオパスたちは、残念ながらやはり、こうした方向において矛盾せざるを得ないのである(つまり治癒を望みながらも衰弱させてしまう)(1)。
(1)こういうことは初心者や実習生なら許されてもよいだろう。しかしもし彼らが、生意気にも、初心者であることをいいことに横柄な態度をしたり、瀉血や血吸いヒルの使用はなくてはならないものであると、それどころか、これこそよりすばらしいホメオパシーであると一般向けの雑誌や書籍で大げさに言いふらしたりしているなら、彼らは笑い者であろう。不器用な仕事ぶりや有頂天な様子を見ていると、彼らのことが気の毒に思えるし、同じくまた彼らの患者も気の毒に思えてくる。怠け癖とか、アロパシーの古臭いぞんざいなやり方を誇らしげに愛好する態度、このやり方はもう崩壊しているのに、とか、あるいは何度となくあるように人間愛の欠如とか、こうしたことが彼らの邪魔になっているのである。つまり、邪魔がなければ彼らは、真の有益なホメオパシーへともっと深く分け入りながら、その都度のホメオパシーの特効薬を確かに苦労しながらも正しく効果的に選ぶことによって、もはや珍しくはない熟練の域にまで自分を高めることができるのである。

③「レメディを入れて出ようとした悪いものを薬で抑えるといういたちごっこを続けていると寿命が短くなる」

③回答:誤解のないようお願いいたします。曲解されないよう前後のやりとりを以下に提示します。

(※下記は、6月17日(Be report取材)時点での由井会長と長野剛記者の取材のやりとりより抜粋)

[長野剛記者]
要するにお医者さんでホメオパシーをやっている方もそこそこの、帯津先生もそうことになるのだと思うのですけれど、要するにレメディーで出てきた好転反応を薬で抑えてしまう方が多いと。そうするとそれは薬で抑え込んでしまうから悪いものが出ないから余計よくならない……。

[由井会長]
余計悪くなるのですよ。折角出ようとして集めたものをまた上から抑えられて出ていくことができない。またレメディーを入れて出ようとしたものを、また抑えると。このようにイタチごっこをしているとはっきり言いますけれど寿命が短くなりますよね。
どちらかだけにしておけばよいのにと……。

解説します。

長野剛記者は、この言葉をもって由井会長が好転反応の症状を抑圧することの恐怖を煽っているとしたかったのではないかと推測しています。これは少々説明が必要です。急性症状というのは、実は生命エネルギーを多く必要とするものなのです。ですから生命力が大きい人は急性症状を出す力があるといえます。生命力が小さい人も急性症状を出しますが、それはある意味、生命を振り絞って健康を取り戻そうとしている姿といえます。
慢性状態にある人は、急性の排泄症状を出す力がないので慢性状態にあるといえます。しかしそういう人でも生命力が蓄えられると排泄症状としての急性症状を出すことがあります。しかしそのときに、症状が出ることが悪いとばかり、すぐに薬で抑圧してしまうと、まず健康を取り戻すために必要な異物の排泄ができない状況になります。わかりやすく言えば、排泄口が塞がれた状態になります。それでも自己治癒力が高ければ、それを振り払って症状が出ることもあるでしょうが、その場合、さらに薬の量を増やして症状がでないようにされます。症状がでないというのは、薬の直接的な作用による場合と、薬の毒性によって免疫が低下し、すなわち薬によって生命力が低下するために、急性症状を出せなくなる場合がありますが、多くの場合、その両方により症状が抑えられると考えます。
その後、再び排出できるほどの生命力が蓄えられると、体は再び、排出しようと頑張って排泄症状としての急性症状を出します。しかし、やはり症状は悪いと思って、すぐに症状が薬で抑圧されてしまいます。そして慢性症状はいつまでたっても改善されません。むしろ老廃物は蓄積する一方ですからどんどん悪くなります。上記のプロセスというのは、通常、長い時間をかけて行われますが、これは長い時間をかけて生命力を消耗しているプロセスといえます。
しかし、レメディーを使用した場合、上記のプロセスが加速されてしまうのです。具体的にいえば、慢性症状から急性症状に移行したときに、薬で急性症状を抑圧して、その後レメディーをとると、すぐに好転反応として排泄症状が始まります。そしてそれをまた薬ですぐに抑圧して、その後すぐにレメディーをとるとまた急性症状がでてきます。
前述した通り、急性症状を出すというのは、多大な生命力を必要とすることであり、レメディーで急性症状を出して薬で急性症状を抑圧してということを繰り返していると、生命力を短期間に大量に浪費することと薬がそれだけ短期間に大量に入りますので、結果として寿命が短くなるということです。これは経験的にも言えることです。
つまり根拠なく恐怖を煽るために述べているのではなく、根拠があって注意を促すために述べていることなのです。恐怖を煽って人をコントロールすることと、事実を伝えて、各人の判断材料にしてもらうこととは全く別の話であるということです。
インフルエンザはある意味、レメディーと同じ自己治癒力を引き出す媒体であるともいえます。この限られた紙面では誤解される可能性がありますので、正確に理解していただくために、『それでもあなたは新型インフルエンザワクチンを打ちますか?』を読まれることをおすすめします。
繰り返しますが、これは症状を抑圧することの恐怖を煽っているのでも好転反応を抑圧することの恐怖を煽っているのでもないということです。ホメオパシー利用者が事実として知っておいたほうがよいこと、つまり伝えておいた方がよいことだと考えるので、伝えているということです。そしてそれぞれが、それぞれのケースにおいて薬を使うか、使わないかの判断をしていただきたいと思っています。たとえ排泄症状だとしても辛く苦しいというのであれば、一時薬をとって緩和することも必要でしょう。しかし、排泄症状(好転反応)の安易な抑圧はよくないというのは、JPHMAの基本的な考えであります。ですからホメオパシーを行うにあたり、好転反応があるということをしっかり理解してもらうことが大切だと思っているのです。したがって事前にたとえば、由井会長の『症状は有り難いDVD』など視聴することを推奨しているのです。

④「西洋医学を受けなくてはまもなく死んでしまうような人ならば、受けなくては仕方がない」

④回答:いいえ違います。誤解のないようお願いいたします。曲解されないよう前後のやりとりを以下に提示します。

(※下記は、6月17日(Be report取材)時点での由井会長と長野剛記者の取材のやりとりより抜粋)

[長野剛記者]
ということはこちらのお考えではレメディーを使っているときと言うのは基本的に西洋医学を受けないほうがいいということになるのですか。

[由井会長]
西洋医学を受けるとか受けないじゃなくて、ホルモンがなければ死んでしまう人が、そんなの受ける受けないは関係なくやらなければ仕方がないじゃないですか。それはお医者さんが決めることじゃないですか。
本人が決められる範疇のもの、たとえば風邪をひいたら風邪薬にはしるものをじゃあ風邪で 言うならこのキットの中の鼻水が出るからじゃあ鼻水に合う、Nat-m.とか岩塩のレメディーをとってみたらと言う指示はしますよ。
[長野剛記者]
そのレメディーを普通の病気、まあ交通事故とかあって……。

[由井会長]
それはすぐに病院です。
[長野剛記者]
ですよね。あるいは、たとえば肺炎で高い高熱……。

[由井会長]
それは病院
[長野剛記者]
ということは、由井先生、要するにこのままほっておいたら病気と闘う症状によって死んでしまうと、これは西洋医学で……。

[由井会長]
もちろん。緩和させないといけない。彼らのものは治癒ではなくて緩和なのですよ。
緩和って大事ですよ。緩和の医学も。だからそれはちょっとばかりの熱、ちょっとばかりの下痢、ちょっとばかりの湿疹に現代医学を使うのではなくて最も安全な副作用のない、赤ちゃんでも妊婦さんでも使えるものを先に使ってみたらどうか。
これは自己治癒力でできるのだったら自己治癒力でやってみたらいいじゃないですか。
このようなことをヒポクラテスは 2500年前に言っているのですよ。
自分の体に100人の名医がいると書いているのですよ。ヒポクラテス全集の中に。
だからこの名医を使わない手はないと。この逆療法、緩和ですけれど、現代医学ですけれど、と、同種療法をうまく使い分けたらいいと彼は書いているのですよ。」

この部分に関してはすでに十分に説明していますのでここでの説明は省略します。

①「西洋医学は治癒ではなく緩和である」

①回答:いいえ違います。誤解のないようお願いいたします。曲解されないよう前後のやりとりを以下に提示します。

[長野剛記者]
症状の緩和であると、西洋医学は……。

[由井会長]
治癒ではない。
[長野剛記者]
まあだから結局重症であれば受けなければ……。

[由井会長]
ならないでしょう。薬に関してはホメオパスがどうのこうの言うわけにはいかない。
患者さんの方がどんどん治っていくと自分で減らすのですよ。
これはレメディーが効いているのだからこれはいらないと言うのですよ。不思議と。
それは私たちは止めようがない。患者の意思ですから。
薬に関しては あーしろ、こーしろとは私たちは言わないのです。

解説します。

西洋医学は症状=病気と考えて症状がなくなればそれで治癒したと考え、症状を無くすために薬を開発してきたと思います。しかしホメオパシーでは、症状は本来の自然な生命からずれてしまったために、それが結果として症状として現れていると考えます。症状は基本的に排泄だと言いましたが、排泄しなければならない異物等が留まっていた状況というのは、異物を異物として認識できない免疫力の低さがあり、それは、本来の自然な生命がどこかで滞っているからであると考えます。
ですから根本原因というのは、症状の奥にある生命力の滞りであると考えるわけです。
生命力というものは、その人の生き方、考え方と大いに関係します。また環境の影響も受けます。
結局病気は、社会も含めた、生き方、考え方がどこかで間違っていますよというお知らせなわけです。
生き方、考え方が自然ではないから、生命力が滞り、老廃物が蓄積し、ある段階で自己治癒力がそれを排泄し浄化しようとして急性症状が出てくるわけです。

さて、朝日新聞社の一連のホメオパシー関連の記事を読みますと、当協会が現代医療(西洋医学)を否定しているかのようにとられかねない内容になっております。
しかし、当協会は現代医療を否定してはおらず、現代医療と協力してやっていくという立場をとっており、協会会員に周知徹底しておりますので、その事実をきちんと伝えていただきたくお願いいたします。
現に、日本ホメオパシー医学協会 認定(プロフェッショナル)ホメオパス倫理規程で下記のように定義しております。

プロフェッショナルホメオパス倫理規程第3条3項により
「本協会認定ホメオパスは、クライアントが病院での検査、診察等(以下、検診という)を受けることに否定的であってはならない。
病院での検診が必要と判断される場合は、速やかにその旨をクライアントに伝えなければならない。なお、検診を受けるか否かの最終判断は、あくまでもクライアントが行うものであり、本協会認定ホメオパスが強制することはあってはならない。
ただし、慢性疾患のクライアントに対しては、病院での定期的な検診を勧めることが望ましい。」

このように当協会は、会員規定にも盛り込みきちんとやっておりますし、由井会長も学校の講義においても折りに付け現代医療の重要性について学生、ホメオパスに説明しております。

以下は2010年8月6日AN(FAX) 朝日新聞社 長野剛記者よりの質問その1への回答です。

なお、一番最初にいただきましたご質問についてですが、個別の案件については調査中であり、事実が明確でありませんので、現段階でのコメントは控えさせていただきます。
ただし、上述した通り協会としては現代医療の必要性について周知徹底しておりますが、万一もし末端において周知徹底されていないという事実があるようでしたら、今後、調査してより一層の周知徹底をはかってまいる所存です。

それから、朝日新聞社の記事において気になったことは、ホメオパシーの効果を否定するような論調になっていることであります。
ホメオパシーの有効性の科学的メカニズムについては確かに現段階においては解明されていないかもしれませんが、ホメオパシー療法の有効性については疑う余地のないものであり、それは赤ん坊、動物においてもその有効性が顕著に見られるという事実からもプラシーボ以上のものであることは疑う余地がありません。また全世界的に多くの医師がホメオパシーを使っているという事実からもご理解いただけると思います。またホメオパシーの有効性を示す文献はいくらでもありますので、きちんと調査されるようお願いいたします。
ですから、ホメオパシーの有効性に関する科学的根拠がないことと、ホメオパシーの有効性がないことは全く別のことですから、事実として、ホメオパシーが有効であるという記事を書いていただきたいと思います。

また、前回Be reportの記事掲載の2日前に以下のように長野剛様にお知らせしております。

「英国NHSでのホメオパシーの保険適用について新しい情報が入りました。
英国政府は、国民健康保険におけるホメオパシーへのアクセスを維持する事に決定しました。本件、ホメオパシー国際評議会(ICH)の  トップページに以下の文章が掲載されております。
http://www.homeopathy-ich.org/

ということで、リンクの該当ページを和訳してお知らせしております。
しかし、長野剛様から、

「先日取材させて頂いた要素を盛り込んだ記事はお伝えした通り、31日の弊紙別刷りbeに掲載予定ですが、残念ながら、すでに印刷が始まっており、お伝え頂いた内容は盛り込むことが出来ません。(中略)、
今後、続報を書く時に是非参考にさせて頂きたいと思います。」

と回答いただいておりますが、本来、最新の正しい情報を伝えるのが報道の立場ですので、刷り直すのが本筋ですが、回答頂いているように、是非、紙面で訂正頂きたいと思います。
特に英国で保険適用が否定されると誤解の与えるような表現のまま記事になってしまったこと、そして、あたかもイラストで「英国国会全体がホメオパシーにNO」といった誤解を与えるような掲載になっている前回の記事内容を今回の掲載時には紙面で修正するようお願いいたします。
朝日新聞社の記者行動基準にもありますようによろしくお願いいたします。

日本国民がホメオパシーの恩恵に与る機会を失わせるような記事が世に出るとしたら、それは大変残念なことですので、くれぐれもよろしくお願いいたします。

以上、よろしくお願いいたします。

2010年8月7日 01:41 朝日新聞社 科学医療グループ 長野 剛記者

「日本ホメオパシー医学協会 ○○さま
最終的なご回答、頂きました。
大変夜分までお手数をおかけして、申し訳ありませんでした。
頂いたご回答を参考に、公正な記事を目指させて頂きます。
この度は本当にありがとうございました。」

解説します。

公正な記事を目指させていただきますということでしたが、日本ホメオパシー医学協会は「現代医療を否定してはいない。」という一言が載っている以外は、8月11日の記事においても、残念ながら公正な記事とはほど遠いものでありました。7月31日付けの記事の訂正も行われませんでした。今回は由井会長の発言として誤解されてしまう形での引用を防ぐことができましたが、今後、由井会長の言葉が不適切に使用される可能性も考え、また、今回の朝日新聞社の実際の手法を知っていただくために朝日新聞社とのやりとりを公開することとしました。

2010年8月13日 (金)

ホメオパシー新聞その4 「ホメオパシー利用者 複数死亡例 通常の医療行為を拒否」(8月11日付朝日新聞朝刊 社会面掲載 担当 朝日新聞東京本社 科学医療グループ 長野剛記者と同医療グループ 岡崎明子記者)

「ホメオパシー利用者 複数死亡例 通常の医療行為を拒否」
(8月11日付朝日新聞朝刊 社会面掲載
担当 朝日新聞東京本社 科学医療グループ 長野剛記者と同医療グループ 岡崎明子記者)

8月11日付け朝日新聞朝刊社会面で報道され、朝日新聞東京本社科学医療グループ長野剛記者、同医療グループ岡崎明子記者が担当し、「ホメオパシー利用者 複数死亡例」と報じられた記事について日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)よりコメントします。

2010年8月11日、朝日新聞東京本社 科学医療グループ 長野剛、岡崎明子記者
(1)「ホメオパシー利用者 複数死亡例」

「ホメオパシー利用者 複数死亡例」という見出しを人が見た場合、ホメオパシー療法で直接的に死亡したと思うことでしょう。つまり多くの人が、ホメオパシーは危険な療法であるというイメージをもつことになってしまいます。しかし、実際のところホメオパシー療法で死ぬことはありません。これは最も安全な代替療法の1つであるホメオパシーを著しく誤解させるものです。人間ですから報道する側も感情と利権が入り込む事もあろうかと思いますが、公に伝えることを職業にしている記者は、事実を正確に書く訓練がなされなければなりません。そうしないと報道の意図的操作に繋がってしまうことになります。

2010年8月11日、朝日新聞東京本社 科学医療グループ 長野剛、岡崎明子記者
(2)「通常の医療行為を拒否」

今回の記事は、全体的に「ホメオパシー利用者」と「通常の医療を拒否する人」という、この二つの異なる事象を結びつけた報道になっていますが、この二つを結びつけるだけの十分な根拠があって報道しているのか疑問に思います。

ホメオパシー利用者は日本国内だけでおそらく何十万人います。そしてホメオパシーと関係なく、通常の医療を受けることを拒否する人もおそらく何百万人といるでしょう。たとえば、かぜを引いたときに病院に行ったり薬をとることを拒否する人などはさらに多くいるでしょう。重病なのに、通常の医療を拒否する人もおそらくたくさんいるのではないかと思います。もちろん、ホメオパシー利用者の中にも頑なに現代医療を拒否している人はいると思います。

その点を考慮し、由井会長自らも、日頃の講演でもよく「ホメオパシーが絶対正しいとし、現代医療を頑なに拒否することのないようにして下さい。そのような人がホメオパシーを潰すことに繋がってしまうのですよ。必要なときは病院に行きましょう。
薬もとりましょう。臨機応変に対応しましょう。」と注意を促しています。

ホメオパシーを推進している団体として、当協会としても、ホメオパシー利用者が、ホメオパシーを愛好するあまり、現代医療を頑なに拒否するということがないよう、当協会や普及団体を通して発信していくと同時に、協会会員に今一度指導の徹底を図っていきたいと考えます。

しかしながら、ホメオパシー利用者であるなしにかかわらず、頑なに現代医療を拒否する人はいます。
特に、過去に現代医療を受けてとても辛い経験をしたしたことがある人は、その傾向が強いようです。

本来、どのような医療を選択するかは、個人の尊厳(憲法13条)で保障されている自己決定権として、個人の自由意志に基づいて行われるべきものであり、個人の信条に立ち入ることができない部分があるということは、理解されなければならない点であると考えます。もし、それを超えて、立ち入ることが許される人がいるとしたら、それは唯一、親ではないかと思います。
今回の2件の死亡例をホメオパシーと結びつけて大きく報道することは、公正な報道の在り方として正しくないと考えます。まして「ホメオパシー利用者複数死亡例」とか「ホメオパシーを利用している人の中で、病気が悪化して死亡する例が相次いでいる。」として記事を報道することは、ホメオパシー叩きを目的とした情報操作であるように考えられます。

2010年8月11日、朝日新聞東京本社 科学医療グループ 長野剛、岡崎明子記者
(3)「代替療法ホメオパシーを利用している人の中で、病気が悪化して死亡する例が相次いでいる。」

上述した通り、ホメオパシーが死因でもないにもかかわらず、上記のように書かれると、多くの人が、ホメオパシーは危険は療法であると誤解してしまうことでしょう。まるで多くの人が誤解するよう意図して書かれているようにも思えます。

2010年8月11日、朝日新聞東京本社 科学医療グループ 長野剛、岡崎明子記者
(4)「さいたま市では昨年5月、生後6カ月の男児が体重5千グラム前後の低体重のまま死亡した。両親は助産師の勧めでホメオパシーに傾倒。市によると、病院での男児のアトピー性皮膚炎の治療や予防接種も拒否していたという。市児童相談所は、病院の受診拒否などを虐待と判断。保健師の指導で男児が4月に入院した際、両親が連れ戻さないよう病院に要請していた。男児は5月2日に死亡した。」

本ケースは司法解剖も行われており、事件性がないことが明らかになっています。すなわち、乳児の死亡とホメオパシーの因果関係がないことはもちろん、虐待もなかったということが判明しています。このようにホメオパシーと関係のないことをあたかもホメオパシーとの関連において死亡したかのような印象をもつように記事全体が構成されています。

このケースは、児童虐待の事実がしっかりと確認できない中、虐待の通報が児童相談所になされ、その延長線上で、一方的に母子が引き離された後に容態が急変し亡くなった事例です。まだ赤ちゃんなのですから、突然母親と引き離されてしまったらやっぱりとても不安で恐怖になったと思うのです。母子が一緒にいることがとても大事なことだったと思います。

朝日新聞の報道で問題なのは、このケースのようにホメオパシーやホメオパスと直接的に関係のないケースもホメオパシー利用者ということで、ホメオパシーとの関連において報道し、いかにもホメオパシーに問題があるかのようなニュアンスを醸し出していることです。ホメオパシー叩きを目的に報道しているようにしか見えません。

またこのケースは、実際に虐待がなかったことが判明し終息しているにもかかわらず、わざわざ1年前のことを掘り起こし、「市児童相談所は、病院の受診拒否などを虐待と判断」とあたかも虐待があったかのように記事を書き、全国紙で報道するというのは、虐待の嫌疑をかけられ子どもを引き離された中で子どもを亡くしたご両親の悲しみの心情を考えたとき、報道倫理において問題ないのだろうかと思ってしまいます。ホメオパシー利用者で死亡例を見つけることができず、「ホメオパシー利用者、複数死亡」あるいは「ホメオパシー利用者、相次いで死亡」という記事を書くために引っ張り出されたのでしょうか? もしそうだとしたらご両親への配慮に欠けるたいへん遺憾な報道だと思います。

長野剛記者が朝日新聞社のブログで、被害者がいなくて記事が書けないので、被害者を募集する、あるいは情報提供を募集するようなことが書かれていましたが、記者としての倫理観が欠如しているのではないかと思います。

また長野剛記者は、朝日新聞社のブログの中で以下のように述べています。

「私自身は、ホメオパシーのレメディー自体に、なんらかの効果があるとは思っていません。それは、記事にも紹介した2005年のランセットの論文や、その他のホメオパシー研究を集めて検証した論文が、妥当で説得力のあるものだと思っているからです。それは「効果がない」ことの検証になっています。もう一つ、理由があります。「効果がない」ことの検証ではありませんが、「効くわけ無い」という理屈です。(中略)。なお、「長野記者はレメディーを試したのか」とのご指摘も頂きました。試していません。私にとって、ホメオパシーの取材はどきどきするものです。正直にいって臆病者の私には、負のプラセボ効果がありそうです。

長野剛記者は本当に2005年のランセットの論文をきちんと解析し、検証したのでしょうか? 
この論文の不当性については、すでに以下で説明しています。
http://jphma.org/About_homoe/jphmh_be_report_20100811.html

また、英国エリザベス女王を担当する医師ホメオパスのピーター・フィッシャー氏も2006年にランセットの論文について批判しています。⇒http://www.jphma.org/fukyu/country_100814.html

ホメオパシーの有効性を示す文献はやまほどあるにもかかわらず、長野剛記者は 「なんらかの効果があるとは思っていません。」と決めつけ、効果がないと思う理由の一つが欠陥論文と言われているランセットの論文であり、もう一つの理由が「効くわけ無いという理屈です。」と言うわけです。一度もホメオパシーを試したことがない人が、200年の歴史の中で多くの治癒実績があり、たくさんの人の病気を治癒に導き、たくさんの人の命を救ってきたホメオパシーを効果がないと決めつけ、しかもその理由が「効くわけがないから」という言葉で片付けるわけです。事実を検証し、事実に基づき公正に報道することが、記者に求められる倫理、行動、責任であると考えますが、このように偏見にとらわれ事実を、直視できない長野剛記者が、公正な観点からホメオパシーの記事を書くことができるわけがないと思います。

2010年8月11日、朝日新聞東京本社 科学医療グループ 長野剛、岡崎明子記者
(5)「アトピー性皮膚炎の治療や予防接種も拒否していたという。市児童相談所は、病院の受診拒否などを虐待と判断。保健師の指導で男児が4月に入院した際、両親が連れ戻さないように要請していた。」

「アトピー性皮膚炎の治療や予防接種も拒否していたという。」とあたかも、このこと自体が虐待に当たるような書き方をしています。実際、予防接種をしていなかったとしても、予防接種は1994年、予防接種法改正により、義務接種でなく任意になっていますので、本人の責任において判断するものになっています。またアトピー性皮膚炎の対処で代替療法を親が選択したことが「虐待」と判断されるのでしょうか。

2010年8月11日、朝日新聞東京本社 科学医療グループ 長野剛、岡崎明子記者
(6)「5月16日、東京都東大和市内の病院の集中治療室。女性は、悪性リンパ腫が悪化して人工呼吸器を付け、声も出せない状態だった。親交のあった荒瀬牧彦牧師=めぐみ教会(東大和市)=が見舞うと、手話で3回、「ごめんなさい」と訴えた。ホメオパシーに頼り、前日に救急搬送されたばかり。入院から11日後に死亡した。
荒瀬牧師は「最後の最後になり、自分の誤りに気づいたのかもしれない」と話す。
両親によると、女性がホメオパシーを始めたのは3年前。離婚直後で精神的に不安定な時に友人に紹介された。昨春から体調を崩し、全身の痛み、強い肌荒れを訴え始めた。荒瀬牧師は何度も病院受診を勧めた。だが女性は「今までのホメオパシーの努力が無駄になる」と拒み続けたという。
5月には外出も困難に。激しい胸の痛みに母親(69)が救急車を呼ぼうとすると、「西洋医学はダメ」と最後まで拒んだ。気を失いかけたすきに、母親が救急車を要請。搬送先で、初めて悪性リンパ腫と診断された。」

上記の件についても、朝日新聞に掲載されたこれまでの記事内容から、正確な内容を伝える報道ではない可能性(恣意的に情報が加工された可能性)が高いと考えています。なお、本件につきましては8月初旬に荒瀬牧師から当協会に対して、要望書及び直接の打ち合わせを希望する手紙が届いており、現在、荒瀬牧師と打ち合わせの日程を調整しているところです。したがって、現段階でのコメントは控えたいと思います。

ビタミンKの件もそうですが、話し合いがなされる前や裁判が行われる前に一方の言い分をもとに事実の断片を個人の偏見に基づき報道することで、片寄った報道に繋がると考えています。

2010年8月11日、朝日新聞東京本社 科学医療グループ 長野剛、岡崎明子記者
(7)「ホメオパシーでは、病気の症状が重くなっても、自然治癒力が増した証拠の「好転反応」ととらえる。これが患者を病院から遠ざけているという指摘がある」

この記事には主語がなく、誰の指摘なのかが明かになっていません。
好転反応については、こちらの記事でコメントしていますので、参考にしてください。
http://jphma.org/About_homoe/jphmh_be_report_20100811.html

「ホメオパシーでは、病気の症状が重くなっても、自然治癒力が増した証拠の「好転反応」ととらえる。」とありますが、上記の書き方ですと、病気の症状が重くなったら無条件に好転反応と捉えるかのような印象をもちます。しかし疾患が進行し、病状が悪化することは好転反応とは言いません。疾患の進行による病状の悪化なのか排泄症状としての好転反応なのかの見極めは、経験を積んだプロのホメオパスであれば、概ね正確に判定できるとしても常に100%正確に判定できるものでありません。それは医師の診断にも同じように言えることだと思います。

したがって当協会会員がクライアントが病院に検査に行くことを止めることもないし、判断がつかないときはホメオパスが積極的にクライアントに検査をすすめることになっています。もちろん、重病人の場合は病院にかかりながらホメオパシー療法をすることが大事であると考えていますし、医師とホメオパスが協力して治療にあたる場合もあります。このように医師とホメオパスが、現代医学とホメオパシー医学のそれぞれの専門性を生かし、協力し合うことが大切でありクライアントの利益になると考えます。

なお、今回のこの記事が出る前に長野剛記者から7月31日のBe Reportの取材でインタビューしたときの由井会長が話した内容からの引用として、間違いないかどうかの確認を求めるファックスが時間指定で送られてきました。

これによってそのとき取材した内容を流用して再び長野記者が記事を書こうとしていることがわかりましたが、そのときに長野剛記者が由井会長の発言として現在も同じ考えであるかとJPHMAに確認してきた内容が、話の流れの中で解釈されるべき発言を部分的にピックアップしていたことから、前回同様今回の記事でもまた、取材の中での由井会長の発言を恣意的に加工し使われる可能性がきわめて高いと判断しました。この危険性を察知し、長野剛記者には事前に注意を促しています。このやりとりに関しては今後掲載していきます。

長野剛記者がピックアップした言葉と今回の記事内容から推測できることは、由井会長の考えのもと、当協会の会員が通常の医療行為を拒否する過激なグループでそれによって死者が相次いでいるかのような印象を読者に与える記事を書こうとしていた可能性が高いということです。しかし、上述した通り、事前に注意を促す文書を送ることで、長野剛記者としてもそれを使って、簡単に記事にすることができなくなったと考えています。

2010年8月11日 (水)

ホメオパシー新聞その3 2010年7月31日付 朝日新聞東京本社朝刊Be report取材における朝日新聞東京本社 科学医療グループ長野剛記者の取材方法と報道の公平さに関する問題点について

日本ホメオパシー医学協会(略称JPHMA)は、2010年7月31日付けで掲載された記事(http://www.asahi.com/health/feature/homeopathy.html)は、先入観や偏見なく、事実を公正・公平に報道するという倫理を逸脱した記事であったと判断します。

またこの記事を書いた朝日新聞東京本社 科学医療グループ 長野剛記者の取材方法ならびに報道姿勢については、取材目的を隠蔽し、先入観と長野剛記者の個人的な片寄った信条により、公正でない取材活動と、片寄った情報の報道になっていると判断します。

長野剛記者が書いた記事内容(朝日新聞社内の長野剛記者のブログを含む)と、実際の長野剛記者の取材の過程の両方から、JPHMAが問題と考える点を以下に取り上げて説明していきます。

2010年6月14日、朝日新聞東京本社 科学医療グループ 長野剛記者

(1)「朝日新聞土曜版Be reportでホメオパシー特集の企画があり、最近政府の統合医療プロジェクトの関係など日本でも話題になってきており、今トレンドのホメオパシーについて、自分自身はよく知らないので詳しく教えてほしい。日本の主要なホメオパシーの団体であるJPHMAに是非とも取材をお願いしたい。そして可能ならば、由井会長からホメオパシーについてお話をうかがいたい」

2010年6月14日、朝日新聞東京本社 科学医療グループ 長野剛記者からJPHMAに対して電話にて上記の通り取材依頼がありました。JPHMAとしては、今トレンドになっているホメオパシーを特集で紹介するための取材ということでしたので、これを受けることにし、長野剛記者の希望通り、JPHMAの会長である由井が対応しました。
こうして、朝日新聞東京本社 科学医療グループ 長野記者による取材は、6月17日に、世田谷区池尻のカレッジ・オブ・ホリスティック・ホメオパシー(CHhom)1階教室にて1時間30分以上にわたって行われました。ホメオパシーの原理から、教育体制、歴史、科学的根拠、国際的な状況など幅広い内容についての長野剛記者の質問に対し、由井会長はハーネマンの教えに基づき丁寧に誠意をもって回答を行いました。
なお、長野剛記者の同意を得て録音していた上記取材のやりとりに関しては、全文をホームページに掲載します。7月31日の記事以降にも長野剛記者が新たにホメオパシーの記事を書くことがわかり、またこのときに取材した内容を流用しようとしていることがわかりましたが、そのときに長野剛記者が由井会長の発言として現在も同じ考えであるかとJPHMAに確認してきた内容が、話の流れの中で解釈されるべき発言を部分的にピックアップしていたことから、今回の取材での由井会長の発言を恣意的に加工し使われる可能性がきわめて高いと判断したからです。この危険性を察知し、長野剛記者には事前に注意を促しています。このやりとりに関しても順次掲載していきます。

7月31日 朝日新聞土曜版 Be report(長野剛記者)

(2)「問われる真偽 ホメオパシー療法」

話をもとに戻しますが、「問われる真偽 ホメオパシー療法」という掲載された記事の大見出しからわかるように、実際は、トレンドとしてのホメオパシーを紹介することが取材の目的としてあったのではなく、長野剛記者のホメオパシーに対する先入観による片寄った理解と独善的な信条に基づく、ホメオパシー叩きを行うことが主な目的だったと考えられます。
上記は、朝日新聞本社 科学医療グループのブログで長野剛記者自身が語っている以下の内容からも明らかです。
このように、取材目的を隠蔽しJPHMAに近づき取材を行ったものと考えます。結果として公平でない内容が掲載されました。

8月3日 朝日新聞 医療サイト「アピタル」(長野剛記者)

(3)「私がホメオパシーの記事を書こうと思ったのはかなり昔です。近所のお母さんで、お子さんの食物アレルギーをホメオパシーで治そうとしていた方がいたのです。「アナフィラキシーが起こってもホメオパシーで治すの? 死ぬんじゃないか?」と思いました。
具体的な「被害」の例がつかめず、なかなか書けなかったのですが、「be」の流行紹介のコーナー(be report)で書くという手を思いつき、6月中旬に着手した次第です。ただ、もっと具体的な「被害例」を集め、ホメオパシー治療の実際について、もっと世間に発信したいと思っています。」
https://aspara.asahi.com/blog/kochiraapital/entry/kNKQFuNbTK

上記のコメントからわかるように、朝日新聞 科学医療グループの長野剛記者はホメオパシーに対する偏見と予断をもって、今回の記事を作成するための取材をすすめ、必然的にホメオパシーの効果に否定的な見解をもつ人物への取材とホメオパシーの効果に否定的な情報だけを集め記事にしたことがわかります。こうして本来の公正な視点から報道するという記者が行うべき立場を逸脱した報道姿勢によって、ホメオパシーの歪んだ報道へと繋がってしまったと考えます。

なお、アナフィラキシーショックを起こしたとき、JPHMAではもちろん、救急車を呼び然るべき医療機関に行くことをすすめます。しかし、同時に救急車を待っている間、レメディーをとることをすすめます。なぜなら、ホメオパシーのレメディーには、そのような症状に合うレメディーがあり、実際にそのような状況において多くの命がホメオパシーのレメディーで救われたという事実があるからです。最近山でスズメバチに刺されショック死した人がいましたが、その人もしくは、一緒にいた人が基本的なレメディーをもっており(たとえばミツバチから作られたApis[エイピス]というレメディーが基本的なレメディーとしてあります。またスズメバチから作られたレメディーもあります)、救急車を待っている間にそのレメディーをとることができたら、助かっていた可能性があります。

治癒原理を科学的に説明できないという理由だけでホメオパシーを否定するならば、現代医療を受ける機会を逸しさせる責任があるとしたら、ホメオパシー療法を受ける機会を逸しさせた責任も同様にあると考えます。なぜならホメオパシーの有効性を示す文献は過去200年の歴史のなかでやまほど存在し、ホメオパシーの有効性については疑う余地がないからです。

7月31日 朝日新聞土曜版 Be report(長野剛記者)

(4)「気が遠くなる程薄めた「毒」をのむことで病気を治す」
「「症状を起こす毒」を、よく振りながら水などで薄め、砂糖粒に染み込ませたものだ」
「薄める毒は3千種、毒草のトリカブトや、昆虫、鉱石など3千種類」
「薄める時によく振ることで、毒のパターンが水に記憶される」と協会会長の由井寅子さんは解説する。」

長野剛記者が取材時および電話での追加取材時に何度も「毒」という言葉を使うので、ホメオパシーのレメディーはハーブ、草木、昆虫、ミネラル、鉱物など、多種多様なものから希釈振盪してつくられるので、「ホメオパシーの原物質=毒」ではないと説明し、JPHMA理事が長野剛記者に事実に即した正確な表現をお願いしました。しかし、今回の記事を読むとわかるようにJPHMAが指摘した点が記事に反映されることはなく、すなわち正確に記載されることはなく、「毒」という言葉を多用し、「ホメオパシー=毒」というマイナスイメージで報道されることになりました。上記の経緯があってこのように報道されたことから、長野剛記者は意図的にホメオパシーは危険であるというマイナスイメージを読者に与えようとしていたと考えます。

さて、取材後に朝日新聞東京本社 科学医療グループ 長野剛記者から、下記内容で追加の質問メールがJPHMAにありました。

7月10日 メール内容(長野剛記者)

(5)朝日新聞の長野です。

先日は由井寅子理事長の取材を設定して頂き、ありがとうございました。取材の時もお伝えしたとおり、ホメオパシーを代替医療研究からの観点でもご紹介すべく、取材を続けております。その取材の中で、治療効果のエビデンスについて2点、由井さんに改めてご質問させて頂きたい点が出て参りましたので、メールを差し上げる次第です。できましたら、由井さんのご回答を文書でいただけませんでしょうか。

ご質問は以下の2点です。

1:2005年、スイスのベルン大のシャン医師らのグループは英医学誌ランセットに論文を発表し、「ホメオパシーの医学的効果はプラセボ効果に過ぎない」との結論を述べました。ホメオパシーの医学的効果を調べた110件の研究例(論文105本分)をメタアナリシスという手法で検証した結果です。比較のために同じ手法で西洋医学の110件の研究例を分析した結果では、西洋医学の薬の効果は「あった」としています。
ホメオパシーに治療上の効果がないと断言する研究成果について、どのようなご見解をお持ちですか。

2:今年2月、英国議会下院の科学技術委員会は、上記の論文など多数のホメオパシー研究を検討した結果、「ホメオパシーにはプラセボ効果以上の治療上の効果はない」と結論し、政府に対して保健医療でのホメオパシーへの公費支出の停止などを勧告しました。由井さんは私がインタビューさせて頂いたとき、「ホメオパシーは英国議会も認めている」と仰っていましたが、それはいつ、どの時点での見解でしょうか。また、この英国下院の政府への勧告について、どのようなご見解をお持ちでしょうか。

なお、誠に勝手ながら、16日金曜日までにメールでご返答頂けると幸いです。お電話でお伝えしたとおりで、回答が不可能なものについては、ご回答頂かなくても結構です。ただし、回答が不可能な旨も、ご連絡頂ければ幸いです。

大変お手数をおかけし誠に恐縮ですが、よろしくお願いいたします。

上記の長野剛記者からの質問に対し、JPHMAからは、16日金曜日までという日付指定があったので、それまでに間に合わせるべく努力して資料を集め、上記に関する関連資料を合せ、以下に示す42ページに及ぶ内容を送付しました。

このときは長野剛記者の取材目的がホメオパシー叩きにあるということなど夢にも思わず、この素晴らしいホメオパシー療法を日本国民に知らしめてくれるという有り難い気持ちでいっぱいで、限られた時間の中で日本いるJPHMA理事、英国にいるJPHMA理事が力を合わせ、可能な限り誠実に対応させていただきました。

  • ランセットの記事の信憑性に対する各界からの反論
  • そして、様々なホメオパシーに関するエビデンス
  • 英国国会が最も安全な代替医療であると認めた英国貴族院の公開ホームページアドレス
  • 英国下院の勧告は決定でなく、英国会のコンセンサスがとれたものでないこと
  • 欧州各国でのホメオパシーの法的地位、保険適用等の状況など
  • ホメオパシー推進での医療推進

しかしながら、当協会から提出された42ページの資料は長野剛記者には都合の悪いものだったのか、ホメオパシーが英国貴族院で最も安全な代替医療と認めている件や、英国国会科学技術委員会の勧告は片寄ったもので国会内でも問題となっている件、欧州各国で様々なレベルで政府にホメオパシーが認められている件、そして、200以上に及ぶ、様々なテーマとレベルでのホメオパシーの有効性を示す論文リストなどを含め提出しましたが、これらに関しては精査されずに無視されたようです。

本来このような調査は長野剛記者自身が行うべきことだと思いますが、大変手間がかかると思ったのでしょうか、当協会に全てを調べさせたということも言えます。
またランセットの論文に疑問を投げかけた複数のコメントについても無視されたようです。
ランセットの論文に関しては以下に説明します。

7月31日 朝日新聞(Be report 長野剛記者)

(6)「05年にスイスのベルン大学のチームが110件の研究から極めて良質な8件を選び出し、ホメオパシーの効果の有無を総合判定する論文を英医学誌ランセットに報告した。チームは、良質な論文群を包括的に分析した結果、「ホメオパシーはプラセボ(偽薬)効果に過ぎない」と結論づけた。
偽薬効果とは、薬効が全くない物質でも、本人が「効く」と信じて飲めば効くことがあるという効果のことだ。つまりベルン大の結論は「ホメオパシー自体には、治療効果は全くない」ということを意味している」

科学雑誌「ニューサイエンティスト」誌のコンサルタント、マイケル・ブルックス氏は、医学誌「ランセット」が、「ホメオパシーはプラシーボ以上のものではない」と結論づけたシャン氏の2005年8月27日号の論文は、欠陥論文であり、「ランセット」の学術誌としての価値を貶(おとし)めたとして、以下の本の中で言及しています。

「13 THINGS THAT DON'T MAKE SENSE THE MOST INTRIGUING SCIENTIFIC MYSTERIES OF OUR TIME(邦訳題 『まだ科学で解けない13の謎』)」(楡井浩一訳 草思社)
この本の中で、ブルックス氏は、ベルン大学のシャン氏とその研究チームがランセットで発表した上記論文については、ホメオパシー共鳴者でないクラウス・リンデとウェイン・ジョナスなど、複数の科学者が欠陥論文であると指摘しています。「ランセット」ともあろうものが、この手の「不備のある」調査結果を掲載したことに愕然としていたことに触れています。第13章(304ページ)以降もこの件について触れられています。

同書は、まだ科学では解明されていない13のテーマを取り上げて論じていますが、12番目は、プラシーボ効果(ニセ薬でも効くなら、本物の薬はどう評価すべきか?)、13番目に、ホメオパシー・同種療法(明らかに不合理なのになぜ世界じゅうで普及しているのか?)を取り上げ、ホメオパシーについて、賛否両論の立場から論じています。そして、そこには非常に示唆に富む内容が含まれています。

長野剛記者には、事前にランセットの論文に疑問を投げかけた複数のコメントについてお知らせしたにもかかわらず記事に反映されることはなく無視されました。

7月31日 朝日新聞(Be report 長野剛記者)

(7)「偽薬効果とは、薬効が全くない物質でも、本人が「効く」と信じて飲めば効くことがあるという効果のことだ。つまりベルン大の結論は「ホメオパシー自体には、治療効果は全くない」ということを意味している」

朝日新聞社の一連の記事において気になることは、ホメオパシーの効果を否定するような論調になっていることです。ホメオパシーの有効性の科学的メカニズムについては確かに現段階においては解明されていないかもしれませんが、ホメオパシー療法の有効性については疑う余地のないものであり、それは赤ん坊、動物においてもその有効性が顕著に見られるという事実からもプラシーボ以上のものであることは疑う余地がなく、「本人が「効く」と信じて飲めば効く」というレベルのものではない、膨大な治癒実績があります。

JPHMAが長野剛記者に提示したホメオパシーの有効性を示す文献は、世界中にある文献のごく一部に過ぎず、きちんとホメオパシーの調査をする意志があるならば、いくらでも見つけることができるものです。公正な報道とは、ホメオパシーの有効性を示す文献をきちんと調査した上で行うべきであると考えます。

今後は、ホメオパシーの有効性に関する科学的根拠がないことと、ホメオパシーの有効性がないことは全く別のことですから、事実として、ホメオパシーが有効であるという記事を書いていただきたいと思います。

さて、こちらが長野剛記者からの質問に答え、42ページにわたる資料を提出しました後、英国政府がホメオパシーのNHS適用継続を決定という新事実が判明したことを以下のように7月28日に長野剛記者に伝えました。

7月28日 メール内容(JPHMA)

朝日新聞 科学医療グループ 長野様
お世話になります。英国NHSでのホメオパシーの保険適用について新しい情報が入りました。
英国政府は、国民健康保険におけるホメオパシーへのアクセスを維持する事に決定しました。
本件、ホメオパシー国際評議会(ICH)のトップページに以下の文章が掲載されております
http://www.homeopathy-ich.org/

和訳(JPHMA)

英国議会下院に提出された、科学技術委員会のホメオパシーに関する報告書に対して、英国政府の正式な対応が発表されました。英国政府は、患者が、十分な説明を受けた上で自分の治療法について選択することができ、家庭医が患者に代わって、複数の療法を選択する権利を持つべきであるという姿勢で回答しています。
英国議会下院科学技術委員会は、3月、ひどく落ち度のある取調べの末、例えば、ロイヤル・ロンドン・ホメオパシック・ホスピタル(王立ロンドンホメオパシー病院)などの外来クリニックで適用されている国民健康保険(NHS)は、今後はホメオパシーには適用すべきではないと推奨しました。
科学技術委員会の報告書では、ホメオパシーの有効性に関して証拠がないため、国民健康保険の適用をすべきでないというものでした。「国会議員によるホメオパシーの適用停止推奨」というような大見出しの下でPRされたその報告は、実は、これがたった一人のホメオパシーに懐疑的な国会議員に煽られて始められ、10名以下の国会議員によって実行に移され、最終的にはたったの3名(そのうちの2人は調査に参加したかどうかさえ分からない)の議員によって承認される、といった慌ただしい調査の結果でした。その懐疑的な国会議員は、5月の英国国会選挙で既に議席を失っています。
この報告書に対して、政府の回答は、以下のようなものでした。「患者は、十分な説明を受けた上で自分の治療法を選択することができ、医師は、法律によって定められている規制と方針の枠組みの中で、特定の状況において、その患者に最も適切と思われる治療法を施す事ができるべきである。」
さらに次のように述べています。「ホメオパシーに対する国民健康保険(NHS)適用を引き続き支持する私たちの立場として、ホメオパシーのような補完治療、代替療法を含む、どのような治療法が、患者にとって適切なのかを判断し、その上で提供するのに、最も相応しい立場にいるのは、ホワイトホール(英国政府)よりも、むしろ、各地のNHSと医師たちである、というものである。」
政府の回答文書は、以下のウェブサイトに掲載されています。
http://www.dh.gov.uk/prod_consum_dh/groups/dh_digitalassets/@dh/@en/
@ps/documents/digitalasset/dh_117811.pdf

JPHMA事務局

これに対し、長野剛記者から以下の返信がありました。

7月28日 メール内容(長野剛記者)

(8)「メール、ありがとうございます。大変参考になりました。
でも、英国厚生省の文書も「ホメオパシーに効果がある」ということは示せていませんね。
今後、英国でどのような議論が展開されるのか、大変興味があります。
先日取材させて頂いた要素を盛り込んだ記事はお伝えした通り、31日の弊紙別刷りbeに掲載予定ですが、残念ながら、すでに印刷が始まっており、お伝え頂いた内容は盛り込むことが出来ません。一般紙面と違うため、前もって印刷してしまうのです。
ご承知の通り、貴会認定ホメオパスの助産師さんを相手取った山口の訴訟も始まるなど、国内でもホメオパシーを巡る議論が始まりそうな雰囲気ですし、今後、続報を書く時に是非参考にさせて頂きたいと思います。今後ともよろしくお願いいたします。
長野剛 」

こうして、新聞発行日までに、3日もあったにもかかわらず、事実でないことが報道されました。「英国会 ホメオパシーにNO!」という文字の大きく目立つイラストを入れて、また記事のリード中にも、「だが、この療法が公的医療の一角を占める英国は今年、議会委員会がその効果を全面否定、公的医療から外すよう政府に勧告した」と掲載し、英国国会内のホメオパシー懐疑派の一議員(前回の総選挙で議席を失っています)が中心となって行った一委員会の勧告があたかも英国国会全体の決定であるかのように報道となり、英国国会全体が、ホメオパシーを否定したかのような印象を持たせる形で掲載されたことは海外事情の正確な取材不足にも原因があると考えます。

もし、3日前に記者が知ったのであるなら、最新の事実を報道するよう、刷り直したり、訂正文章を本誌や広告を入れたりして正確に報道しようとするのが本来の新聞社の報道姿勢ではないかと思います。このことで、あたかも英国でホメオパシーが公的医療からはずされるような誤解や、英国会が全面否定したような事実と異なるイメージを多くの読者に与えたという事態を招き、はなはだ遺憾です。

加えて、記事掲載前には、朝日新聞長野剛記者からの追加質問に答え、当該の下院勧告に対しては、議員から反対の動議が出されており国会全体の総意でもないことや、英国国会がホメオパシーが最も安全な代替療法と認められた証拠となる資料の提出を求められ、英国貴族院のWebサイトのアドレスに公開されている情報をアドレスつきで送信していますが、それが記事に反映されることはなく、ここにも先入観と予断に基づいた朝日新聞 長野剛記者の報道の姿勢に問題があると考えます。

8月3日 朝日新聞 医療サイト「アピタル」(長野剛記者)

(9)「さて、今回の取材では、ホメオパシー団体からも「効く」とする「学術的」な論文を頂きました。英国のホメオパシー病院で「ホメオパシーを利用した人の7割が健康が良くなった」とするものです。ダブルブラインドの観点からすれば、突っ込みどころ満載でした。」

最初の長野記者の取材時に、たまたま、英国ブリストルのホメオパシー病院の来院者追跡調査のレポートが話題になり、長野剛記者がぜひ詳細を知りたいので送ってほしいということを言われましたので、原文を送りしました。

その時は、長野剛記者からダブルブラインドの調査結果の論文を求められたという事実はありません。あくまでも話の流れの中でたまたま英国ブリストルのホメオパシー病院の来院者追跡調査のレポートが話題になり、その資料を長野剛記者が要求されたのでお送りしたものです。

上述した通り、長野剛記者には、下記リンクにあるように、JPHMAからダブルブラインドテストでホメオパシー有効と判断された複数の論文を含め送付していますがその内容は無視されています。

  • ※詳細は、JPHMAホームページリンクで紹介しています。

長野剛記者のブログでは、「ダブルブラインドテストを経て「効く」となれば、ホメオパシーは本物です。記事中に紹介したのは、2005年に発表された英医学誌ランセットの論文。ランセットは医学雑誌の中でも最も権威ある論文誌のひとつです。」と発言しています。このランセットの記事の信憑性に関しては上述した通りです。長野剛記者は、権威あるものは、中身をしっかりと検証せずに正しいとし、ホメオパシーの効果に肯定的な成果を見い出した論文はしっかりと検証せずに否定したものと思われます。

7月31日 朝日新聞(Be report 長野剛記者)

(10)「インターネット上にも「被害」の訴えは多い」

長野剛記者自体がアピタルのブログで、「私がホメオパシーの記事を書こうと思ったのはかなり昔です。」と書いています。そのホメオパシーを書こうと思ったのは、以下の理由によります。
「近所のお母さんで、お子さんの食物アレルギーをホメオパシーで治そうとしていた方がいたのです。「アナフィラキシーが起こってもホメオパシーで治すの? 死ぬんじゃないか?」と思いました。」
つまり、ホメオパシーで治そうとして人が死ぬのではないかと思い、そのような問題が生じないだろうかと被害者が出てくるのを待っていたことがわかります。そしてこのように書いています。
「具体的な「被害」の例がつかめず、なかなか書けなかったのです」
つまり、かなり昔にホメオパシーをたたこうと思って狙っていたのですが、かなり長い間、被害者が出てこず、書くに書けなかったことがわかります。このことからも「インターネット上にも「被害」の訴えは多い」という表現は適切ではないと考えられ、朝日新聞の行動倫理規定に基づく公正な取材にも抵触するものではないかと考えます。

8月3日 朝日新聞 医療サイト「アピタル」(長野剛記者)

(11)「具体的な「被害」の例がつかめず、なかなか書けなかったのですが、「be」の流行紹介のコーナー(be report)で書くという手を思いつき、6月中旬に着手した次第です。ただ、もっと具体的な「被害例」を集め、ホメオパシー治療の実際について、もっと世間に発信したいと思っています。「治る」と信じた結果、かえって通常医療を受ける機会を逸してしまったような方は、いらっしゃいませんか? ぜひ、お話をお伺いしたいと思います。お心当たりのある方はぜひ、アピタル編集部(apital&asahi.com)=&を@に変えてください=までご連絡ください。」

(12)「私としては、「こういう問題が指摘されていますよ」という投げかけをした以上、「実際にこういう例があります」「こんな例もあります」という事例紹介をしていくべきだと思っています。つまり、「被害報告」を紙面でしたいと思います。
おっしゃる通りで、予防注射拒否はありそうですね。周産期に関してはよくご存じの通り、読売新聞がスクープした山口の訴訟の件がすでにありますし。
山口のように訴訟まで発展していれば、それを知ることさえできれば記事として書きやすいです。でも、それ以前の状況ならば、複数例を知る必要があると思っています(←業界の相場感的に)。
ただ、正直言って、私自身に実例を探すつてはありません。ネットも割に探したつもりですが、直接本人にコンタクトできそうな書き込みには出会えていません。ぜひ、良い情報がありましたら、お教え下さい。よろしくお願いいたします。

上記のように長野剛記者は、朝日新聞社のブログの中で被害者の募集をしていますが、このように被害者を募集している点、また募集する理由(記事を書くため)も、新聞記者の公正な報道の姿勢として大いに問題であると考えます。

7月31日 朝日新聞(Be report 長野剛記者)

(13)「好転反応について、ホメオパシー医学協会の由井さんは「症状は有り難い」との持論で説明する。ホメオパシー治療では、病気の症状がかえって激しく出ることがあるが、それは治療で自己治癒力が向上したことの証しの「好転反応」で、有り難いことなのだ、という理論だ。こんな極論を信じた結果、患者は症状が悪化しても「良くなっている」と思いこみ、病院に行くのを拒否する、というのが梅沢さんの指摘だ。」

「最大の問題は、現代医学を否定し、患者を病院から遠ざける点にある」と指摘する。

このような記事の書き方では、読者は2010JPHMAならびにJPHMA由井会長が、あたかも現代医学を否定し、患者を病院から遠ざけているかのような印象をもってしまうと考えます。逆に言えば、そのような印象をもたせたいという意図を感じます。

朝日新聞社の一連のホメオパシー関連の記事を読みますと、当協会が現代医療(西洋医学)を否定しているかのようにとられかねない内容になっています。しかし、当協会は現代医療を否定してはおらず、現代医療と協力してやっていくという立場をとっており、協会会員に周知徹底しています。現に、日本ホメオパシー医学協会 認定(プロフェッショナル)ホメオパス倫理規程で下記のように定義しています。

プロフェッショナルホメオパス倫理規程第3条3項により
「本協会認定ホメオパスは、クライアントが病院での検査、診察等 (以下、検診という)を受けることに否定的であってはならない。
病院での検診が必要と判断される場合は、速やかにその旨をクライアントに伝えなければならない。なお、検診を受けるか否かの最終判断は、あくまでもクライアントが行うものであり、本協会認定ホメオパスが強制することはあってはならない。
ただし、慢性疾患のクライアントに対しては、病院での定期的な検診を勧めることが望ましい。」

このように当協会は、会員規定にも盛り込みきちんとやっていますし、由井会長も学校の講義においても折りに付け現代医療の重要性について学生、ホメオパスに説明しています。したがって当協会会員のクライアントに関しては、患者が極論を信じ病院に行くのを拒否するということは通常生じ得ないと認識しています。

症状は有り難いという主旨は、臓器不全などの重疾患から生じる症状などは別として、症状というものは基本的に体内老廃物を排出しようとしている現れであり、それは自己治癒力が向上することで、自己と非自己を認識する力(免疫力)が向上し、結果、自分でない異物を排出する力が向上し、排泄がより多くなるということがあり、これを好転反応としています。このように排泄症状としての症状は体内浄化のために必要なプロセスであると考えています。好転反応についての考えは、ホメオパシーに限らず、代替療法において一般的であると考えます。記事にするのであれば、極論で片づけるのではなく、きちんと好転反応の意味することを説明する責任があると考えます。もちろん、好転反応といえども、絶対、薬で抑圧してはならないということではなく、症状の程度とクライアントの状況によって臨機応変に対応するものであります。このようなことは説明するまでもなく当然のことであると考えます。

しかし、ホメオパシーは200年の歴史の中に膨大な治癒実績があります。もし、好転反応を全面否定もしくは過剰に否定するとしたら、排泄としての症状を過剰に恐れさせ、本来不必要な薬の使用や安易な薬での症状の抑圧に繋がるものです。このような本来止めるべきでない排泄症状としての症状の抑圧を何度も繰り返していると、体内老廃物は排出する出口を失い、やがて重い疾患へと繋がっていくと考えます。JPHMAとしては、この記事を読んだ多くの人が、ある意味、梅沢医師の言葉を流用するなら、症状はすぐに薬で止めるべきであるという極論を信じた結果、患者が、体内老廃物を排泄し健康になろうとしているにもかかわず、悪くなっていると思い込み、安易にそして過剰に症状を抑圧する方向に向かうことがあるとするならば、それこそが危険であると考えます。そして日本国民がホメオパシーの恩恵に与る機会から遠ざけることになるとしたら、それはとても残念なことであります。

7月31日 朝日新聞(Be report 長野剛記者)

(14)「がん治療も可能かと聞くと、「そうです」と由井会長は力強く答えた。」

由井会長の発言と掲載されていますが、実際のインタビューの流れから、必ずしも力強く答えたのではありません。ホメオパシーは自己治癒力を触発する療法で、どんな病気も自らの自己治癒力で治っていくのですが、どのような文脈の中で語ったのかということがわからないと、この文章だけをみると読者に誤解される可能性があります。取材時のインタビュー全文を確認ください。

長野剛記者のやり方は別件にても明らかにしていきます。そこでは、由井会長への取材内容から、由井会長の発言を都合よく抜き出し、そのまま、記事掲載をしようという意図がくみ取れる質問状が送られてきましたので、前述したとおり、長野剛記者に注意を呼びかけています。

多くの読者、朝日新聞のネット配信記事や朝日新聞 長野剛記者がブログを書いているアピタルなどの情報を通じて、多くの国民に対し、ホメオパシー、日本ホメオパシー医学協会、また、由井寅子JPHMA会長、JPHMAに所属する会員助産師に対して、間違った認識を与える非常に不適切なものであります。さらに、山口地裁の件などについて行われたその後の朝日新聞社の取材と事実でない8月5日の片寄った事実でない報道(東京本社医療グル―プ 岡崎明子記者)をしています。
長野剛記者は新聞社としてはホメオパシーについて「公平に」事実を報道するためにと、他の関係者にも取材したいと何度も言われていました。何をもって「公平に」と言っていたのでしょうか。結果、実際に掲載された記事や、長野記者が発言しているブログの内容がそれを裏付けています。

公平とは、偏見を持たない、賛成、反対など立場の違うものの意見もしっかりと取材して、先入観なく公平にインタビューし事実を正確に判断、検証して記事にするというのが記者のモラルと考えます。

7月31日 朝日新聞(Be report 長野剛記者)

(15)「分子が1個も残らないほど希釈するのだから、レメディーは単なる「砂糖粒」とした上で、「最大の問題は、現代医学を否定し、患者を病院から遠ざける点にある」と指摘する。」

上記はニセ科学に詳しい大阪大学の菊池誠教授の発言として紹介しています。菊池誠氏については、既成理論からホメオパシーの有効性を説明できないという理由でホメオパシーを似非科学と断定し、ホメオパシーの有効性を示唆するものは無視するという科学的態度と無縁の人物です。そして長い間、彼自身のブログにてホメオパシー叩きをやってきていることで有名な人です。公正な取材は、菊池氏のようなホメオパシーに対して偏見をもつ人物ではなく、少なくともホメオパシーに偏見をもたず、中立な立場で使用して研究したことのある人物に行うべきと考えます。

7月31日 朝日新聞 Be report 長野剛記者

(16)埼玉医科大学の大野智講師の「日本の行政はホメオパシーを含む代替医療について、ずっと当たらず障らずの立場を続けてきた。効かないものは効かないということも、国は情報発信すべきだ」

上記の意見はもっともだと思います。この大野智講師がどういう研究結果を前提としてこのような発言をされたのかが明確になっていません。すなわち、たとえば末期ガン患者へのホメオパシーへの有効性についてなのか、ガンに限らずホメオパシーの有効性を否定しているのかが明確になっていません。何か恣意的に情報を操作している感が否めません。

当協会が言えることは、前提として、「ではなぜ、200年間にわたって全世界に広がり、いまや漢方、食事・栄養療法などと並び、主要な代替医療、健康法としてホメオパシーが取り組まれてきたのか」、補完・代替医療として世界各国が取り組み、多くの医師、療法家が取り組んでいることにはそれなりの理由があるからです。科学的なメカニズムがまだ実証されていないからといって、その療法自体に価値を認めないということではなく、臨床成果などの事実から、エビデンスを積み重ねていく態度が必要だと考えます。学術成果を検証していただくためにも、是非多くの方に、日本ホメオパシー医学協会 第11回コングレス(学術集会)へ参加していただきたいと思います。

以下「朝日新聞記者行動基準」より、「公正な報道」の部分を引用します。

公正な報道

  1. 正確さを何より優先する。捏造や歪曲、事実に基づかない記事は、報道の信頼をもっとも損なう。原稿はもちろん、取材メモなど報道にかかわる一切の記録・報告に、虚偽や捏造、誇張があってはならない。
  2. 筆者が自分であれ他の記者であれ、記事に誤りがあることに気づいたときは、速やかに是正の措置をとる。
  3. 記事を構成する情報の出所は、読者がその記事の信頼性を判断するための重要な要素であり、可能なかぎり明示する。
  4. 客観的事実を伝える記事と主張・評論の記事との区別が、読者に分かるようにする。
  5. 記事が特定の個人や法人などを批判する場合、その当事者の言い分を掲載するよう努める。

上記照らして見たときに、今回の長野剛記者の取材のしかた、記事の報道のしかたには、多くの問題があることがわかります。このような取材方法と片寄った報道が許されてよいのでしょうか?
JPHMAから発信されるこのような情報は、朝日新聞社の記事を見る人々の1000分の1ほどしか目にされることはないでしょう。多くの人は朝日新聞の記事をそのまま信じてしまっていると思います。しかしJPHMAとしては、少数ながらもJPHMAを応援してくれる人がいる以上、朝日新聞の取材のやりかた、報道のしかたなどを含め真実を伝えていくことが大切であると考え、これからも情報を発信していきます。そしてそれをどのように受け取るかは、一人一人の判断に委ねたいと思います。

2010年8月10日 (火)

ホメオパシー新聞その2 J-CASTが配信した「朝日新聞VSホメオパシー協会 治療に医師免許必要なのか巡り」のインターネット記事について

J-CASTが配信した「朝日新聞VSホメオパシー協会 治療に医師免許必要なのか巡り」のインターネット記事について

8月10日11時12分配信 J-CASTニュースに掲載され、Yahooニュース、エキサイトニュース、MSNニュース、ライブドアニュースなどに転載されている上記記事の中の(1)~(5)の記事内容について、日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)からコメントします。

ヤフーニュース

エキサイトニュース

Msnニュース

Jcastニュース

ライブドアニュース

(1)J-CAST掲載記事より

「しかし、朝日新聞社の広報部に取材すると、コメントは明確だった。
「当該記事は確かな取材に基づいて掲載したものです」というのだ。」

マスコミとして、表現の自由が尊重されるのは当然ですが、確かな取材に基づいたかどうかは、取材の経過も含めて、朝日新聞社の定める「行動基準」にも照らし、偏見なく、公正・公平な報道がなされたかという点を吟味し、検討する必要があります。この点については、日本ホメオパシー医学協会のホームページにて、今後、詳しく説明していきます。

(2)J-CAST掲載記事より

「医師免許がなくても治療できるというのは、本当のことなのか。」

これだけを読むと、当協会が、医師免許がなくても誰でも治療できると主張しているかのように述べていると誤解されるおそれがありますので、説明します。

当協会ホームページに以下のように書きました。

「治療法は現代医学の治療法以外にもたくさんあり、それぞれの治療法を習得したプロフェッショナルであれば、その知識と技能を用いることを生業としてよいわけです。」

つまり無条件に医師でなくても誰でも治療できるということではなく、ある治療法を専門に学びその知識と技術を習得し、それが権威ある認定機関によって試験され合格し、職業保険を有する職業団体に加入することをもってプロフェッショナルな職業人とし、その治療法を職業としてよいということを述べているものです。もちろん職業としてよいかどうかは、その治療法が実績あるものであるかどうか、安全性の程度もかかわってくると考えます。そういう観点から、「ホメオパシーは200年前から世界的に膨大な治療実績がある治療法であり、日本ホメオパシー医学協会が認定するホメオパスは、プロの基準を満たしているので、ホメオパシー治療を職業とするのに何の問題ない」というコメントをしたわけです。
安全性に関しては、過去に英国国会が代替療法の中でホメオパシーは最も安全な療法であると結論付けたことがあるからも問題がないと考えます。

(3)J-CAST掲載記事より

厚労省の医事課によると、医師法では、医学的な判断や技術をもってするのでなければ、患者の人体に危害を及ぼすかその恐れのある行為は、医師しかできない。これには、現代医学であるかどうかの線引きはないという。そして、「治療とは、一般的に医師の判断が必要なものを言います。」とする。ただ、医師しかできないかどうかは、治療の内容によるという。個別具体的に見ていくしかないというのだ。

厚労省が実際に何と説明したのかはわかりませんが、上記だけを読むと、「治療とは一般的に医師の判断が必要なものをいうが、治療の内容によっては必ずしも医師しかできないということはなく、つまり医師以外でも治療することができるが、一般論化できるものではなく、個別に具体的に見ていく必要がある。」と判断できます。
上記については正しいと考えます。

(4)J-CAST掲載記事より

「医学的な判断や技術をもってするのでなければ、患者の人体に危害を及ぼすかその恐れのある行為は、医師しかできない。」

上記に関しては、現代医療の知識が必要な医学的診断や現代医療を用いた治療行為などのことを指していると考えます。たとえば、聴診器をあてる、薬を処方する、手術をする、検査をするなどです。そうであれば全くその通りであり、当協会会員はそういうことは全くしておりません。
当協会は現代医療や薬は疑う余地もなく重要なものであり、医師、薬剤師等の職業の重要性、専門性を十分認識し尊重しています。

(5)J-CAST掲載記事より

「これには、現代医学であるかどうかの線引きはない」

上記に関しては、法律上は明確に線引きしていないというのはその通りと思いますが、常識的に考えて、他の治療法を十分に習得していない、あるいは全く習得していない医師が、医師であるという理由だけでその治療法を自由に使う権利があるということにはならないと考えます。

いわゆる代替療法については、食事・栄養療法、音楽療法、ヨガや気功、整体などを含め、その安全性が確認され、十分な治癒実績があれば、その療法を業として為してよい可能性があると考え、また、それを職業とすることは、憲法の職業選択の自由の当然の要請であると考えます。

またその療法を受けるかどうかは、国民が選択する自由を有するものであり、安全性を確保しながら、国民の選択の自由の幅を尊重することが、全体としての医療の発展及び公衆の利益に合致するものと考えます。そして、現代医学を行う医師と代替療法の専門家が手に手をとって協力して、それぞれの専門性を生かし、国民の健康に貢献していくことが大切であると考えます。

2010年8月 5日 (木)

ホメオパシー新聞その1 8/5付 朝日新聞 「ホメオパシートラブルも 日本助産師会が実態調査」記事への見解

8/5付 朝日新聞 「ホメオパシートラブルも 日本助産師会が実態調査」記事への見解

朝日新聞等のマスコミによるホメオパシー一連の報道について その1

8月5日付朝日新聞朝刊、社会面にトップに掲載されている(1)~(8)の記事内容について、日本ホメオパシー医学協会(JPHMA)からコメントします。

この山口地裁の訴訟については、昨日(8/4)、第1回の口頭弁論があり、JPHMA会員の助産師側は、損害賠償請求の棄却を求めています。つまり、原告の請求事実を認めず、裁判の場で争い、事実を明らかにしていくというプロセスに入ったので、真相は裁判を通じて今後明らかになっていくものです。このように事実に争いがある中で、予断をもったマスコミの報道姿勢に基づく一方的な内容の記事には、大きな問題があると考えています。

また、本件に関連したマスコミ報道の中で、あたかも乳児死亡がホメオパシーに原因があるかのような印象をもつような記事も見かけますが、そもそもホメオパシーレメディーをとって死亡することはありません。
この記事を読んだ読者が誤解しないように、誤解しそうな部分を抜粋し以下にひとつひとつ説明していきます。

なお、山口での訴訟に関係する内容については、現在民事訴訟が進行中ですので、JPHMAとしては現段階でのコメントを控えさせていただきます。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(1)「ワクチンを打つなとか、薬を飲むななどと主張する過激なホメオパシーグループも存在する」

ホメオパシーを医者だけに推進している、川嶋朗准教授の発言として掲載されていますが、この記事を読んだとき、人はJPHMAがあたかもそのグループであると誤認してしまうことが懸念されます。川嶋氏は以前にも、このように事実でないことをJPHMAの問題責任のように、ある雑誌に発言していたことがありました。
川嶋氏に、その事実の確認を依頼しましたが、なかなか回答が得られず、弁護士を通じて、回答するように抗議をした結果、最終的には、JPHMAの問題ではないということを明らかにした事例がありました。

JPHMAは、法律的に義務化されていない限り、国民1人1人がワクチンやクスリの害と効用をしっかりと知り、選択すべきものであると認識しています。当然、ワクチンを打つなとか、薬を飲むななど主張する立場でもなく、そのような主張を行っているという事実も全くありません。国民1人1人が判断する材料として、ホメオパシーの考え方や臨床経験から情報提供しているのみです。

また、JPHMAは、協会倫理規定にも書かれている通り、現代医学とホメオパシー医学の両者の長所を生かして医療機関との協力体制を理想とする姿勢を1998年の設立以来一貫して打ち出しています。
現在、川嶋氏に上記発言の事実確認、事実である場合、過激なホメオパシーグループは本当に実在するのか?実在するとしたらそれはどのグループなのか確認しているところです。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(2)「レメディーを投与するのは医療行為である。」

川嶋氏の発言として掲載されていますが、この発言が事実であれば、川嶋氏は、医師法17条の解釈を間違って解釈していると考えられます。すなわち、医師法の17条「医師でなければ、医業をなしてはならない」の解釈として、治療してよいのは医師だけであると川嶋氏は判断していると考えられます。しかしそうすると、日本国憲法の職業選択の自由に抵触しますから、必然的に、医師法17条が意味するのは、「現代医学を修得した医師しか、現代医学に基づく治療をしてはならない」と解釈しなければなりません。

治療法は現代医学の治療法以外にもたくさんあり、それぞれの治療法を習得したプロフェッショナルであれば、その知識と技能を用いることを生業としてよいわけです。

ホメオパシーは200年前から世界的に膨大な治療実績がある治療法であり、日本ホメオパシー医学協会が認定するホメオパスは、プロの基準を満たしているので、ホメオパシー治療を職業とするのに何の問題ないというわけです。なお、川嶋氏に発言の事実確認および事実であるなら発言の根拠を求めていきます。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(3)「薬の処方権がある人以外がホメオパシーを使うのは大きな問題だ。」

川嶋氏の発言として掲載されていますが、ホメオパシーのレメディーは、薬ではなく食品となっており、レメディーを与えることは医療行為に当たりません。レメディーがあたかも薬であるかのような表現をすることは、事実誤認であり、多くの人に誤解を与える表現です。

ホメオパシーは現代医学とは全く異なる考え方をし、専門知識が必要であり、ホメオパシーをしっかり学んで資格をとったものがプロのホメオパシー療法家としてホメオパシー療法を行うべきであり、現代医学の医師や歯科医師といえども、ホメオパシーをしっかり学んでいないものが行うべきではありません。

一方で、全世界的にもホメオパシーは代替医療の主流と認められており、世界各国の空港、スーパーマーケット、ドラッグストア等で誰でもレメディーを購入することができ、セルフケアの方法としても一般的です。川嶋氏の医師しかホメオパシーを扱うべきではないという考えは世界的な流れに逆行するものです。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(4)「日本ホメオパシー医学協会にも、通常の医療を否定しないよう申し入れた。」

これは日本助産師会の発言として掲載されていますが、JPHMAは日本助産師会からそのような申し入れを受けたという事実を有しておらず、今、日本助産師会に事実確認を行っているところです。このような書き方をした場合、あたかもJPHMAが通常の医療を否定しているかのような印象を人々がもってしまいます。事実は前述した通り、JPHMAは通常医療を否定しておらず、現代医療と協力してやっていくという立場をとっています。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(5)「ホメオパシーを全面的に否定しないが、ビタミンK2の使用や予防接種を否定するなどの行為は問題があり、対応に苦慮している」

これは日本助産師会の岡本専務理事の発言として掲載されていますが、これもこの記事を読んだ場合、JPHMAがビタミンK2の使用や予防接種することを否定しているかのような印象をもってしまいます。事実は前述(1)した通りです。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(6)「元の物質の分子が残らないほどに希釈した水を含む砂糖玉が体に作用を及ぼす」との考えが科学的におかしいのは明らか。」

大阪大の菊池氏の発言として掲載されていますが、もしこれが事実としたら、研究もせずに、自分の持つ価値観、自分が学んだ範囲でのみ考えて結論を出し、頭から否定するというのは、科学者として頭が固すぎるといわざるを得ません。過去の歴史からも、未知のものを既知としていくところにこれまでの発見があり、発展があるということを学ぶことができるのに、そのことさえも認識されていません。
科学的に根拠に関しては、以下のRAHUK体験談の管理人のコメントが参考になると思います。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(7)「限りなく薄めた毒飲み「治癒力高める」

あたかも毒が入っているような表現であり、ホメオパシーに関する誤解を生じかねません。この記事の中で毒が強調されているように思いますが、レメディーの原料として確かに毒物もありますが、毒物でないものもたくさんあります。また原料として毒物として使うものも最終的には無毒化されており、薄めた毒という表現は適切ではありません。

朝日新聞8月5日付 福井悠介、岡崎明子記者
(8)100倍に薄めることを30回繰り返すなど、分子レベルで見ると元の成分はほぼ残っていない

100倍希釈を30回繰り返した場合、10の60乗倍希釈となり、原成分はほぼ残っていないのではなく、1分子も全く、残っていません。

  • ※約10の24乗倍希釈で原成分は1分子もなくなります。

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